323 TECHNICAL GUIDE1桁を6段で刻む標準数にない刻み方 技術図書館へ
323
TECHNICAL GUIDE
標準数はJIS Z 8601
変圧器も電動機も6段刻み
公比は約1.47倍
15Aと16Aが同じ表に並ぶ
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受変電 / TECHNICAL GUIDE
1桁を6段で刻む
標準数にない刻み方
数字の並びを決める「標準数」は1954年からある。
変圧器と電動機の数字は、それとは別の体系で並ぶ
6
段で刻む
R10
とずれる
2
つの系列
出典:HARITAの設計室「そうだったのか小ネタ⑪|なぜ50・75・100・150kVAなのか」
SECTION
01
この章で答えること
どこから確かめるか
標準数、変圧器と電動機、ブレーカーの順に見る
このセクションで扱うこと
01
標準数という規格
02
変圧器と電動機の刻み
03
ブレーカーの2つの系列
02
標準数・機器・遮断器
標準数・機器・遮断器
数字の並びを決める規格
JIS Z 8601「標準数」は1954年制定の現行規格
用意されている刻みはR5・R10・R20・R40の4つ
日本の変圧器はR10とずれる
国際規格は変圧器の容量をR10から選ぶよう推奨している
日本の値はR10と4.8〜6.3%ずれ、附属書も整合は困難とする
変圧器のkVAも電動機のkWも、1桁を6段で刻んでいる。標準数に6段の刻みはない。
電動機は1.1から7.5まで
1.1・1.5・2.2・3.7・5.5・7.5と1桁を6段で並べる
公比は約1.47倍で、R5とR10のちょうど中間になる
ブレーカーは2系列が同居
10・16・20・32・63AはR10と一致する国際規格系
15・30・60・75・120・150Aは日本系で一致しない
契約アンペアの10・15・20・30Aは等比数列ですらなく、20A以上は実質10A刻み。
少しずれているのではなく、標準数とは別の体系で刻まれている。
03
確認する項目と数値
標準数・機器・遮断器
確認する項目
記事が示す内容
補足
標準数
JIS
Z 8601
1954年
からの現行規格
変圧器
R10と
4.8〜6.3%ずれ
附属書
は整合は困難
電動機
1桁
を6段で刻む
公比
は約1.47倍
配線用遮断器
16・32A
は国際規格系
15・30A
は日本系
標準数に6段という刻みは存在しない
この4つ、すぐ答えられますか
標準数の刻み
R5・R10・R20・R40の4つ。6段の刻みは用意されていない
変圧器の並び
1・1.5・2・3・5・7.5の6段で1桁を刻んでいる
電動機の並び
1.1・1.5・2.2・3.7・5.5・7.5。公比は約1.47倍
15Aと16A
JIS C 8211の同じ表に、日本系と国際規格系が並んでいる
定格電流の推奨値を定めているのは JIS C 8211 のほうで、JIS C 8201-2-1 ではない。
04
確認する3つ
標準数・機器・遮断器
規格
標準数
JIS Z 8601を見たか
R5とR10の違いは
6段がないと分かるか
機器
刻み
変圧器は6段刻みか
電動機も6段刻みか
R10とずれているか
遮断器
系列
16Aと15Aを区別する
32Aは国際規格系か
カタログの系列を見た
盤のカタログの16A・32A・63Aは国際規格系。日常の15A・30A・60Aとは別の系列になる。
05
まとめ|50・75・100・150kVAの数字
標準数・機器・遮断器
1
標準数という規格がある
数字の並びを決めるJIS Z 8601は1954年からある現行規格。用意された刻みはR5・R10・R20・R40
JIS Z 8601
2
変圧器と電動機は6段刻み
変圧器のkVAも電動機のkWも1桁を6段で刻み、公比は約1.47倍。標準数に6段の刻みはない
別の体系
3
ブレーカーは2系列が同居
JIS C 8211の同じ表に、R10と一致する国際規格系と、一致しない日本系の定格電流が並んでいる
15Aと16A
誰がこの6段を決めたのかは、記録に残っていない。分かることと分からないことを分ける。
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