製図や設計図面の作成では、シャーペン選びが描きやすさと作業効率を大きく左右します。本記事では製図におすすめのシャーペンを、選び方のポイントとあわせてご紹介します。

製図におすすめのシャーペン選びの3つのポイントを整理した図解
結論
製図用シャーペンは「重さ・バランス」「芯の細さ」「価格と所有感」の3点で選ぶのがおすすめです。
ペン太ペン太
製図用シャーペンって、結局高いものを買えば間違いないんですよね?
ハリタハリタ
価格より重さとバランス、芯の細さの使い分けが先です。0.3mmと0.5mmを場面で選ぶだけで線の見やすさが変わりますよ。

製図用シャーペン選びの3つのポイント

  • 重さとバランス:程よい重さで手になじむものを選ぶと、長時間の作業でも疲れにくくなります。
  • 芯の細さ:0.2〜0.5mmなど細い芯は正確な線が引けます。製図では0.3mmと0.5mmの使い分けが便利です。
  • 価格と所有感:2,000〜3,000円台で、木製軸など所有満足度の高いモデルもあります。
ペン太ペン太
2,000円前後もするんですか⁉ シャーペン1本にそこまで出すなんて…
ハリタハリタ
価格だけで判断しないこと。毎日使う道具は所有満足度が高いほど丁寧に扱う意識が育ち、図面の質にも効いてきますよ。
程よい重さとバランスがあると手になじみ、長時間の製図でも疲れにくくなります。芯は0.3mmと0.5mmを線の太さで使い分けます。価格は2,000〜3,000円台で、長く使える作りのものが目安です。
製図の線は、細線と太線を描き分けます。JIS Z 8316 では太線と細線の太さの比を2:1以上としています。細い線には0.3mm、太い線や強さを重視するときには0.5mmを使うと描き分けが楽になります。

製図の線は、細線と太線を描き分けるのが基本です。JIS Z 8316(製図-図形の表し方の原則)では、太線と細線の太さの比を2:1以上としています。芯径を細線用(0.3mm)と太線用(0.5mm)で分けておくと、力加減に頼らずに太さをそろえられます。

たとえるなら

製図用シャーペンは、料理人の包丁のようなものです。
安い包丁でも切れますが、手になじむ1本があると、同じ作業でも疲れ方と仕上がりが変わります。毎日握る道具ほど、少し良いものを選ぶ価値があります。
ひっかけ注意

「芯は1本の太さで全部描ける」ではありません。
同じ芯で力加減だけで描き分けると、線の太さがそろわず図面が読みにくくなります。細線用と太線用で芯径を分けると、力を入れずに一定の太さが出せます。

製図におすすめのモデル

  • パイロット シャープペン S20(エストゥエンティ):価格2,530円(税込・0.3mm、税抜2,300円。2026年9月時点)、芯は0.3mm/0.5mm、樹脂含浸カバ材の木製軸、全長146mm・最大径φ10.6mm。
  • ぺんてる オレンズネロ:芯は0.2mm/0.3mm/0.5mm、自動芯出し機構(0.5mmはメーカー希望小売価格 税込3,300円)で芯が折れにくいのが特長です。
  • 替えゴム(消しゴム)も別途用意しておくと、芯が短くなったときも安心して使い続けられます。
たとえ話
シャーペン選びは、毎日使う仕事道具を選ぶようなもの。少し良いものを選ぶだけで、日々の製図作業がぐっと快適になります。
ペン太ペン太
製図用ってそんなにこだわる必要あるの?
ハリタハリタ
細い線を正確に引けるかで図面の見やすさが変わるんだ。重さや芯の細さは要チェックだよ。
ペン太ペン太
値段が高いと折れたとき悲しいなあ。
ハリタハリタ
そのぶん大事に使う意識も上がるよ。0.3mmと0.5mmを揃えると用途で使い分けできて便利なんだ。
パイロット S20 は樹脂含浸カバ材の木製軸で、芯径は0.3mmと0.5mm、メーカー希望小売価格は税込2,530円(0.3mm)です。ぺんてる オレンズネロは自動芯出しで芯が折れにくく、芯径は0.2mm・0.3mm・0.5mm、0.5mmは税込3,300円です(2026年9月時点)。
ひっかけ注意

「文具の値段は何年たっても同じ」ではありません。
文具の希望小売価格は改定されます。S20 も、現在のメーカー希望小売価格は税込2,530円(税抜2,300円)です。古い記事や口コミの値段をうのみにせず、購入前にメーカーや販売店のページで確かめます。


よくある質問(FAQ)

Q. 製図には何mmの芯がおすすめですか?
A. 細かい線を引くなら0.3mm、強度を重視するなら0.5mmが使いやすいです。両方そろえて使い分けると便利です。
Q. シャーペンの重さは重い方がいいですか?
A. 程よい重さがあると手になじみ、長時間の作業でも疲れにくくなります。好みもあるため、実際に握って選ぶのがおすすめです。
Q. 高価なシャーペンを選ぶ意味はありますか?
A. 描き心地や所有満足度が高く、丁寧に扱う意識も上がります。毎日使う道具なので投資する価値はあります。

ペン太ペン太
まず1本買うなら、芯径はどちらから始めるのがいいですか?
ハリタハリタ
強度のある0.5mmから始めて、細かい線用に0.3mmを足すのがおすすめです。道具選びも設計の腕のうちですよ。
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ABOUT ME
HARITA
電気設備の設計に携わる技術者です。内線規程や電気設備技術基準の解釈などの一次資料をもとに、設計・施工者向けの技術解説と、専門知識のない方に向けた「住まいの電気」の解説を書いています。