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TECHNICAL GUIDE
原因は磁歪現象
固体音は遮音壁で止まらない
20dB以上の低減
水平2.0・鉛直1.0
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耐震・構造 / TECHNICAL GUIDE
変圧器の防振架台
防音だけの部品ではない
唸りの正体は磁歪現象。伝わるのは空気ではなく建物。
同じ架台が、地震時には揺れを吸収する側にまわる
20
dB以上
2.0
水平震度
1.0
鉛直震度
出典:HARITAの設計室「受変電設備の設計|変圧器防振架台の仕様について詳しく解説」(建築設備耐震設計・施工指針)
SECTION
01
この章で答えること
なぜ上階の受変電で問題になるのか
空気を伝う音ではないから、壁では止まらない
このセクションで扱うこと
01
振動が生まれる仕組み
02
防振架台の構成
03
防振と耐震の二役
02
音の伝わり方
止める場所が違う
磁歪現象
鉄心が周期的に伸縮する
変圧器が振動する
唸り音の発生源になる
固体音
床や壁を伝わって下階へ
空気を伝わる音ではないので、遮音壁では止まらない。伝わる経路そのものを切る。
上部架台・下部架台
変圧器を受け、防振要素を挟む
スプリング・吸振体
振動を吸収し伝達を抑える
ストッパー
揺れすぎと移動量を抑える
防振ゴムより減衰性能が高く、20dB以上の騒音低減が期待できる。
災害対策で受変電設備を上階に置く計画が増えている。上階に置くほど、下階への固体音が問題になりやすい。
03
取り違えやすいところ
「ゴム足」ではない
ありがちな理解
実際は
その理由
遮音壁を立てれば止まる
止まらない
固体音は構造を伝う
経路を切る
伝達そのものを断つ
防振は騒音対策だけ
耐震も担う
揺れを吸収する
損傷防止
転倒・破損を防ぐ
バネの上は地震で危険
ストッパー
が移動量を抑える
指針準拠
国交省の設計指針
防振ゴムでも同じ
減衰が違う
スプリングが有利
20dB以上
の低減が期待できる
設計用水平震度2.0・鉛直震度1.0は、耐震クラスのSクラスに相当する
この3つ、すぐ答えられますか
固体音の原因
鉄心が伸縮する磁歪現象
期待できる低減量
20dB以上(防振ゴム比)
準拠する指針
建築設備耐震設計・施工指針
設計用震度
水平2.0/鉛直1.0(Sクラス相当)
平常時は振動を建物へ伝えない。地震時は衝撃を吸収して機器の転倒・破損を防ぐ。同じ架台が二役をこなす。
04
計画で見るところ
位置・性能・根拠
位置
上階ほど効く
受変電を上階に置く計画で問題になりやすい
直下や近接する居室の用途を確認する
床スラブの構造も伝わり方に効く
性能
20dB以上
防振ゴムより減衰性能が高い
スプリングと吸振体の組み合わせ
ストッパーで移動量を抑える
根拠
耐震指針
国土交通省の建築設備耐震設計・施工指針に準拠
設計用水平震度2.0・鉛直震度1.0
耐震クラスSに相当する数値
仕様書を確認する前に、耐震性能の項だけでも押さえておくと、機器選定と架台の仕様がずれにくい。
05
まとめ|変圧器の防振架台
防振と耐震は一体で見る
1
唸りの正体は磁歪現象
鉄心が周期的に伸縮して変圧器が振動する。床や壁を伝わる固体音なので、遮音壁では止まらない
固体音
2
架台の構成は3つ
上部・下部架台、スプリングと吸振体、ストッパー。防振ゴムより減衰が高く20dB以上の低減が期待できる
20dB
3
地震時は揺れを吸収
建築設備耐震設計・施工指針に準拠し、設計用水平震度2.0・鉛直震度1.0。耐震クラスSに相当する
2.0 / 1.0
防振装置はゴム足ではなく、建築設備の耐震設計における要のひとつ。騒音と耐震を同時に満たす部材として見る。