320
TECHNICAL GUIDE
境界は糸魚川と富士川
統一の試算は10兆円
変換所は210万kW
4極は1,500と1,800
320
引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
50Hzと60Hzの境界は
いまも実務に効いている
東京はドイツ製、大阪は米国製の発電機を入れた。
なぜ買い分けたのかは、記録に残っていない
210
万kWで融通
1.2
倍の回転数
3
乗で効く
出典:HARITAの設計室「そうだったのか小ネタ⑤|東西で50Hzと60Hzが分かれた理由」
SECTION
01
この章で答えること
どこから確かめるか
境界、統一しなかった理由、機器への影響の順に見る
このセクションで扱うこと
01
境界と導入の経緯
02
統一と周波数変換
03
周波数と機器の関係
02
境界・変換・機器
境界・変換・機器
境界は糸魚川と富士川
県境とは一致せず、境界付近には混在地区もある
一つの国で周波数が二つに分かれる例はほとんどない
選んだ理由は記録にない
東京と大阪が別の国から発電機を入れたことは事実
学術論文でも輸入先による偶然の相違とされるだけ
統一は何度も検討されたが、設備交換だけで10兆円と試算された。
融通できる量に上限がある
周波数変換所は210万kWで、東西の融通に上限がある
2027年度に300万kWへ増える予定
回転数は周波数に比例
回転数は120×周波数÷極数。4極なら1,500と1,800
ポンプやファンは動力が回転数の3乗で効く
60Hz仕様の変圧器やコイルを50Hzで使うと、磁気飽和を起こしやすくなる。
歴史の雑学ではなく、融通量と機器選定という実務の問題につながっている。
03
確認する項目と数値
境界・変換・機器
確認する項目
記事が示す内容
補足
境界
糸魚川
と富士川
混在地区
もある
統一の検討
設備交換
で10兆円
何度も
検討された
周波数変換
210万kW
が上限
2027年度
に300万kW
4極の回転数
50Hzで
1,500
60Hzで
1,800
実際はすべりがあり少し低い値で回る
この4つ、すぐ答えられますか
導入の経緯
東京はドイツ製、大阪は米国製の発電機を導入した
選んだ理由
買い分けた理由を記録した資料は見つかっていない
回転数の式
120×周波数÷極数。周波数が変わると2割変わる
判断のよりどころ
カタログの印象ではなく、銘板の定格周波数で決める
インバータ搭載機器はいったん直流にするため、多くは50Hzと60Hzの両方に対応する。
04
確認する3つ
境界・変換・機器
境界
地域
住所で判断していないか
供給元に確認したか
混在地区にあたるか
機器
銘板
定格周波数を見たか
50/60Hz共用か
移設機器ではないか
回転
動力
回転数の変化を見たか
ポンプの動力は3乗
過負荷にならないか
50Hz用に選んだモーターを60Hz地域でそのまま回すと、過負荷で焼ける。
05
まとめ|50Hzと60Hz
境界・変換・機器
1
境界と経緯を押さえる
境界は糸魚川と富士川を結ぶあたりで、混在地区もある。発電機の輸入先が違ったことは事実だが、選んだ理由は記録にない
糸魚川と富士川
2
統一されずに今も続く
統一は設備交換だけで10兆円と試算された。周波数変換所は210万kWで、2027年度に300万kWへ増える予定
210万kW
3
機器は銘板で判断する
回転数は周波数に比例し、ポンプやファンの動力は3乗で効く。共用と書かれていない機器は片方でしか使えないと考える
定格周波数
確認できることと分からないことを分けて扱う。現場の判断は銘板で行う。