266
TECHNICAL GUIDE
屋外も屋内規定を準用
対地電圧に制限がある
地絡は自動で遮断する
過電流遮断器もそろえる
266
引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
充電の逆向きではなく
供給用の基準がある
EV・PHV・FCVから建物へ電気を送る設備。通常とは逆向きに
流すため、漏れたら止める・流れすぎを止めるを両方そろえる
2
つの保護
5
段階で確認
1
つは非常用
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【113】|電気自動車等から電気を供給するための設備等の施設」
SECTION
01
この章で答えること
車から家へ電気を送る
災害時の停電対策として、非常用電源に使うことを想定
このセクションで扱うこと
01
対地電圧と配線
02
接続ケーブルの扱い
03
そろえる保護装置
02
止める仕組みを二重にそろえる
電圧・配線・保護
対地電圧には制限がある
感電を防ぐため電路の対地電圧が制限される
設計の段階で規定値を超えないか確認する
屋外も屋内の規定を準用
屋外や屋側の配線も、屋内配線と同等の
安全性を確保するため屋内の規定に従う
車と供給設備をつなぐケーブルは、感電防止のため原則として外箱を取り除く。
漏れたら自動で止める
地絡が生じたときに電路を自動で遮断する
装置を設けて、感電のリスクを下げる
流れすぎも止める
短絡などに備えて過電流遮断器を設ける
2つをそろえて初めて保護が成り立つ
発電が早期に停止したときの、中性線への過電流にも配慮しておく。
特定の構造と安全性能を満たすケーブルであれば、外箱付きでも認められる。
03
取り違えやすいところ
配線・接続・保護
ありがちな理解
実際は
根拠・補足
充電設備の逆で
供給
用の基準がある
対地電圧
にも制限が
屋外は別基準
屋内
の規定を準用する
屋側
の配線も同じに
外箱はそのまま
原則
は取り除いておく
条件
を満たせば例外も
遮断器だけで
地絡
の自動遮断も要る
2つ
をそろえて守る
中性線は負荷の不均衡による過電流に配慮する
この4つ、すぐ答えられますか
屋外配線の考え方
屋外や屋側の配線も、屋内配線と同等の安全性を確保するため屋内の規定を準用する
接続ケーブルの扱い
感電防止のため原則として外箱を取り除く。条件を満たせば外箱付きも可
そろえる保護装置
地絡時に電路を遮断する装置と、短絡に備えた過電流遮断器の2つ
想定している用途
主に非常用電源としての活用。災害時の停電対策として建物へ供給する
通常とは逆向きに電気を流す設備なので、止める仕組みを二重にそろえる考え方になる。
04
確認する3つ
配線・接続・保護
配線
電圧
対地電圧が規定値を超えぬか
屋外や屋側も屋内規定を準用
設計の段階で確かめておく
接続
外箱
原則として外箱を取り除く
条件を満たせば外箱付きも可
感電防止のための措置になる
保護
二重
地絡時に自動で遮断する装置
短絡に備えた過電流遮断器
中性線の過電流にも配慮を
非常用電源として働くのは停電時に限られる。設置時に保護装置の動作まで確認しておく。
05
まとめ|車から建物への給電設備
電圧・配線・保護
1
供給用の基準で考える
充電設備をそのまま逆向きに使うのではなく、供給用の基準に従う。電路の対地電圧には制限がある
逆向き
2
屋外も屋内の規定を準用
屋外や屋側の配線も、屋内配線と同等の安全性を確保するため屋内の規定を準用して設計する
同等の安全
3
止める仕組みは二重に
地絡時に電路を遮断する装置と、短絡などに備えた過電流遮断器の2つをそろえて感電と火災のリスクを下げる
地絡と過電流
接続ケーブルは原則として外箱を取り除く。中性線への過電流にも配慮しておく。