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TECHNICAL GUIDE
放電抵抗は5分で50V以下
放電コイルは5秒で50V以下
抵抗は内蔵・コイルは別置
自動力率制御なら放電コイル
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
放電抵抗と放電コイル
5分と5秒の違い
目的はどちらも同じ、コンデンサの電荷を放電すること。
違うのは放電時間で、そこから選定条件が決まる
5分
放電抵抗
5秒
放電コイル
50
V以下まで
出典:HARITAの設計室「放電コイルと放電抵抗の違いと選定方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
どちらを付ける?
コンデンサに取り付ける付属品。性能が違うので使用環境に応じて選ぶ
このセクションで扱うこと
01
違いは放電時間の一点
02
選定条件と比較
01
なぜ放電が要るのか|再投入までの時間
コンデンサを回路から解放すると電荷が一時的に残るため、再投入までに放電しておく
コンデンサ
回路から切り離す
放電抵抗|5分
5分間で50V以下(標準・内蔵)
放電コイル|5秒
5秒間で50V以下(オプション・別置)
開閉時間が5分以上あるなら
放電抵抗で足りる
開閉時間が5秒程度しかないなら
放電コイルが要る
選定は開閉頻度で決まる
再投入までに放電が間に合うかどうか
電荷が一時的に残る
放電抵抗
放電コイル
判断軸
放電装置の選定は、コンデンサ回路の開閉頻度で決まる。目的はどちらも同じで、電荷を放電すること。
02
仕様の比較
放電時間だけでなく、接続方法・価格・適用回路も変わる
項目
放電抵抗
放電コイル
放電特性
5分間で50V以下
標準
5秒間で50V以下
オプション
開放時間
開閉時間が5分以上
―
開閉時間が5秒以上
―
接続方法/価格
コンデンサに内蔵
安価
別置
高価
適用回路
普通高圧
―
開閉頻度の多い回路
自動力率制御回路/特別高圧
放電抵抗が標準仕様(コンデンサに内蔵)、放電コイルはオプション(別置)。そのぶんコストが変わる
選ぶ場面
通常のコンデンサ制御
遮断・切り離しから再投入までの時間を確保できるため、標準の放電抵抗で満足する
自動力率調整器で制御
開放・再投入の頻度が多く、放電抵抗では間に合わない可能性があるため放電コイル
複数台を入り切り
負荷変動に合わせて複数の進相コンデンサを入り切りする場合も放電コイル
放電コイルのほうが放電時間が短いため、保安上必要な場合に使用する。
03
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
「コイルが標準」と思い込むと、仕様書の読み方を誤る
取り違えやすいところ
標準で内蔵されているのは放電コイル
どちらを選んでも価格は変わらない
放電時間の違いは実務に影響しない
自動力率調整でも放電抵抗でよい
正しくは
放電抵抗が標準仕様でコンデンサに内蔵、放電コイルはオプションで別置
放電抵抗は安価、放電コイルは高価
再投入までに放電が間に合うかどうかが選定の分かれ目
開放・再投入の頻度が多い場合は放電コイルを採用する
APFCとVMCで自動力率調整を行う設備では、開閉が頻繁になるため放電コイル側の検討が必要になる。
04
まとめ|放電装置の決め方
違いは放電時間の一点。そこから選定条件が決まる
1
違いは放電時間
放電抵抗は5分間で50V以下、放電コイルは5秒間で50V以下。目的はどちらも電荷の放電で同じ
5分 / 5秒
2
標準は放電抵抗
コンデンサに内蔵されており安価。通常のコンデンサ制御なら、再投入までの時間を確保できるため足りる
内蔵・安価
3
頻繁に開閉するなら放電コイル
自動力率調整器で制御し開放・再投入の頻度が多い場合は、迅速な放電が必要なため放電コイルを採用する
別置・高価
単線結線図で付属品を決めるときは、その回路をどう運用するか(開閉頻度)まで確認してから選ぶ。
出典:各メーカー資料 ほか(適用は最新版で確認)