372 TECHNICAL GUIDE避雷設備の材料はさびと電食で選ぶ 技術図書館へ
372
TECHNICAL GUIDE
アルミは地面に入れない
銅を上に置かない
異種金属は専用継手
地際を守る
372
接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
避雷設備の材料は
さびと電食で選ぶ
避雷設備が効かなくなる原因は、雷よりさびと電食。
材料と組み合わせを誤ると、数年で導体が細る
4
つの材料
50
mm²が基本
0.5
mm以上の板
出典:HARITAの設計室「避雷設備の材料と腐食対策|銅・アルミ・ステンレス・溶融亜鉛めっき鋼の使い分けと異種金属の注意」
SECTION
01
この章で答えること
どこから確かめるか
材料と使える場所、断面積と厚さ、異種金属、環境の順に見る
このセクションで扱うこと
01
材料と使える場所
02
異種金属の注意
03
環境と腐食対策
02
材料の使い分け
材料・組合せ・環境
銅はどこでも
受雷部・導線・接地極に使える
腐食に強い
アルミは空中だけ
土とコンクリートには使わない
しっくいにも直接付けない
どの材料も空気中では使える。違いが出るのは土の中と、ほかの金属との組み合わせ。
亜鉛めっき鋼は土で注意
安価で強いが土中で腐食しやすい
鉄筋とつなぐときは特に注意
ステンレスは塩害に
腐食に強く接地極にも使える
価格は高め
腐食しやすいのは地際と接続部。ここを重点的に守る。
支持金物やボルトも、導体と同じか相性のよい材料にそろえる。
03
金属屋根を受雷部に使う厚さ
材料・組合せ・環境
材料
穴が不可
穴が可
4mm以上
下に可燃物
0.5mm以上
一般の屋根
5mm以上
下に可燃物
0.5mm以上
一般の屋根
アルミ
7mm以上
下に可燃物
0.65mm
以上あれば
継目
つなぐ
電気的に
つなぐ
電気的に
数値は規格の表で必ず確認する
この4つ、すぐ答えられますか
銅を上に置かない
雨水に溶けた銅の成分が、下の亜鉛めっきやアルミを傷める
銅とアルミ
電位差が大きい。直接つながず専用の継手を使う
海岸・塩害地域
銅とステンレスを優先。アルミと亜鉛めっきは進みやすい
工場・温泉地
硫化物に弱い材料がある。環境に合わせて表で確かめる
さびた鉄の上を流れた雨水が、下にしみを作るのと同じ。上の金属が下を傷める。
04
確認する3つ
材料・組合せ・環境
材料
場所
土にアルミを使ってないか
断面積は表で見たか
屋根の厚さは足りるか
組合せ
異種
銅が上に来てないか
専用継手を使ったか
金物の材料はそろうか
腐食
地際
地際を保護したか
接続部を減らしたか
地中の溶接部を防食したか
銅やステンレスの導線なら、地際の保護は要らない。
05
まとめ|避雷設備の材料
材料・組合せ・環境
1
アルミは地面に入れない
どの材料も空気中は使える。アルミは土とコンクリートには使わない
場所
2
異種金属は組み合わせ注意
銅を上に置かない、銅とアルミを直接つながない。専用の継手を使う
電食
3
地際と接続部を守る
鋼の地際は耐食テープで保護。接続は確実に、少なくする
腐食対策
海の近くでは銅とステンレスを優先して選ぶ。
1 / 1

HARITAの設計室|技術図書館へ 矢印キー・スワイプでページを送れます