57 TECHNICAL GUIDE雷保護装置(SPD)付ける場所と接地で効き方が変わる 技術図書館へ
57
TECHNICAL GUIDE
電線から入ってくる
分電盤の電源側
接地抵抗を低く
集中接地端子でまとめる
57
接地・雷保護 / TECHNICAL GUIDE
雷保護装置(SPD)
付ける場所と接地で効き方が変わる
SPDは雷サージを大地へ逃がす装置。付けただけでは効かない。
入口で受け止める場所と、確実に逃がす接地の2つがそろって初めて働く
3
つの要点
電源側
に設置
接地
で効果が決まる
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【012】|雷保護装置」(内線規程 JEAC8001-2022)
SECTION
01
この章で答えること
付ければ雷対策は済むのか?
逃がす先がなければ働かない
このセクションで扱うこと
01
雷サージはどこから入るか
02
効かせる3つのポイント
03
接地が効果を決める理由
02
入口で受け止めて、大地へ逃がす
SPDは通り道の途中に置く装置
雷サージ
電線・通信線から侵入
分電盤の電源側
主開閉器の近くにSPD
接地抵抗は低く
負荷側の機器
PC・ルーターなど
残った電圧だけが
機器側へ流れる
雷サージは電線や通信線を通って建物に入る。入口で受け止め、大地へ逃がすのがSPDの役割。
03
効かせる3つのポイント
どれが欠けても効果が落ちる
ポイント
内容
理由
設置場所
分電盤の電源側
主開閉器の近く
入口で受ける
建物に入る電線の入口
接地
抵抗を低く
接地が命
確実に逃がす
悪いと効果半減
集中接地端子
一点にまとめる
盤内に設ける
電位差を作らない
SPDと機器を一点で
3つは独立ではない。接地が弱いと、正しい場所に付けても逃がしきれない
よくある誤解
付ければ安心
設置場所と接地で効果が変わる
負荷側でもよい
入口で受けないと下流に回る
接地は別の話
逃がす先がSPDの性能を決める
電源だけ守ればよい
通信線からも侵入する
SPDの選定表を見る前に、まず盤の位置と接地の計画を決める。後から接地を良くするのは難しい。
04
設計で決めておくこと
盤と接地は後から変えにくい
位置
盤の計画
引込から主開閉器までを短くする
SPDは主開閉器の近くに置く
盤内にSPDの納まりを確保する
接地
抵抗値
接地極の計画を早い段階で立てる
接地線は短く太くする
既存流用なら抵抗値を実測する
まとめ
集中接地端子
盤内に接地端子板を設ける
SPDと各機器の接地を一点に集める
端子の増設余地を残す
接地線が長いと、逃がす途中で電位が上がって機器側との差が残る。短く一点に集めるほど確実になる。
05
まとめ|雷保護装置(SPD)
内線規程の解釈と解説【012】
1
電線を通って入ってくる
電線や通信線から建物に侵入し、精密機器を故障・発火させる。SPDはこれを大地へ逃がす装置
雷サージ
2
入口で受け止める
分電盤の電源側、主開閉器の近くに置く。下流に付けると通り過ぎたぶんを守れない
電源側に設置
3
接地が効果を決める
逃がす先が悪いと効果は半減する。盤内に集中接地端子を設け、SPDと機器の接地を一点にまとめる
抵抗を低く
出典は内線規程(JEAC8001-2022)。機器の選定はメーカー仕様書と保護レベルで確認する。
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