335 TECHNICAL GUIDE変圧器はkVA電動機は軸のkW 技術図書館へ
335
TECHNICAL GUIDE
変圧器と発電機はkVA
電動機のkWは軸出力
理由は1911年の規則
力率を知らない説は典拠なし
335
幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
変圧器はkVA
電動機は軸のkW
一つの受電設備の中に、kVA・kW・kvarが並んでいる。
今の規格は単位を定めるだけで、理由は書いていない
kVA
は変圧器
kW
は軸出力
1.4
倍前後
出典:HARITAの設計室「そうだったのか小ネタ⑩|変圧器はkVA、電動機はkW」
SECTION
01
この章で答えること
どこから確かめるか
機種ごとの単位、電動機のkW、発電機の2つの数字の順に見る
このセクションで扱うこと
01
機種で単位が違う
02
電動機のkWの意味
03
発電機はkVAかkWか
02
単位・軸出力・発電機
単位・軸出力・発電機
機種で単位が違う
変圧器はkVA、電動機はkW、進相コンデンサはkvar
規格は機種ごとの単位を並べるだけで、理由は書かない
理由は1911年の規則
容量は電圧と電流で決まるから、kVAで表すべきとある
機器は入力ではなく出力で定格を表す、とも定めていた
115年前の枠組みが、ほぼそのまま今のJISの箇条に残っている。
電動機のkWは軸出力
軸から連続して取り出せる機械的出力を表している
電気を何kW使うかではない。入力は効率で割って求める
発電機はkVAが定格
kWと呼ぶのは原動機の定格か、kVAに0.8を掛けた値
300kVAの装置なら240kW。どちらも指すものが違うだけ
メーカーは力率を知らないからkVA、というよく聞く説明には典拠が見つからない。
単位の違いは、何を定格として表すかの違い。銘板の数字が指すものを確かめる。
03
機種ごとの単位と、その意味
単位・軸出力・発電機
機器
単位
表しているもの
変圧器
kVA
で表す
電圧×電流
の容量
交流発電機
kVA
で表す
端子
での皮相電力
電動機
kW
で表す
軸出力
を表す
進相コンデンサ
kvar
で表す
無効電力
の大きさ
規格は単位を定めるが、理由は書かない
この4つ、すぐ答えられますか
3.7kWの電動機
効率85%で入力約4.4kW、力率85%で約5.1kVA
発電機のkW
原動機の定格、またはkVAに力率0.8を掛けた値
1911年の規則
容量は電圧と電流で決まるからkVAで表す、と明記している
よく聞く説明
メーカーは力率を知らないから、という説には典拠がない
電動機のkWをそのまま消費電力として足すと、電源容量が足りなくなる。
04
確認する3つ
単位・軸出力・発電機
電動
kW
軸出力だと分かるか
効率で割っているか
力率で割っているか
発電
kVA
定格はkVAで見たか
kWは何を指すか
力率0.8で換算した
現場
間違い
kWをそのまま足さない
能力と消費電力を分ける
UPSはkWも見たか
エアコンは能力も消費電力も同じWで書く。規格の時点で紛らわしいと知っておく。
05
まとめ|変圧器はkVA、電動機はkW
単位・軸出力・発電機
1
規格は理由を書かない
変圧器はkVA、電動機はkW、進相コンデンサはkvar。今の規格は単位を並べて定めるだけで、理由は書いていない
単位だけ
2
理由は1911年の規則にある
容量は電圧と電流で決まるからkVAで表すべき、と1911年の標準化規則に明記されていた
電圧と電流
3
電動機のkWは軸出力
銘板の3.7kWは軸から取り出せる機械の力。入力は効率で割り、電源容量はさらに力率で割って求める
入力ではない
銘板の数字が何を指すかを確かめてから、容量の計算に入る。
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