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TECHNICAL GUIDE
B種は対象外
支持間隔6m以内
各階で構造体に固定
ALC壁は不適
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耐震・構造 / TECHNICAL GUIDE
ケーブルラック立上りの耐震支持
6m以内・各階固定
立上りでは吊りボルトが使えない。だからB種耐震支持は対象外になる。
SA種かA種で、各階の構造躯体に固定するのが基本
6
m以内
2
種別のみ
各階
で固定
出典:HARITAの設計室「ケーブルラックの耐震支持間隔と架台|立上り部は6m以内・各階固定」(建築設備耐震設計・施工指針)
SECTION
01
この章で答えること
立上りも横引きと同じでよいのか?
支持のしかたが根本的に違う
このセクションで扱うこと
01
使える耐震支持の種別
02
6m以内と各階固定
03
6mを超えるときの対策
02
使える耐震支持の種別
立上りではB種が外れる
種別
立上りでの扱い
理由
SA種耐震支持
対象
使える
横引きと同じ
同じ分類で評価する
A種耐震支持
対象
使える
横引きと同じ
同上
B種耐震支持
対象外
使えない
吊りボルト不可
立上りでは支持できない
立上り=縦方向のケーブルラック。EPS・PSなど縦配線スペースに設けるもの
立上りで効いてくる力
ケーブルの自重
縦方向にそのまま荷重がかかる
上下の振動
地震時に継ぎ手へ集中する
階ごとの揺れの差
周期差で共振するおそれ
たわみ
重量ケーブルの積載で生じる
吊りボルトで支える前提のB種は、立上りでは成立しない。ここを取り違えると設計の出発点から外れる。
03
各階で構造躯体に固定する
支持点の間隔は原則6m以内
立
上
り
ラ
ッ
ク
3F 構造躯体
2F 構造躯体
1F 構造躯体
固定
固定
固定
6m 以内
6m 以内
各階で固定するとラックの倒れと揺れを抑えられ、
重量ケーブルによるたわみも防げる。階ごとの揺れの
周期差による共振リスクも分散できる。
EPS・PSなど縦配線スペースでは、フロアごとに建物の構造躯体へ固定する。継ぎ金具は補強タイプを使う。
04
6mを超えるとき
階高が高い工場・大型施設で起きる
支点を足す
ブレース
中間部に振れ止め(ブレース)を入れる
壁・天井面にも支持を追加する
既設ラックにも後から入れられる
間隔を割る
ブラケット
中間に壁からブラケットで支持する
支持間隔は耐震架台の上部からブラケットまで
6m以内に分割する
強くする
部材の変更
継ぎ金具を補強タイプにする
耐震等級の高い重耐震ラックへ変更
厚鋼製などを検討する
スペースが限られるならブレース、余地があるならブラケットで分割。どちらも「6m以内」に収めるための手段。
05
固定先の選び方
何に留めるかで耐震性能が決まる
STEP 1
推奨
✓
RC梁や柱などの構造躯体に固定する
✓
地震時に壊れない部材を選ぶ
✓
EPS内の躯体位置を先に確認する
見落としやすい点
支持金具が持っても、留め先が壊れれば意味がない
STEP 2
避ける
✓
ALC(軽量気泡コンクリート)パネル壁
✓
地震で壊れやすく固定部材に不適
✓
間仕切壁への固定も同様に注意
見落としやすい点
ALC壁は耐震支持の固定先として認められない
STEP 3
部材
✓
継ぎ金具は補強タイプを使う
✓
負荷集中に備える
✓
カタログの適用条件を確認する
見落としやすい点
通常の継ぎ金具では継ぎ手部に荷重が集中する
固定先の躯体位置は建築図で先に押さえる。ALC壁しかない場所は、計画段階でルートを見直すほうが早い。
06
まとめ|立上りの耐震支持
6m以内・各階固定・躯体へ
1
B種は使えない
立上りでは吊りボルトによる支持ができないため、B種耐震支持は対象外。SA種かA種で評価する
SA種・A種
2
6m以内・各階固定
支持間隔は原則6m以内。EPS・PSではフロアごとに構造躯体へ固定し、継ぎ金具は補強タイプにする
2つの原則
3
固定先を選ぶ
ALCパネル壁は地震で壊れやすく固定部材に不適。6mを超えるならブレースかブラケットで分割する
RC梁・柱へ
出典は建築設備耐震設計・施工指針の考え方による。実際の選定は金具メーカーの適用条件も確認する。