67 TECHNICAL GUIDE支持間隔の決まり方数値より「どの文書が決めているか」 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
3つの根拠の層
金属管2m は内線規程
標準支持と耐震支持は別
仕様書が最優先
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配線・配管 / TECHNICAL GUIDE
支持間隔の決まり方
数値より「どの文書が決めているか」
電技解釈を引いても数値がない材種がある。金属管2m以下は内線規程の値。
3つの根拠の層を知れば、材種が変わっても迷わない
3
つの根拠
2
m(金属管)
5
回の連載
出典:HARITAの設計室「配管・ケーブルラックの支持間隔はこう決まる|根拠と早見表【総論・第1回】」(電技解釈/内線規程 JEAC8001/公共建築工事標準仕様書)
SECTION
01
この章で答えること
支持間隔はどこに書いてあるのか?
1冊にまとまってはいない
このセクションで扱うこと
01
3つの根拠の層
02
標準支持と耐震支持の違い
03
材種別の目安
02
3つの根拠の層
下から順に、具体的になっていく
電気設備技術基準・解釈
法令上の最低ライン
内線規程(JEAC 8001)
民間の実務基準
仕様書・メーカー基準
指定があればこれが優先
金属管・合成樹脂管は
「堅ろうに固定」と性能で規定
金属管2m以下・合成樹脂管1.5m以下
など、現場で使う具体値の多く
公共建築工事標準仕様書、
ラック・可とう管メーカーの推奨値
電技解釈に数値があるのは金属ダクト・バスダクト・ライティングダクトなど。金属管や合成樹脂管は性能規定になっている。
03
標準の支持間隔 と 耐震支持
混同されやすいが別の概念
標準の支持間隔|平常時
守るのは自重によるたわみ・垂れ
根拠は電技解釈・内線規程・仕様書・メーカー基準
金属管2m以下、合成樹脂管1.5m以下など
この連載が扱うのはこちら
耐震支持|地震時
守るのは地震時の落下・脱落
根拠はSHASEの指針、建築設備耐震設計・施工指針など
ケーブルラック立上りは6m以内・各階固定など
標準支持を満たしたうえで重ねて設計する
標準どおり支持すれば耐震も満たせる、ではない。守る対象も根拠の文書も別で、両方を満たす必要がある。
04
材種別の目安
詳しい条件は各論で扱う
材種
支持間隔
主な根拠
金属管(G・C・E)
2 m 以下
管端付近は0.3〜0.5m
内線規程
電技は性能規定
硬質ビニル電線管
1.5 m 以下
温度伸縮に注意
内線規程
VE・HIVE
ケーブルラック
鋼2m / AL1.5m
垂直は3m以下
メーカー基準
材質で変わる
金属ダクト類
3 m 以下
ライティングDは2m
電技解釈
数値規定あり
合成樹脂可とう管(PF・CD)は露出1m程度が目安。ケーブル直付けは垂直2m以下(接触防護ありで6m)
守らないと起きること
たわみ・垂れ
勾配が狂い、見た目も悪くなる
接続部の応力
カップリング・ボックスが緩む
落下・脱落
満載ラックが外れると重大事故
絶縁・地絡
被覆の擦れから短絡につながる
数値は一般的な目安。内線規程の版・造営材の種類・管径やケーブル本数・物件の仕様書で変わる。
05
まとめ|支持間隔の地図
総論・第1回
1
根拠は3層になっている
電技解釈が最低ライン、具体値の多くは内線規程、物件の仕様書やメーカー基準に指定があればそれが優先
法令→規程→仕様書
2
数値がない材種がある
金属管・合成樹脂管は電技解釈では性能規定。金属管2m以下は内線規程の値で、法令に数値がないから自由ではない
堅ろうに固定
3
耐震支持は別に重ねる
標準支持は自重とたわみ、耐震支持は落下・脱落が対象。根拠も別で、両方を満たして設計する
平常時/地震時
各論は第2回 金属管/第3回 合成樹脂管/第4回 ケーブル/第5回 ラック・ダクト類。最終判断は最新版で確認する。
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