56 TECHNICAL GUIDE対地電圧の制限住宅150V以下、200Vのエアコンが使える理由 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
見るのは対地電圧
住宅は150V以下
単3なら200Vも100V
例外は300V/DC450V
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配線・配管 / TECHNICAL GUIDE
対地電圧の制限
住宅150V以下、200Vのエアコンが使える理由
制限は線間電圧ではなく対地電圧で見る。感電の原因は大地との間の電圧だから。
単相3線式は中性線が接地されているので、線間200Vでも対地電圧は100V
150
V以下が原則
300
V以下の例外
450
V(太陽光DC)
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【001】|対地電圧の制限」(内線規程 JEAC8001-2022)
SECTION
01
この章で答えること
200Vのエアコンは制限違反ではないのか?
線間電圧と対地電圧を分けて考える
このセクションで扱うこと
01
対地電圧とは何か
02
150V超が許される例外
03
取り違えやすいところ
02
線間200V、対地100V
単相3線式は中性線が接地されている
電圧線 L1
中性線 N
電圧線 L2
接地
対地 100V
対地 100V
線間 200V
制限を見るのは左(対地)。機器の定格として表示されるのは右(線間)。
対地電圧=電線と大地の間の電圧。線間電圧=電線どうしの間の電圧。感電の原因になるのは前者。
03
150V超が許される例外
場所・用途・消費電力で決まる
条件
上限
補足
住宅の屋内配線
150 V 以下
これが原則
対地電圧
線間ではない
2kW以上の機器
300 V 以下
定格消費電力
条件付き
住宅内でも可
住宅以外
300 V 以下
店舗・工場・事務所
屋内配線
用途で分かれる
太陽電池モジュール
DC 450 V
以下
安全措置つき
地絡時自動遮断など
白熱電灯への配線も原則150V以下(特定条件で300V以下も可)
取り違えやすいところ
線間で判断する
誤り。見るのは対地電圧
住宅の200Vは違反
誤り。単3なら対地100V
150V超は一切不可
誤り。用途と容量で例外がある
例外なら上限なし
誤り。300VやDC450Vの上限がある
例外に当たっても上限がなくなるわけではない。300V以下、太陽光は直流450V以下という枠は残る。
04
対地電圧 と 線間電圧
同じ回路でも見る場所が違う
対地電圧
電線と大地(接地)との間の電圧
感電のリスクに直結する
内線規程の制限はこちらで判断する
単相3線式100/200Vでは100V
線間電圧
電線どうしの間の電圧
機器の定格として表示される値
「200Vのエアコン」はこちらの値
制限の判定には使わない
機器の銘板に出てくるのは線間電圧。規程が制限しているのは対地電圧。用語が混ざると判定を間違える。
05
設計で効いてくる場面
電圧の選び方に直結する
住宅
単相3線式
中性線を接地して対地100Vにする
200V機器も制限内で使える
中性線の欠相は電圧異常につながる
非住宅
300V以下
店舗・工場・事務所は300V以下まで
動力200V・400Vの扱いが変わる
用途の判定を先に確定させる
太陽光
直流450V以下
直流側は別の上限が置かれている
地絡時の自動遮断が前提
隠ぺいなどの安全措置も条件
同じ建物でも住宅部分と非住宅部分で上限が違う。複合用途では区分をはっきりさせてから電圧を決める。
06
まとめ|対地電圧の制限
内線規程の解釈と解説【001】
1
見るのは対地電圧
電線と大地の間の電圧。感電の原因がここにあるため、制限はこの値で判断する
線間ではない
2
住宅は150V以下
単相3線式100/200Vは中性線が接地されているので、線間200Vでも対地電圧は100V。200V機器が使える
が原則
3
例外にも上限がある
2kW以上の機器と住宅以外は300V以下、太陽電池モジュールは直流450V以下。無制限にはならない
300 / DC450
出典は内線規程(JEAC8001-2022)。適用にあたっては最新版の原典を確認する。
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