29 TECHNICAL GUIDE変圧器一次側の開閉器PC・LBSとヒューズの選び方 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
300kVA が PC と LBS の境目
PFはT定格が標準
PCは速動形が標準
キュービクルはPF付LBSが主流
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
変圧器一次側の開閉器
PC・LBSとヒューズの選び方
まず変圧器容量で機器種別を決める。300kVA以下はPC、超過はLBS。
そのあと単相・三相それぞれの表でヒューズ定格を引く
300
kVA が境目
T
定格(PF)
動形(PC)
出典:HARITAの設計室「変圧器一次側の開閉器選定方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
PCとLBS、どちらを使う?
単線結線図でLBSだったりPCだったりするのは、容量で決めているため
このセクションで扱うこと
01
容量で機器種別を決める
02
表でヒューズ定格を引く
01
機器種別|PC・PF付LBS・VCB
選定の軸は変圧器容量・短絡電流・保護方式
PC
高圧カットアウト
小容量向け(目安 300kVA以下)
ヒューズで短絡保護を行う
速動形が標準仕様
LBS
PF付 高圧交流負荷開閉器
300kVAを超える場合に選定する
限流ヒューズ+負荷開閉
キュービクル式では最も一般的
VCB
真空遮断器
大容量向け
保護継電器と連動して
故障電流を遮断する
高圧受電設備規程に記載されている。励磁突入電流で溶断しない定格を選び、上位との保護協調も確認する。
02
選定の分かれ目|300kVA
変圧器容量を確認するところから始める
変圧器容量を確認
単線結線図・機器表
300kVA 以下
PC(高圧カットアウト)
300kVA 超過
LBS(PF付 負荷開閉器)
ヒューズは 速動形 が標準
電力ヒューズ(PF)は T定格 が標準
ヒューズの役割
短絡事故から変圧器や進相コンデンサを保護する
三相の電流の目安は
I=P/(√3×6.6)
PC
LBS
ヒューズ
容量で機器種別を決めてから、単相・三相それぞれの表でヒューズ定格を引く、という2段構えで進める。
03
三相変圧器のヒューズ選定表(6kV)
設計時はPFのT定格、PCの速動形を標準として選定する
変圧器容量[kVA]
電力ヒューズ PF(G / T)
PC 速動形 / 遅動形
10 / 20 / 30
7・10・10
T:1.5・3・3
5・5・5
遅動:1・2・3
50 / 75
20 / 20
T:7.5・7.5
10 / 15
遅動:5・10
100 / 150
30 / 30
T:15・15
20 / 30
遅動:10・15
200 / 300
40 / 50
T:20・30
30 / 50
遅動:20・30
500kVA は PF G:75/T:50、750kVA は G:100/T:75。300kVA を超えるとPCの適用範囲外になる
単相変圧器の場合
50 / 75 kVA
PF T定格 15 / 15、PC速動形 15 / 20
100 / 150 kVA
PF T定格 20 / 30、PC速動形 30 / 50
200 / 300 kVA
PF T定格 40 / 50、PC速動形 75 / 100
同じ容量でも単相と三相で定格が違う。単相300kVAのPC速動形は100A、三相300kVAでは50A。表を取り違えない。
04
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
定格の「どれを読むか」で値が変わる
取り違えやすいところ
開閉器は現場の判断で選べる
電力ヒューズはG定格を読めばよい
高圧カットアウトはどの形でもよい
単相と三相で表は共通
正しくは
変圧器容量で機器種別が決まる(300kVA以下はPC、超過はLBS)
設計時はT定格(変圧器用)を標準として選定する
速動形が標準仕様となるため、速動形の定格値を採用する
単相・三相それぞれの選定表から引く
PC・LBSに取り付ける電力ヒューズは、短絡事故から変圧器や進相コンデンサを保護する役割を持つ。
05
まとめ|一次側開閉器の決め方
容量 → 機器種別 → ヒューズ定格 の順に決める
1
300kVAで機器種別が分かれる
300kVA以下はPC(高圧カットアウト)、300kVAを超過する場合はLBSを選定する
PC / LBS
2
キュービクルはPF付LBSが主流
大容量ではVCBを使い、保護継電器と連動して故障電流を遮断する。選定の軸は容量・短絡電流・保護方式
限流ヒューズ+開閉
3
定格は標準の欄を読む
電力ヒューズはT定格(変圧器用)、高圧カットアウトは速動形が標準。単相・三相それぞれの表から引く
PF:T定格/PC:速動形
励磁突入電流で溶断しない定格を選ぶこと、上位との保護協調を確認することもあわせて押さえる。
出典:高圧受電設備規程(JEAC 8011)ほか(適用は最新版で確認)
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