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TECHNICAL GUIDE
内線規程3705-3表
分岐と幹線は別の表
トップランナーは電流が小さい
最優先はメーカー仕様書
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
動力の分岐回路を4ステップで決める
内線規程3705-3表の使い方
200V三相誘導電動機1台の分岐回路は、仕様確認→定格電流→遮断器→電線の4段で決まる。
表は分岐用と幹線用で別なので、混同すると1サイズずれる
4
つの段
2
種の表
kW
から引く
出典:HARITAの設計室「動力ブレーカー・ケーブルサイズ早見表」
SECTION
01
この章で答えること
表のどこを見ればいいのか?
kWが分かれば、遮断器と電線はほぼ表で決まる
このセクションで扱うこと
01
4ステップの流れ
02
分岐用と幹線用の違い
03
表を使うときの前提
02
4ステップ|kWから電線まで
どの段でも根拠は内線規程3705-3表
1
STEP 1
モーター仕様と電圧を確認
定格出力(kW)と200V/400Vを押さえる。情報源はメーカー仕様書が最優先
▶
2
STEP 2
定格電流を把握する
トップランナーは高効率なので標準品より定格電流が小さい。2.2kW・200Vで11.1A
▶
3
STEP 3
配線用遮断器を選ぶ
始動電流でトリップせず、過負荷では確実に保護できる容量にする
▶
4
STEP 4
電線サイズを選ぶ
遮断器に見合った許容電流の電線。40Aなら許容30A以上(CV 5.5mm²など)
表は目安。実際は機器仕様書と設置条件(周囲温度・敷設方法・管内本数)で変わる。
03
分岐用と幹線用は別の表
同じ動力でも、引く表が違う
分岐回路の表
電動機1台に対する回路
出力kWごとに遮断器と電線が並ぶ
200V・400Vで表が分かれる
トップランナーと標準モーターでも別
幹線の表
複数台をまとめた区間
電動機の合計出力と直入れ最大で引く
こちらも200V・400Vで別の表
分岐の表を流用すると容量が足りない
「分岐回路用と幹線用で表が分かれている」ことを知らないと、幹線に分岐の値を使ってしまう。
04
押さえておく3つの前提
表だけで決めきらないための注意
仕様
最優先
内線規程の簡易選定表はあくまで目安
実際の定格電流はメーカー仕様書で確認
インバータ・ソフトスタータでは条件が変わる
始動
トリップ
直入れ始動は定格の数倍の電流が流れる
始動電流で落ちない遮断器容量にする
始動方式が変われば選定も変わる
協調
確認
遮断器と電線の保護協調が取れているか
上位の遮断器との選択遮断も見る
電線は許容電流だけでなく電圧降下も
表で当たりを付けて、最後は仕様書と現場条件で確かめる、という順番になる。
05
どの表を引くか
条件で表が分かれている
条件
分かれ方
備考
電圧
200V/400V
別々の表
要確認
400Vは電流が約半分
区間
分岐/幹線
別々の表
混同注意
幹線は合計出力で引く
電動機
TR/標準
定格電流が違う
TRが小
高効率だと電流が小さい
保護
遮断器/ヒューズ
B種ヒューズは別表
200Vのみ
ヒューズ表は200V
単相100V・三相200Vの「電線及び開閉器、過電流遮断器の定格」表も別にある
つながる場面
複数台をまとめる
動力盤 主幹ブレーカー選定
1回路を通しで
幹線・分岐回路 一気通貫計算
こう長が長い
電圧降下 かんたん計算
管に収める
電線管サイズ選定
表を引く前に、どの条件の表なのかを確かめる。ここを間違えると全部ずれる。
06
まとめ|動力の分岐回路の決め方
4ステップと、表の選び方
1
kWから電流、電流から電線
定格出力と電圧から定格電流を出し、遮断器を決め、その遮断器に見合う許容電流の電線を選ぶ
順番が決まる
2
分岐用と幹線用は別の表
200Vと400Vでも表が分かれる。幹線は合計出力で引き、分岐は1台ごとに引く
3705-3表
3
表は当たりを付けるもの
トップランナー機は定格電流が小さい。始動方式・周囲温度・こう長で実際の選定は変わる
最後は仕様書
始動電流でトリップしないこと、遮断器と電線の協調が取れていることを個別に確かめる。