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TECHNICAL GUIDE
内線規程(JEAC 8001)
1.25倍/1.1倍の係数
幹線は2〜3%以内
kVA=kW÷力率
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解説資料 / TECHNICAL GUIDE
幹線サイズの選定手順
許容電流で決めて電圧降下で確かめる
大枠は許容電流と電圧降下の2つ。最初に確認するのは負荷に電動機が含まれるかどうか。
kWはkVAに直してから電流を出す
50
A|係数の境
2〜3
%|幹線
7
ステップ
出典:HARITAの設計室「幹線サイズの選定手順と計算方法」ほか
SECTION
01
この章で答えること
何から手をつければよいのか?
条件が多く見えるが、順番どおりに進めれば迷わない
このセクションで扱うこと
01
7ステップの全体像
02
許容電流と電圧降下
02
選定の全体像|7ステップで進める
負荷の把握から分岐保護まで。順番を崩さないのが要点
① 負荷の特性
電動機の有無
② 単位を統一
kVA=kW÷力率
③ 電源方式
単相/三相・電圧
④ 許容電流
IW ≧ 負荷の総和
⑤ 補正
敷設方式・周囲温度
⑥ 電圧降下
幹線 2〜3%以内
⑦ 分岐保護
遮断器の要否
許容電流で決めたあと、電圧降下で確かめる — この2段構えが基本
最初に確認するのは①の電動機の有無。ここを外さなければ、あとは手順どおりに進められる。
03
許容電流IW|電動機の有無と大小で式が変わる
IMは電動機の定格電流の総和、IHはそのほかの負荷の定格電流の総和
条件
係数
幹線の許容電流IW
電動機を含まない
なし
そのまま合算
IW ≧ IH
―
IM ≦ IH
なし
始動電流の影響が小さい
IM+IH
以上
IM > IH・IM ≦ 50A
1.25 倍
電動機側にかける
1.25IM+IH
以上
IM > IH・IM > 50A
1.1 倍
同上
1.1IM+IH
以上
幹線の許容電流は、接続される負荷の定格電流の合計以上、かつ配線用遮断器の定格電流以上であること
見落としやすい前提
単位はkVAで揃える
kVA=kW÷力率。許容電流や変圧器容量はkVA基準
需要率で適正化できる
全負荷が同時に最大で動く前提なら1.0。実情に応じて掛ける
補正を忘れない
敷設方式(空中・地中・管内)と周囲温度の低減率をかける
1つの経路に複数の敷設方式が混在するときは、条件の厳しいほう、または7割以上を占めるほうに合わせる。
04
電圧降下の許容値|こう長と受電方式で読む
こう長は幹線部分だけでなく、変圧器二次端子から最遠端の負荷まで
こう長(変圧器二次〜最遠端)
構内変圧器から供給
低圧受電
標準(60m以下)
3 % 以下
幹線に適用
2 % 以下
幹線・分岐それぞれ
120 m 以下
5 %
―
4 %
―
200 m 以下
6 %
―
5 %
―
200 m 超過
7 %
―
6 %
―
60mを超える場合は幹線部分と分岐部分の合計で決めるため、それぞれの割合は任意に決めてよい
計算例(e=kLI÷1000A)
動力|三相3線式
k=30.8・L=100m・I=30A・e=3% → 15.4mm² → 22 sq
電灯|単相3線式
k=17.8・L=100m・I=30A・e=3% → 8.9mm² → 14 sq
同じ電流でも変わる
電気方式とこう長でサイズが大きく動く
電圧降下が大きいと、機器の動作不良・モーターの始動不良・ランプのちらつきにつながる。
05
取り違えやすいところ
幹線サイズでつまずきやすい4点
よくある思い込み
負荷電流の合計だけで幹線を選べる
電動機の係数はいつでも1.25倍
需要率を掛けると容量不足になる
分岐幹線には必ず遮断器が必要
正しくは
電動機を含む場合は1.25倍または1.1倍で補正する
IMが50Aを超える場合は1.1倍
実情に応じた需要率で過大設計を避けつつ安全性を確保できる
条件を満たせば省略できる(55%以上/8m以下35%以上/3m以下)
幹線材料はCVTが一般的。大電流はバスダクト、防災・非常用電源には耐火電線(FPT)を採用する。
06
まとめ|幹線サイズの選定
2段構えで決める
1
まず電動機の有無を確認する
IM>IHのとき、IMが50A以下なら1.25倍、50Aを超えるなら1.1倍。含まない場合はIW≧IH
50Aが境目
2
許容電流で決めて補正する
kWはkVAに直し、電源方式を確認してから電流を出す。敷設方式と周囲温度の低減率も考慮する
敷設方式・周囲温度
3
電圧降下で確かめる
こう長は変圧器二次端子から最遠端の負荷まで。60mを超える場合はこう長に応じた緩和値を使う
幹線 2〜3%以内
系統全体の整合をまとめて確認するなら、セコサポの幹線つながりチェック(登録不要)が使える。
出典:内線規程(JEAC 8001)ほか(適用は最新版で確認)