39 TECHNICAL GUIDEプルボックスのサイズ選定直線か直角か、電線かケーブルか 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
建築設備設計基準
A=Σ(P+30)+(30×2)
直角配管は200㎜以上
設置は30m超・垂直6m超
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
プルボックスのサイズ選定
直線か直角か、電線かケーブルか
サイズは通過する配管の呼び径とルートの形で決まる。式の分かれ道は「直線か直角か」「電線かケーブルか」の2つだけ。
直角配管はA・Bともに200㎜以上
30
㎜|管ごと
200
㎜以上|直角
6/8
倍|Bの係数
出典:HARITAの設計室「プルボックスのサイズ選定・計算方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
サイズはどう求めるのか?
設置する箇所を押さえてから、通過する配管でサイズを計算する
このセクションで扱うこと
01
設置箇所と記号の意味
02
計算式と高さの決め方
01
設置箇所|プルボックスが必要になる3つの場面
電線を引き通す作業性と、後の点検・保護のために設ける
30m
長い配管の途中
電線管の一区間が30mを超える部分
配管が長いと引き通す抵抗が増える
中継点を設けて作業を分割する
6m
垂直区間
電線管の垂直区間が6mを超える部分
自重がかかり引き通しが難しくなる
途中で受ける位置を設ける
分岐
接続・曲げ
配管を分岐・接続・曲げる箇所
曲がりが多いと摩擦で通しづらい
内部に作業スペースを確保できる
この3つは指針
設置箇所の3つ目にあるとおり、必要な箇所を考慮して計画する必要がある。上の数値はあくまで目安。
配管の本数が少ないときは、ノーマルベンドで対応してコストを抑える判断もある。
02
取り付け面(A)の内訳|管ごとに+30、両サイドに30
A=Σ(P+30)+(30×2)。Pは電線管の呼び径
A=Σ(P+30)+(30×2)
30
P+30
P+30
P+30
30
管ごとの+30㎜はロックナットを締めるなどの取り付け余白。両サイドの30㎜は作業スペース。呼び径25を3本なら(25+30)×3+60=225㎜。
03
計算式まとめ|4パターンだけ覚える
幅(A)の考え方は共通。変わるのは長さ(B)と直角時の加算値
配管の条件
加算する値
長さ(B)
直線配管|電線
+30×2
A=Σ(P+30)+(30×2)
Pm×6
直線配管|ケーブル
+30×2
式はAと同じ
Pm×8
外径が太く曲げにくい
直角配管|電線
+30+3Pm
A及びB≧200㎜
Aと同じ
直角配管|ケーブル
+30+8Pm
A及びBは同一寸法が基本
Aと同じ
Pは各電線管の呼び径、Pmは最大電線管の呼び径。出典は建築設備設計基準
直角配管の注意
3Pm・8Pmは曲げ半径
無理に曲げると断線や被覆の破れにつながる
200㎜以上は絶対条件
計算値が200㎜未満でも200㎜以上とする
A・Bは同じ寸法
推奨寸法なので、実際は縦横同サイズで作ることが多い
ノーマルベンドのH寸法と同等以上の内寸にすれば、曲げ半径の確保を簡易的に確認できる。
04
高さ(C)の決め方|配管サイズと段数で引く
現場ではコスト・スペース・施工性からほとんどが1段
電線管の呼称
1段配列
2段配列
16・22(E19・E25)
100 ㎜
埋込形は80㎜
200 ㎜
28(E31)
100 ㎜
200 ㎜
36・42(E39・E51)
200 ㎜
300 ㎜
54・70(E63・E75)
200 ㎜
82は300㎜
400 ㎜
82は400㎜
3段配列は16〜28で300㎜、36〜42で400㎜、54〜70で500㎜、82で600㎜
段数の使い分け
1段|ほとんどこれ
シンプルで省スペース。コストと施工性に優れる
2段|整理したいとき
制御系と電源系を上下で分けたい場合など
3段|ごくまれ
高さが必要で設置環境を選ぶため採用されにくい
材質は鋼板製・ステンレス(SUS)・合成樹脂製。屋外や塩害地区では仕様の格上げを検討する。
05
まとめ|プルボックスのサイズ選定
設置箇所を決めてから、通過する配管で寸法を出す
1
幅は管ごとに+30、両端に30
取り付け余白と作業スペースを見込む式。直線でも直角でもこの考え方が土台になる
Σ(P+30)+60
2
分かれ道は2つだけ
長さは電線でPm×6、ケーブルでPm×8。直角では+30+3Pm(電線)/+8Pm(ケーブル)を加える
直線/直角・電線/ケーブル
3
直角配管は200㎜以上
A・Bともに200㎜未満にはできない。高さは配管サイズと段数の表から引く
計算値に関わらず
配管の種類と本数から自動計算するなら、セコサポのプルボックスサイズ選定ツール(登録不要)が使える。
出典:建築設備設計基準 ほか(適用は最新版で確認)
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