68 TECHNICAL GUIDE漏電遮断器差で検知し、必要な場所に設ける 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
行きと帰りの差
60V超の金属外箱
300V超の低圧電路
乾燥した場所は例外
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幹線・電圧降下 / TECHNICAL GUIDE
漏電遮断器
差で検知し、必要な場所に設ける
電流の大きさではなく、行きと帰りの「差」で漏電を見つける。
必要になるのは60V超の金属外箱機器・300V超の低圧電路・水気の多い場所
60
V超の機器
300
V超の電路
0
が正常時の差
出典:HARITAの設計室「内線規程の解釈と解説【015】|漏電遮断器」(内線規程 JEAC8001-2022)
SECTION
01
この章で答えること
どうやって「漏れている」と分かるのか?
電流の大きさは見ていない
このセクションで扱うこと
01
差で検知する仕組み
02
設置が必要なケース
03
選定で確認すること
02
行きと帰りの差を見る
正常なら差はゼロ
正常時
行きの電流
帰りの電流
差 = ゼロ
遮断しない
漏電時
行きの電流
帰り(減っている)
大地へ漏電
差が発生
瞬時に遮断
電流の大きさではなく
差を見ている。
だから過電流遮断器とは
役割が別になる。
漏電すると電気が大地へ逃げるため、行きと帰りに差が生じる。この差を検知した瞬間に電路を切る。
03
設置が必要なケース
電圧と場所の2つの入口
対象
しきい値
補足
金属製外箱の低圧機械器具
60 V 超
への電源供給
電圧が入口
低圧なら常に、ではない
低圧電路
300 V 超
使用電圧
電圧が入口
300V以下でも場所で必要
住宅の水回り・屋外
場所で必要
浴室・台所・屋外コンセント
場所が入口
屋内でも対象になる
漏電リスクの高い設備
プール・噴水
など
個別に判断
使用条件で見る
乾燥した場所・簡易接触防護措置がある場合は例外となることがある
取り違えやすいところ
電流の大きさで動く
誤り。行きと帰りの差で検知する
低圧なら電圧を問わず必要
誤り。60V超の金属外箱機器が対象
屋内の水回りなら不要
誤り。浴室・台所も対象になる
対象なら必ず設置
誤り。乾燥した場所などは例外あり
電圧で入るルートと、場所で入るルートがある。片方だけ見ていると漏れる。
04
選定で確認すること
定格電流だけでは決まらない
STEP 1
定格
定格電流を回路に合わせる
定格感度電流を用途で選ぶ
動作時間の区分も確認する
見落としやすい点
定格電流だけ見て決めない
STEP 2
種類
使用目的に合った種類を選ぶ
JIS適合品であることを確認する
高調波・サージへの対応も見る
見落としやすい点
用途が違うと誤動作・不動作の原因になる
STEP 3
付加機能
中性線欠相保護の有無
単相3線式では特に効く
必要に応じて選定条件に入れる
見落としやすい点
中性線が切れると機器側に過電圧がかかる
漏電遮断器は「切る」設備。「知らせる」漏電火災警報器とは目的が違うので、必要なら両方を置く。
05
まとめ|漏電遮断器
内線規程の解釈と解説【015】
1
見ているのは差
正常時は行きと帰りの電流が等しく差はゼロ。漏電で大地へ逃げると差が生じ、それを検知して瞬時に遮断する
行き − 帰り
2
入口は電圧と場所
60V超の金属製外箱の機器、300V超の低圧電路。加えて浴室・台所・屋外など水気の多い場所も対象になる
60V / 300V
3
例外と選定条件がある
乾燥した場所や簡易接触防護措置がある場合は例外あり。選定は定格・種類・JIS適合・中性線欠相保護で見る
定格+種類+機能
出典は内線規程(JEAC8001-2022)。適用にあたっては最新版の原典を確認する。
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