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TECHNICAL GUIDE
内線規程 1-3-19 JEAC8701
種類Ⅰ/種類Ⅱ
バンク容量 100kVA・300kVA
安全ブレーカーは1.5kA
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
安全ブレーカーの選定
遮断容量で決まる使える・使えない
配線用遮断器は負荷電流だけでは選べない。短絡時の大電流を安全に切れる定格遮断容量を満たすこと。
必要値は電路の区分・バンク容量・定格電流の3つで決まる
1.5
kAの遮断容量
100
kVA超は不可
2
つの区分
出典:HARITAの設計室「安全ブレーカーの選定方法(30ATと50ATの違い)」ほか
SECTION
01
この章で答えること
高圧受電でも安全ブレーカーは使えるのか?
負荷電流に合う定格を選べば終わり、ではない
このセクションで扱うこと
01
必要な遮断容量の表
02
選定の手順と落とし穴
01
低圧電路に施設する自動しゃ断器の必要な遮断容量
電路の区分と定格電流で、必要な定格しゃ断容量が決まる
電路の区分
30A以下
30Aを超えるもの
種類Ⅰ|低圧配電線路から
1,500 A
電気事業者の低圧配電線路
2,500 A
―
種類Ⅱ|100kVA以下
1,500 A
高圧・特別高圧の変圧器から
2,500 A
―
種類Ⅱ|100超〜300kVA
2,500 A
安全ブレーカーは不可
5,000 A
―
種類Ⅱ|300kVA超
算出値による
短絡電流を計算して決める
同左
―
根拠は内線規程 1-3-19 JEAC8701。100V級2線式のカバー付ナイフスイッチ等は1,000Aとすることができる
表の見方
種類
供給方法の区分。低圧受電がⅠ、高圧・特別高圧の変圧器からがⅡ
電路の区分
種類Ⅱは変圧器のバンク容量でさらに3つに分かれる
定格しゃ断容量
この値以上の容量を持つ遮断器を選ぶ必要がある
集合住宅など供給用変圧器室の変圧器を介する電路は種類Ⅱから選定できる。ただし容量や距離によっては短絡容量の確認が要る。
02
選定の手順|4ステップで必要値にたどり着く
受電方式が決まらないと表のどこを見るかが決まらない
1
STEP 1
電路の区分
低圧配電線路から(Ⅰ)か
高圧の変圧器から(Ⅱ)か
▶
2
STEP 2
バンク容量
種類Ⅱは 100kVA以下 /
100超〜300 / 300超
▶
3
STEP 3
定格電流
30A以下か
30Aを超えるか
▶
4
STEP 4
機器の仕様確認
必要値以上の定格遮断容量か
カタログ・仕様書で確認
順番を崩さないこと。定格電流から入ると受電方式の確認が抜け、遮断容量が足りない選定になりやすい。
03
高圧受電の分かれ目|バンク容量100kVA
一般的な安全ブレーカーの遮断容量は1.5kA。必要値が2,500Aになると足りなくなる
高圧受電
種類Ⅱ
バンク容量は?
変圧器の容量で分かれる
100kVA以下
100kVA超
必要 1,500A(30A以下)
安全ブレーカー1.5kAで満足できる
必要 2,500A(30A以下)
安全ブレーカー1.5kAでは足りない
分かれ目は 100kVA
300kVA超は短絡電流を
算出して決める
低圧受電(種類Ⅰ)なら30A以下で1,500A・30A超で2,500A。電灯回路は20Aが主なので安全ブレーカーで足りる。
04
取り違えやすいところ
選定の考え方でつまずきやすい4点
よくある思い込み
ブレーカーは負荷電流だけで選べる
どの電路でも同じ遮断容量でよい
高圧受電でも安全ブレーカーを使える
バンク容量300kVA超も表から選べる
正しくは
短絡時の大電流に耐える定格遮断容量も確認する
電路の区分(種類Ⅰ・Ⅱ)と定格電流で必要値が変わる
変圧器のバンク容量によっては使用できない
短絡電流を算出し、安全に遮断できる定格遮断容量を選ぶ
機器側の定格遮断容量はメーカーのカタログ・仕様書で確認する。一般的な安全ブレーカーは30AF・20AT・1.5kA。
05
まとめ|安全ブレーカーの選定
3つの入力で必要な遮断容量が決まる
1
必要値は3つで決まる
電路の区分(種類Ⅰ・Ⅱ)、変圧器のバンク容量、遮断器の定格電流。この3つを確認してから表を引く
区分×容量×定格
2
種類Ⅰなら安全ブレーカーで足りる
低圧配電線路から供給される屋内電路が対象。30A以下は1,500A、30A超は2,500A。遮断容量1.5kAで満足できる
1,500A/2,500A
3
100kVA超で使えなくなる
種類Ⅱのバンク容量100超〜300kVA以下は30A以下でも2,500A以上。300kVA超は短絡電流を算出して決める
2,500A以上が必要
まずは受電方式と変圧器容量の確認から。そこが決まれば必要な遮断容量は表から読み取れる。
出典:内線規程 1-3-19 JEAC8701 ほか(適用は最新版で確認)