360
TECHNICAL GUIDE
考え方は閉じ込めるか防ぐか
IIAからIICへ厳しくなる
温度等級は表面温度
旧表示とは読み替えない
360
防災・消防 / TECHNICAL GUIDE
防爆の表示は
分解して読む
防爆機器の銘板の記号は、それぞれ別のことを言っている。
構造・ガスの区分・温度の3つを、順に分解して読む
d
は耐圧防爆
T4
は135℃
IIC
が最も厳格
出典:HARITAの設計室「防爆電気設備の解説 第3回|防爆構造の種類と表示の読み方」
SECTION
01
この章で答えること
どこから確かめるか
防爆構造の考え方、表示の読み方、旧表示との違いの順に見る
このセクションで扱うこと
01
防爆構造の2つの考え方
02
Ex d IIB T4 の読み方
03
旧表示との違い
02
構造・表示・新旧
構造・表示・新旧
閉じ込める側
容器の中で爆発しても、容器が耐えて外へ火炎を出さない
耐圧・油入・充填などがこちらに入る
点火させない側
回路のエネルギーを抑える、ガスを入れない、火花を作らない
本質安全・内圧・安全増・非点火などがこちら
現場で多いのは耐圧・安全増・本質安全の3つ。機器の種類と保守で使い分ける。
機器グループはすきま
火炎がすきまを通り抜けやすいガスほど厳しい
IIAは0.9mm以上、IIBは0.5〜0.9mm、IICは0.5mm以下
温度等級は表面温度
機器の最高表面温度の上限を表す。T4は135℃以下
ガスの発火温度より低い等級の機器を選ぶ
末尾のGa・Gb・Gcは保護レベルで、使えるゾーンを直接示している。
表示は構造・グループ・温度の3つを同時に示す。まず新旧どちらの系統かを確かめる。
03
機器グループの分け方
構造・表示・新旧
グループ
最大安全すきま
代表的なガス
IIA
0.9mm
以上
プロパン
やメタン
IIB
0.5〜0.9
mmの間
エチレン
やエタノール
IIC
0.5mm
以下
水素
やアセチレン
使い方
上位
は下位で可
逆は
使えない
IICは水素とアセチレンの場所で必要
この4つ、すぐ答えられますか
旧表示の爆発等級
しきい値は0.6mmと0.4mm。機器グループと物差しが違う
発火度と温度等級
発火度はガスの側、温度等級は機器の側の温度で分ける
表示の例
旧はd2G4、新はEx d IIB T4 Gbのように書く
周囲温度の前提
直射日光や高温の配管に近いと、温度等級の前提が外れる
数字が似ていても、旧表示と新表示は機械的に読み替えられない。
04
確認する3つ
構造・表示・新旧
構造
記号
dやeやiを読めたか
閉じ込めるか防ぐか
保守のしやすさは
ガス
区分
対象ガスのグループは
上位の機器か
水素ならIICか
温度
等級
発火温度より低いか
周囲温度の前提は
新旧の系統を確認
銘板にGa・Gb・Gcがあれば、ゾーンとの対応をいちばん手早く判断できる。
05
まとめ|防爆構造の種類と表示
構造・表示・新旧
1
考え方は2つだけ
記号は9種類あるが、爆発を閉じ込めるか、点火させないかの2つに分かれる
閉じ込め・防ぐ
2
表示は3つを示す
Ex d IIB T4 は構造・機器グループ・温度等級を同時に示す。末尾のEPLは使えるゾーン
構造・区分・温度
3
新旧は読み替えない
旧表示の爆発等級は0.6mm・0.4mm、機器グループは0.9mm・0.5mm。測る対象も違う
物差しが違う
銘板を見たら、まず新旧どちらの系統かを確かめてから記号を読む。