345
TECHNICAL GUIDE
消費効率は全損失のW
負荷損は負荷率の二乗
基準は容量のべき乗式
実負荷率で計算し直す
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受変電 / TECHNICAL GUIDE
エネルギー消費効率は
効率ではなく損失
変圧器のカタログの消費効率は、%ではなくWで書かれる。
小さいほど優秀で、負荷損は負荷率の二乗で効いてくる
W
で表す
40
%が基準
24
の区分
出典:HARITAの設計室「2026トップランナー変圧器 第2回|基準エネルギー消費効率の読み方」
SECTION
01
この章で答えること
どこから確かめるか
消費効率の式、基準値の算定式、自分の案件での計算の順に見る
このセクションで扱うこと
01
消費効率の正体
02
基準値の算定式
03
実負荷率で計算し直す
02
損失・基準・計算
損失・基準・計算
消費効率は全損失
無負荷損に、負荷損×負荷率の二乗を足したW
効率ではなく損失なので、数字が小さいほど優秀
基準負荷率は告示で決まる
500kVA以下は40%、500kVA超は50%
物件の実負荷率とは別の、評価用の値
無負荷損は通電している限り出続け、負荷損は負荷率の二乗で効く。
基準値は容量のべき乗式
区分ごとにE=a×S^bの形で決まる
準標準仕様は、標準仕様の式に係数を掛ける
区分の切り方は同じ
種別・相数・周波数・容量・仕様で全24区分
新しくなったのは、区分名を表示する義務
カタログの値は評価用の負荷率での値。自分の物件の負荷率で計算し直す。
損失は負荷率で動く。同じ負荷率にそろえてから機種を比べる。
03
式に出てくる記号
損失・基準・計算
記号
中身
負荷率との関係
Wi
無負荷損
(鉄損)
一定
で出続ける
Wc
負荷損
(銅損)
二乗
で効く
E
全損失
のW
負荷率
で動く
m
基準
負荷率
実負荷率
とは別
E=Wi+(m/100)²×Wc
この4つ、すぐ答えられますか
計算し直す手順
カタログからWiとWcを拾い、実負荷率で全損失を出す
負荷率20%では
500kVAの例では、新しい基準の機のほうが全損失が小さい
負荷率60%では
同じ例で、負荷損が大きい新しい機のほうが損失が大きい
準標準仕様
標準仕様の式に、油入1.10、モールド1.05を掛ける
係数だけを見て緩和されたと判断しない。指数が変われば基準値は下がる。
04
確認する3つ
損失・基準・計算
算定式
記号
消費効率はWで読む
WiとWcを分けたか
二乗で効くと分かる
基準
区分
区分名を確かめた
標準か準標準か
基準負荷率は何%か
比較
計算
実負荷率を決めたか
全機種で計算したか
同じ負荷率で並べた
常時高い負荷率で使う設備では、負荷損の小さい機種のほうが有利になることがある。
05
まとめ|エネルギー消費効率の読み方
損失・基準・計算
1
効率ではなく損失
カタログのエネルギー消費効率は全損失のW。無負荷損に、負荷損×負荷率の二乗を足したもの
小さいほど良い
2
基準値は区分ごとの式
区分ごとにE=a×S^bで決まる。区分の切り方は変わらず、区分名の表示が義務になった
24の区分
3
実負荷率で計算し直す
WiとWcを拾い、物件の負荷率で全損失を出す。負荷率が高いと新しい機が不利になることもある
同じ条件で
カタログの値は評価用の負荷率での値。自分の物件の負荷率に直してから比べる。