422
TECHNICAL GUIDE
中身は通る順番
断路器とVCBの違い
50kWが分かれ目
搬入経路も設計
422
引込・受電 / TECHNICAL GUIDE
キュービクルの中身は
通る順番で覚える
PAS・VCT・断路器・VCB・変圧器を旅の順路で。
50kWを境に、受電方式と建物計画が変わる
50
kWの分かれ目
5
つの主役
2
台の変圧器
出典:HARITAの設計室「【新人講座 第8回】引込・受変電のきほん ― キュービクルの中身と「50kWの分かれ目」」
SECTION
01
この章で答えること
どこから確かめるか
キュービクルの中身、2つの受電方式、一次判断、設置場所、注意点の順に見る
このセクションで扱うこと
01
中身と順路
02
受電方式
03
設置と注意
02
電気が通る順番
門番から主役まで
PAS
門番。構内の地絡で
自動で切り離す
VCT
料金メーター用
電力量を計る
断路器は無負荷で切り離す縁切り用。VCBは短絡の大電流も断ち切る。
断路器とVCB
縁切り用と
本気のスイッチ
変圧器
6600Vを使える電圧へ
電灯用と動力用の2台
PASは、ご近所の配電線に事故を波及させないための装置でもある。
中身は配置ではなく、電気が通る順路で覚える。
03
低圧受電と高圧受電
門番から主役まで
比べる
低圧受電
高圧受電
分かれ目
50kW未満
契約電力
50kW以上
契約電力
変圧
電力会社
電柱の変圧器
自前
キュービクル
単価
高め
設備は軽い
安い
保安は自分
必要なもの
なし
キュービクル不要
設置場所
と搬入経路
太く仕入れるほど卸値が下がる、と考えるとよい
この4つ、すぐ答えられますか
設置場所
搬入できる・引込に近い・点検できる・浸水しにくい
うなり音
鉄心の伸び縮みによる正常な音。変わったら報告
50kW前後
設置費・単価差・保安費を並べ、何年で逆転するか試算
将来の増設
今の負荷だけでなく、増設やテナント変更まで聞く
キュービクルの扉を開けない。点検と操作は主任技術者の領域。
04
確認する3つ
門番から主役まで
順路
確認
5つの役割を言えるか
断路器とVCBの違い
変圧器は何台か
方式
確認
負荷を合計したか
50kWを超えるか
増設を聞いたか
場所
確認
搬入できるか
点検できるか
浸水しないか
受電方式が決まると、電気室の広さや保安の体制まで決まる。
05
まとめ|引込・受変電のきほん
門番から主役まで
1
順路で覚える
PAS→VCT→断路器→VCB→変圧器の順に電気が通る
中身
2
50kWの分かれ目
50kW以上は高圧受電。変圧は自前、単価は安くなる
方式
3
場所と搬入
設置場所と搬入経路を早めに決め、扉は開けない
計画
受電方式の判断が、受電設計の第一歩になる。