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TECHNICAL GUIDE
電技解釈 第17条第2項
接地点の電位は原則150V
容量と電圧で接地線を選ぶ
2.46kN以上/4.0mm以上
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
B種接地工事
変圧器の混触保護
高圧または特別高圧が低圧と混触する恐れがある場合に、低圧電路を守る接地。
接地線は変圧器一相あたりの容量と電圧で選ぶ
150
V(原則)
TR
変圧器に施す
4.0
mm以上(軟銅線)
出典:HARITAの設計室「B種接地工事について」ほか
SECTION
01
この章で答えること
なぜ変圧器に必要?
高圧と低圧が混触したとき、低圧側の電位上昇を抑えて機器を守るため
このセクションで扱うこと
01
役割と電位の上限
02
接地線サイズの決め方
01
B種の役割|高低圧の混触保護
混触の際に接地線へ短絡電流が流れたときの電位上昇を抑える
高圧側 6.6kV
一次
変圧器
一次/二次
低圧側 100/200V
二次
B種接地
混触時に接地線へ短絡電流が流れる
接地点の電位を抑える
低圧機器の絶縁破壊を防止する
原則 150V を超えないようにする
遮断時間の条件により 300V・600V まで許容される
高圧側
低圧側
B種接地
A種・C種・D種が機器の外箱に施すのに対し、B種は変圧器の低圧側・中性点などに施し、低圧電路を保護する。
02
接地点の電位の上限|遮断時間で変わる
原則は150V。自動遮断の条件を満たせば緩和される
遮断の条件
接地点の電位の上限
備考
原則
150 V
―
基本
―
150V超で1秒超2秒以内に自動遮断
300 V
一次側が高圧または35kV以下の特別高圧
緩和
―
1秒以内に自動遮断
600 V
同上
緩和
―
根拠は電技解釈 第17条第2項。混触の際の電位上昇による低圧機器の絶縁破壊を防止するための規定
機械的強度
原則
引張り強さ2.46kN以上の金属線、または直径4.0mm以上の軟銅線
例外
高圧電路、または15000V以下の特別高圧架空電線路と低圧電路を変圧器で結合する場合は、1.04kN以上または直径2.6mm以上
「接地点の電位は常に150Vが上限」ではない。遮断時間の条件により300V・600Vまで許容される。
03
接地線サイズ|変圧器一相あたりの容量と電圧
接地線サイズごとに、100V/200V/400V で対応できる容量が変わる
接地線
100V の場合
200V / 400V の場合
5.5 mm
5 kVA以下
―
10 / 20 kVA以下
―
8 mm
10 kVA以下
―
20 / 40 kVA以下
―
14 mm²
20 kVA以下
―
30 / 75 kVA以下
―
22 mm²
40 kVA以下
―
75 / 150 kVA以下
―
変圧器一相あたりの容量と電圧で選定する。A種のように対象機器だけでは決まらない点に注意する
これより大きい容量
38 mm²
100V 60/200V 125/400V 250 kVA以下
60 mm²
100V 75・100/200V 150・200/400V 300・400 kVA以下
100 mm²
100V 175/200V 300/400V 700 kVA以下
あわせて確認
機械的強度の規定も満たすようにする
電圧の区分を取り違えると1〜2段ずれる。単線結線図で二次側電圧を先に確認してから表を引く。
04
取り違えやすいところ|誤解と正しい理解
A種と同じ感覚で選ぶと、サイズも施す場所も外れる
取り違えやすいところ
B種もA種と同じ考え方で接地線を選ぶ
接地点の電位は常に150Vが上限
機械的強度はどの接地工事も同じ
B種は機器の外箱に施す
正しくは
B種は変圧器一相あたりの容量と電圧で選定する
遮断時間の条件により300V・600Vまで許容される
B種は引張り強さ2.46kN以上または直径4.0mm以上が原則
変圧器の低圧側・中性点などに施し、低圧電路を保護する
B種は「機器を守る接地」ではなく「低圧電路を守る接地」。目的が他の種別と違う。
05
まとめ|B種で押さえること
目的 → 接地線サイズ → 電位の上限 の順に押さえる
1
目的は低圧電路の保護
高圧または特別高圧が低圧と混触する恐れがある場合に、低圧機器の絶縁破壊を防止するために施設する
混触時の電位上昇
2
接地線は容量と電圧で決まる
変圧器一相あたりの容量と、100V/200V/400Vの電圧区分の組み合わせで選定する
一相あたり
3
電位の上限は原則150V
1秒超2秒以内の自動遮断で300V、1秒以内で600Vまで。機械的強度は2.46kN以上/直径4.0mm以上が原則
300V・600Vの緩和
根拠は電技解釈 第17条第2項。A種・C種・D種と目的が違うため、分けて覚える。
出典:電気設備技術基準の解釈 第17条第2項 ほか(適用は最新版で確認)