383
TECHNICAL GUIDE
連動と移報は違う
放送は2段階で流れる
発電機は停電で起動
連動停止は必ず戻す
383
防災・消防 / TECHNICAL GUIDE
自火報は
火災の司令塔
感知器がひとつ作動すると、建物じゅうの設備が動く。
だれが、何の合図で、どう動くかを整理する
2
段階の放送
40
秒で電圧確立
1
つの連動表
出典:HARITAの設計室「建築消防|自動火災報知設備と他設備の連動|非常放送・排煙・防火戸・空調・エレベーター・非常用発電機の発停」
SECTION
01
この章で答えること
どこから確かめるか
全体像、放送、煙を止める連動、避難、発電機、試験の順に見る
このセクションで扱うこと
01
連動の全体像
02
設備ごとの動き
03
試験と点検
02
自火報を中心にした連動
連動・移報・合図
連動は動かす
火災信号で相手を動かす
放送・排煙・空調停止など
移報は知らせる
中央監視や管理室へ情報を送る
相手を直接動かすとは限らない
たとえるなら指揮者。ひと振りの火災信号で、各設備が決められた楽譜どおりに動く。
自火報で動かないもの
発電機は停電で起動
ガス系消火は専用感知器
連動表で決める
どの感知器で何を動かすか
各担当で共有する
防火戸は、自火報とは別の専用感知器で閉じるのが一般的。
動かないものを知っておくと、連動の取り違えがなくなる。
03
設備ごとの動き
連動・移報・合図
設備
火災のとき
合図
非常放送
2段階
感知器→火事
火災信号
自動で起動
排煙
口が開く
排煙機が起動
煙感知器
自動開放も
エレベータ
避難階へ
扉を開いて休止
火災信号
管制運転
発電機
40秒以内
電圧を確立
停電
火災では不動
空調は停止、電気錠は解錠して避難経路を確保
この4つ、すぐ答えられますか
放送があれば
自火報のベルは省略できる
電気錠
解錠して避難経路を確保。停電時の動きも決める
ガス系消火
人がいる場所に放出しないよう、専用の感知器で動かす
火災通報
病院など一部の用途は自火報との連動が求められる
連動の設計は、電気・機械・建築・エレベーターの各担当で共有する。
04
確認する3つ
連動・移報・合図
設計
連動表
警戒区域を分けたか
動かす設備を決めたか
担当で共有したか
竣工
試験
感知器を実際に作動
表示は正しいか
連動表どおりか
点検
復帰
連動停止をしたか
終了後に戻したか
表示灯で確認したか
連動停止のままでは、火災のときに設備が動かない。戻し忘れがいちばん危険。
05
まとめ|自火報の連動
連動・移報・合図
1
司令塔は自火報
火災信号で放送・排煙・空調停止・エレベーター管制・電気錠を動かす
連動
2
合図が違うもの
発電機は停電で起動し40秒以内に電圧確立。ガス系消火は専用感知器
例外
3
試験と復帰
竣工前に総合連動試験。点検後は連動停止を必ず戻して確認する
点検
連動=動かす、移報=知らせる。この2つを分けて考える。