幹線のこう長が長い現場や負荷の大きい回路では、「このケーブルサイズと距離で、末端まで電圧が持つのか」が気になります。セコサポの電圧降下計算ツールは、内線規程準拠の簡易式電圧降下・降下率・末端電圧を計算し、許容値内かどうかをその場で判定できる無料ツールです。ここでは、活用事例・想定状況・概要・操作方法の順にご紹介します。

電圧降下って、こういうこと 現場「この幹線、末端まで 電圧は足りてる?」 分電盤 200V 電源側 高 低 こう長 80m(遠いほど電圧が下がる) 💡 末端電圧↓ 判定 OK / 降下率 1.8% 許容内かを ツールが即判定
電源から遠いほど電圧は下がる。許容値(例:2%以内)に収まるかをツールが即判定します。

💬 はりた&ペン太(まずは疑問から)

🐧 見習いペン太
「電圧降下って、そんなに気にしないといけないんですか?」

🦔 はりた
「うん。電源から遠い末端ほど電圧は下がるんだ。下がりすぎると照明が暗くなったり、機器が本来の力を出せなかったりする。だから内線規程で許容値が決まっていて、設計の段階で「収まっているか」を確認しておくと安心なんだよ。」

活用事例

たとえば、駐車場棟から離れた分電盤へ200Vの幹線を引くケース。「こう長が80mを超えるが、選定中のケーブルサイズで電圧降下は2%に収まるか」を着工前に確認したい——そんな場面で役立ちます。区間・回路・負荷電流・こう長・電線サイズを選ぶと、電圧降下率と末端電圧、許容判定がすぐに表示されます。もし許容値を超えていても、許容内に収まる最小サイズをワンタップで提案してくれるので、サイズアップの判断を迷わず進められます。計算書はPDFで出力できるため、元請や施主へ根拠を示す資料としてもそのまま使えます。

想定状況

次のような場面で活用できます。

  • ✅ 幹線・分岐回路の設計で、ケーブルサイズと距離から電圧降下を確認したいとき
  • ✅ こう長が長い、または負荷電流が大きく、末端電圧の低下が心配なとき
  • ✅ 内線規程の許容値(幹線・分岐の別)に収まっているかを確認したいとき
  • ✅ 許容値を超えた場合に、どのサイズまで上げれば収まるかを知りたいとき
  • ✅ 現場や打合せの場で、その場でサッと試算して判断したいとき
  • ✅ 元請・施主へ、電圧降下の計算根拠を書面で示したいとき

概要

内線規程に準拠した簡易式で、電圧降下(e)・電圧降下率・末端電圧を計算し、許容値との判定を表示します。専門知識がなくても答えられる「かんたん設問」モードと、細かく指定できる「詳細入力」モードの2通りに対応しています。

主な機能は次のとおりです。

  • 電圧降下・降下率・末端電圧の計算と、許容値との自動判定
  • かんたん設問(4つの設問に答えるだけ)/詳細入力の2モード
  • 幹線/分岐回路の自動判定、受電方式(単相2線・単相3線・三相3線・三相4線)の判定
  • 許容超過時に、許容内へ収まる最小ケーブルサイズを提案(ワンタップで適用)
  • 基準許容電流との照合、こう長と電圧降下率のグラフ表示
  • 計算式・内訳・電路イメージ(インフォグラフィック)の表示
  • 案件情報・現場写真の添付、計算書のPDF出力・印刷・LINE共有

※ 内線規程準拠の簡易式による試算です。管内収納や多条布設では電流減少係数を考慮し、最終判断は有資格者が行ってください。

✏️ ここがポイント
こう長が長い・負荷が大きいときは電圧降下に注意。「かんたん設問」で即判定し、超過なら最小サイズを自動提案。計算書はPDFで残せるので根拠資料にも使えます。

操作方法

インストール・登録は不要です。ツールを開いたら、次の4ステップで計算できます。

💬 はりた&ペン太(使うときのコツ)

🐧 見習いペン太
「計算、むずかしそうです…」

🦔 はりた
「大丈夫。「かんたん設問」で区間や負荷を選ぶだけで判定まで出るよ。もし許容値をオーバーしても、収まる最小サイズを提案してくれるから、そのまま採用すればいい。計算書はPDFにできるから、元請さんへの説明もラクになるよ。」

1条件を入力区間・回路・負荷こう長・電線を選ぶかんたん設問でOK 2判定を確認降下率・末端電圧許容内かを表示超過なら最小サイズ提案 3詳細指定受電方式・サイズを個別に設定必要な場合のみ 4保存・共有計算書をPDF・印刷写真添付・LINE共有根拠資料に 操作は かんたん4STEP
入力 → 判定 →(詳細)→ 保存・共有の4ステップで完結します。

実際の操作画面

※ 画面はセコサポの実際のツール画面です。画像をクリックすると拡大表示します。

操作画面1拡大操作画面2拡大

STEP1|条件を入力する(かんたん設問)

画面左の「かんたん設問」で、目的(降下率を確認 など)・区間(幹線(低圧) など)・回路(照明100V など=相・電圧)・負荷(電流A)・こう長(m)・電線(2.0mm VVF など)を選びます。「設問に答えて入力する」から、4つの質問に答える形式で入力することもできます。

STEP2|計算結果と判定を確認する

入力すると、画面右に電圧降下・電圧降下率・末端電圧と、許容値内かどうかの判定が表示されます。許容値を超えている場合は、許容内に収まる最小サイズが提案されるので、ワンタップで適用できます。

STEP3|詳細に条件を指定する(必要な場合)

より細かく条件を指定したいときは「詳細入力」に切り替えます。受電方式や電線サイズなどを個別に設定して、精度の高い試算が行えます。

STEP4|計算書を保存・共有する

案件情報や現場写真を添付して、計算書をPDF出力・印刷できます。LINE共有にも対応しているので、社内やお客様への連携もスムーズです。

無料で使えます

電圧降下計算ツールは、会員登録なしで無料で使えます。下のボタンからそのままお試しください。