電圧降下計算ツール
統合 電線サイズ選定ツール
電圧降下の条件から、必要な電線の太さを計算し、最適なケーブルサイズと許容電流を選定します。
プロジェクト情報
参考情報:電圧降下の許容値
供給変圧器の二次側端子又は 引込線取付点から最遠端の負 荷に至る間の電線のこう長 (m) |
電気使用場所内に設けた変圧器から供給する場合 電圧降下 (%) |
電気事業者から低圧で電気の供給を受けている場合 電圧降下 (%) |
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幹線 | 分岐回路 | 合計 | 幹線 | 分岐回路 | 合計 | |
60以下 | 3以下 | 2以下 | – | 2以下 | 2以下 | – |
120以下 | – | – | 5以下 | – | – | 4以下 |
200以下 | – | – | 6以下 | – | – | 5以下 |
200超過 | – | – | 7以下 | – | – | 6以下 |
電圧降下率の振り分け設定
一般的に分岐は2%以下とするため、全体の許容値から分岐分を引いた残りが、幹線の許容電圧降下率となります。
全体の許容降下率
– %
分岐回路の降下率
2.0 %
幹線の許容降下率
– %
計算断面積(S)
選定サイズ
実電圧降下
許容電流
計算履歴
幹線名称 | 計算方式 | 電気方式 | 回路電圧 | 長さ(m) | 電流(A) | 選定サイズ(sq) | 実電圧降下(V) | 許容電流(A) | 操作 |
---|
このツールは計算の補助としてお使いください。実際の設計では、必ず内線規程や関連法規の最新版を確認してください。
利用規約
1. 本ツールは、電気設備設計における計算の補助を目的として提供されています。表示される値は、特定の条件下での参考値です。
2. 本ツールの計算結果や提供される情報の正確性、完全性、特定目的への適合性について、一切の保証を与えるものではありません。
3. 本ツールの利用によって利用者に生じたいかなる損害(直接的、間接的を問わず)についても、提供者は一切の責任を負いません。すべての計算結果は、利用者の責任において、必ず専門家による確認、または公式な仕様書や規程と照合してください。
4. 本規約およびツール内容は、予告なく変更されることがあります。
📐統合電線サイズ選定ツールのご紹介|電圧降下&許容電流を自動計算!
「この幹線、太さはこれで大丈夫だっけ?」
「電圧降下を見越したケーブル選定、ちゃんとできてるかな?」
そんな不安を解消してくれるのが、今回紹介する「統合 電線サイズ選定ツール」です。
🔧このツールでできること
本ツールでは、電圧降下の条件・負荷電流・幹線の長さなどを入力することで、
-
最適なケーブルサイズ
-
許容電流の確認
-
電圧降下率の計算
が一括で自動算出されます!
📁 入力項目とその意味
-
工事件名・作成日
→ 設計図面への転記や書類提出に便利! -
供給方式の選択(参考)
– 「電気使用場所内に設けた変圧器から供給」
– 「電気事業者から低圧で供給」
この選択により、起点電圧や基準条件が変わるため、電圧降下率の算出にも影響します。
🧮 ケーブル選定が難しい理由
電線の選定では、以下の2つを同時に満たす必要があります。
判定基準 | 内容 |
---|---|
許容電流 | 電線が過熱せず安全に流せる電流値 |
電圧降下 | 配線の長さにより起こる電圧のロスを許容範囲に抑える |
このツールは、これらの条件を自動でクロスチェックし、最適なケーブル呼び径を提案してくれます。
⚡参考情報|電圧降下の許容値ってどれくらい?
電線サイズを選定するうえで重要になるのが「電圧降下の許容値」です。
これは、電気を送る途中でどれだけ電圧が下がってもよいかを表す値で、幹線・分岐回路・距離条件によって変わります。
🧭供給方式によって基準が異なる!
電圧降下の許容値は、電気の供給元によって分けて考える必要があります。
供給方式 | 内容 |
---|---|
電気使用場所内に変圧器がある | 建物内にキュービクル等があるケース(高圧受電) |
電気事業者から低圧で供給 | 低圧柱上トランスから直接受けるケース(一般住宅など) |
📊電圧降下の許容値(表で確認!)
🔌【電気使用場所内に変圧器がある場合】
電線長(m) | 幹線の電圧降下 | 分岐回路の電圧降下 | 合計 |
---|---|---|---|
60m以下 | 3%以下 | 2%以下 | – |
120m以下 | – | – | 5%以下 |
200m以下 | – | – | 6%以下 |
200m超過 | – | – | 7%以下 |
💡【電力会社から低圧で受電している場合】
電線長(m) | 幹線+分岐回路 合計電圧降下 |
---|---|
120m以下 | 4%以下 |
200m以下 | 5%以下 |
200m超過 | 6%以下 |
幹線と分岐を分けて考えるのは、高圧受電の現場でよく使う考え方なんだ📐
✅設計時のポイント

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変圧器の設置場所を必ず確認!
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長距離になる配線では、ケーブルを1サイズ上げるなどの対応が有効
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許容値を超えると機器の誤動作や寿命の低下に繋がるため、表の数値を基準に電線を選定しましょう!
📐ステップ1:供給方式と許容電圧降下を選ぶ
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供給方式によって、許容される電圧降下の基準が異なります。
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例:施設内設置の変圧器 ⇒ 合計6%以下(200m以下)
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例:電力会社供給 ⇒ 合計5%以下(200m以下)
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🧠**「幹線」「分岐」ごとの振り分けもバーで簡単に調整可能!**
✍️ステップ2:使用条件を入力する
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幹線の長さ(m)
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使用電流(A)
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電圧(100V / 200V / 600V など)
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使用ケーブルの電圧定格
入力後、「計算」ボタンを押すだけで、以下の情報が自動計算されます:
出力内容 | 説明 |
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選定サイズ(SQ) | 必要な断面積(mm²) |
実際の電圧降下(V) | 実測に基づく降下電圧 |
許容電流(A) | 選定サイズの許容電流 |
✅履歴もExcel出力可能!
計算履歴は保存され、Excel出力・印刷も対応。現場資料や報告書にもそのまま使えます!
🧰まとめ:このツールの活用ポイント
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電圧降下の許容値に応じた正確な電線サイズを選定できる
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回路方式(単相・三相)や使用条件に応じた柔軟な計算
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実際の電圧降下や許容電流が一覧で確認できて安心
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印刷・Excel出力で書類対応もスムーズ!