サイズの設計 PR

サイズの選定方法|ケーブルラックのサイズ選定方法について詳しく解説

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 

ケーブルを並べましょう

 

今回の疑問

 

ケーブルラックのサイズ・幅ってどうやってきめるの?

 

ケーブルラック 仕様 サイズ 選定




あにまるさん
あにまるさん
ケーブルラックの幅ってどうやって決めればいいんだー

はりた
はりた
ケーブルラックのサイズは敷設する配線サイズと余長、将来用を考慮して計画する必要があるよ!

あにまるさん
あにまるさん
そうなんだな!詳しく教えてくれ!

はりた
はりた
それじゃあケーブルラックのサイズ選定について解説していこう!

 

結論

ケーブルラックのサイズは次の式で求めることができます

  • 強電用
  • 弱電用

 

 

 

本記事のおすすめの方
  • ケーブルラックのサイズ選定方法を知りたい方
  • ケーブルラックの規格について知りたい方
  • ケーブルラックのサイズ選定に必要な資料を探している方
参考にした書籍はこちらからチェック
  • 建築設備設計基準

ツールの紹介

ケーブルラックサイズ算出表を作成しました!

ケーブルラックのサイズ(幅)選定方法

はりた
はりた
ケーブルラックの幅は次の式によって求められるよ

あにまるさん
あにまるさん
強電と弱電で求め方が違うのか?

はりた
はりた
弱電用のケーブルラックは段積することを想定しているから全体に0.6がかかるようなっているんだよ

あにまるさん
あにまるさん
なるほど!だから1以下の数字なんだな!
強電用の計算式
  • W=ケーブルラックの幅
  • D=各ケーブルの仕上がり外径[㎜]
弱電用の計算式
  • W=ケーブルラックの幅
  • D=各ケーブルの仕上がり外径[㎜]
  • D+10の10は[㎜]を差し、ケーブルの外径に対する周囲の余裕を見込みます
  • 60、120は両端のケーブルからケーブルラック間の余裕を見込みます
  • 強電用の1.2は幹線の蛇行、許容電流の低減、増設、サイズアップした場合の余裕を見込みます
  • 弱電用の0.6は段積みした場合を想定して圧縮しています




具体的な計算手順

ケーブルの周りにスペースを見込む

D[d1]をケーブルの断面積とした場合、

ケーブルの仕上がり外径から+10㎜のスペースを見込みます。

ケーブルラックの両サイドにスペースを見込む

ケーブルを配置後、ケーブルの両サイドを30㎜ずつ

(弱電の場合60㎜)スペースを見込みます。

全体に余裕係数を見込む

ケーブルサイズの変更、将来の常設を想定し求めた

長さ×1.2倍し将来用スペースを見込みます。

弱電用ケーブルラックの場合、段積みを前提とし0.6倍のサイズにします



補足:ケーブルサイズごとの占有幅

ケーブルの占有幅

ケーブルの占有率を求めるための式は【D+10】となっておりますが、基準上はケーブルのサイズによって占有幅は異なって決められています。しかし計算方法簡略化のためケーブルサイズを問わず一律10㎜によって計算するようになっています。

ケーブルの占有幅
記号 導体の断面積[㎟] [占有幅㎜]
d1 22以下 (ケーブルの仕上がり外径+3)×ケーブルの本数
d2 38、60、100 (ケーブルの仕上がり外径+7)×ケーブルの本数
d3 150、200,250以上 (ケーブルの仕上がり外径+12)×ケーブルの本数




ケーブルラックサイズの目安一覧

ケーブルラックサイズの目安サイズ

ケーブルラックのサイズを算出する際、概算でもいいので目安を知りたい!という方も多いと思いますのでケーブルサイズ毎の概算リストをご紹介しますので参考にしてください。

サイズ選定に利用した計算式

 

CVT14のケーブルラックサイズ一覧

CVT14のケーブルラックサイズ
線種 サイズ 1本あたり外径 本数 占有幅 ラック推奨サイズ
CVT 14 21 31 200
CVT 14  21 62 200
CVT 14  21  93 200
CVT 14  21  124 300
CVT 14  21  155 300
CVT 14 21  186 300
CVT 14  21  217 400
CVT 14  21  248 400
CVT 14  21   279 500
CVT 14  21  10  310 500

 



CVT22のケーブルラックサイズ一覧

CVT22のケーブルラックサイズ
線種 サイズ 1本あたり外径 本数 占有幅 ラック推奨サイズ
CVT 22 24 34 200
CVT 22 24 68 200
CVT 22 24 102 200
CVT 22 24 136 300
CVT 22 24 170 300
CVT 22 24 204 400
CVT 22 24 238 400
CVT 22 24 272 400
CVT 22 24 306 400
CVT 22 24 10 340 500

 



CVT38のケーブルラックサイズ一覧

CVT38のケーブルラックサイズ
線種 サイズ 1本あたり外径 本数 占有幅 ラック推奨サイズ
CVT 38 28 38 200
CVT 38 28 76 200
CVT 38 28 114 300
CVT 38 28 152 300
CVT 38 28 190 300
CVT 38 28 228 400
CVT 38 28 266 400
CVT 38 28 304 500
CVT 38 28 342 500
CVT 38 28 10 380 600

 



CVT60のケーブルラックサイズ一覧

CVT60のケーブルラックサイズ
線種 サイズ 1本あたり外径 本数 占有幅 ラック推奨サイズ
CVT 60 33 43 200
CVT 60 33 86 200
CVT 60 33 129 300
CVT 60 33 172 300
CVT 60 33 215 400
CVT 60 33 258 400
CVT 60 33 301 500
CVT 60 33 344 500
CVT 60 33 387 500
CVT 60 33 10 430 600

 



CVT100のケーブルラックサイズ一覧

CVT100のケーブルラックサイズ
線種 サイズ 1本あたり外径 本数 占有幅 ラック推奨サイズ
CVT 100 41 51 200
CVT 100 41 102 200
CVT 100 41 153 300
CVT 100 41 204 400
CVT 100 41 255 400
CVT 100 41 306 500
CVT 100 41 357 600
CVT 100 41 408 600
CVT 100 41 459 800
CVT 100 41 10 510 800

 



CVT150のケーブルラックサイズ一覧

CVT150のケーブルラックサイズ
線種 サイズ 1本あたり外径 本数 占有幅 ラック推奨サイズ
CVT 150 47 57 200
CVT 150 47 114 300
CVT 150 47 171 300
CVT 150 47 228 400
CVT 150 47 285 500
CVT 150 47 342 500
CVT 150 47 399 600
CVT 150 47 456 800
CVT 150 47 513 800
CVT 150 47 10 570 800

 



関連記事

まとめ

ケーブルラックサイズの求め方

ケーブルラックサイズを求めるための計算式

  • 強電用
  • 弱電用

  • W=ケーブルラックの幅
  • D=各ケーブルの仕上がり外径[㎜]
  • D+10の10は[㎜]を差し、ケーブルの外径に対する周囲の余裕を見込みます
  • 60、120は両端のケーブルからケーブルラック間の余裕を見込みます
  • 強電用の1.2は幹線の蛇行、許容電流の低減、増設、サイズアップした場合の余裕を見込みます
  • 弱電用の0.6は段積みした場合を想定して圧縮しています