81 TECHNICAL GUIDEケーブルラックの材質内はZM、外はZA/Z35 技術図書館へ
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TECHNICAL GUIDE
屋内はZMが標準
屋外はZA/Z35
ALは耐荷重が低い
めっき鋼板と仕上げは別
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配線・配管 / TECHNICAL GUIDE
ケーブルラックの材質
内はZM、外はZA/Z35
記号は仕上げと材料を表している。屋内か屋外かで、まず二分される。
アルミは軽いが、耐荷重が低い
ZM
一般屋内
ZA
屋外推奨
AL
軽量
出典:HARITAの設計室「ケーブルラックの材質選定|屋内外・塩害・耐火での使い分け」(電気設備工事管理指針 令和元年版)
SECTION
01
この章で答えること
記号だけ見ても違いが分からない
仕上げと材料に分けると、選定が一本でつながる
このセクションで扱うこと
01
5つの記号と仕上げ
02
屋内・屋外の使い分け
03
めっき鋼板と仕上げの違い
02
まず屋内か屋外か
そのあとに価格と耐荷重で絞る
一般屋内(水気なし)
ZM
溶融亜鉛めっき鋼板+焼付塗装
ZT
透明塗装のトレー型(流通少)
標準仕様=在庫品
安価・納期が短い・耐荷重が高い
湿気・水気の多い屋内/一般屋外
Z35
HDZ35以上の溶融亜鉛めっき
ZA
Z35と同等の耐食性で安価
AL
アルミ合金+アルマイト(軽量)
Z35は「どぶ付け」「溶融亜鉛メッキ仕上げ」とも呼ばれる。ALは耐荷重が低いので幹線には使わない。
屋外はZ35が伝統的だが、同等の耐食性でより安価なZAが実務では選ばれやすい。呼び方はZAM・スーパーダイマ・エコガルなど。
03
5つの記号
仕上げと材料で読む
記号
仕上げ
適用場所と特徴
ZM(標準・無印)
焼付塗装
めっき鋼板に塗装
一般屋内
安価・在庫品・耐荷重高
Z35(どぶ付け)
めっき仕上げ
HDZ35以上
屋外
加工後めっきで耐食性高
ZA(ZAM等)
合金めっき
亜鉛-アルミ系
屋外
Z35と同等で安価
AL(アルミ)
アルマイト
陽極酸化皮膜
軽荷重のみ
軽いが耐荷重が低い
ZTは透明塗装のトレー型。規格上は存在するが、各社で製造されていない
この3つ、すぐ答えられますか
屋内の標準
ZM(無印・メラミン焼付塗装)
屋外の推奨
ZA(Z35と同等の耐食性で安価)
ALの注意点
耐荷重が低い。幹線には使わない
鋼板と仕上げの違い
仕上げは加工後めっき。切断面まで覆う
HDZの数字は亜鉛付着量と平均めっき膜厚を表す。HDZ35は付着量350g/㎡以上、膜厚49μm以上。
04
めっき鋼板と、めっき仕上げ
順序の違いが性能差になる
鋼板
めっき→加工
めっき済みの鋼板を切断・曲げする
切断面に鉄素地が露出する
ZMやZAがこの系統
仕上げ
加工→めっき
加工した後に溶融亜鉛めっきする
切断・曲げ部にも亜鉛が付く
Z35がこの系統。耐食性に優れる
選定
順番で決める
屋内か屋外かで二分する
屋外は価格でZAかZ35を選ぶ
軽荷重で運搬性を優先するならAL
同じ「溶融亜鉛めっき」でも、めっきをする順序が違えば切断面の状態が変わる。屋外ほどこの差が効いてくる。
05
まとめ|ケーブルラックの材質
記号は仕上げと材料を表している
1
屋内はZMが標準
溶融亜鉛めっき鋼板に焼付塗装。安価で納期が短く、耐荷重も高い。無印と書かれていればこれ
在庫品
2
屋外はZAかZ35
Z35はHDZ35以上のどぶ付け。ZAは同等の耐食性でより安価。湿気・水気の多い屋内も同じ扱い
同等耐食
3
ALは軽さと引き換え
アルミ合金にアルマイト処理。運搬は楽だが耐荷重が低いため、幹線ではなく弱電など軽荷重に使う
耐荷重低
めっき鋼板は「めっきしてから加工」、めっき仕上げは「加工してからめっき」。切断面の耐食性がここで分かれる。
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