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引込電線の長さはなぜ8m以下?その技術的な理由とは?
✅ 結論から!
引込電線は、原則として「8m以下」にしましょう。
→ これは「安全性・点検・雷対策」など、複数の観点からの目安値です!
見習いペン太
なんで引込電線って、8m以下じゃないとダメなの?9mじゃだめ?
はりた
実はね、これにはちゃんと理由があるんだよ。たとえば、引込点から盤までが長すぎると、感電や火災のリスクが高くなるんだ。
はりた
あと、長すぎると点検が難しくなったり、雷サージが建物内部に入りやすくなるっていうのも大きな理由だね。だから“8m以内”が安全側の目安として推奨されてるってわけ。
🔍 技術的な根拠とは?
【1】保守・点検のしやすさの確保
引込開閉器(開閉装置)を建物の入口近くに設置することで、
- ヒューズ交換
- 絶縁抵抗測定
- 配線点検
…といった保守作業がスムーズに行えるようになります!
見習いペン太
なんで引込開閉器って、建物の入り口にあることが多いの?もっと奥でもいい気がするけど…?
はりた
いいところに気づいたね!入り口の近くにあると、ヒューズの交換や絶縁抵抗の測定、それから配線の点検もすぐにできるんだ。効率的だし、安全面でも有利なんだよ。
見習いペン太
なるほど!点検のたびに建物の奥まで行くのは大変だもんね。
【2】雷や異常電圧の侵入対策
開閉器は雷サージ対策としても機能
外部からの異常電圧を室内に侵入させないためにも、なるべく手前に設置する必要あり
【3】感電・事故の防止
開閉器が各極を完全に遮断できない場合、配線に充電されている可能性も…
そのため、「短距離で確実に分離できる」構成が望ましい
🏗 なぜ「8m」なのか?
-
建物の構造や施工・保守実態を考慮した距離
-
あくまで勧告的(推奨)な目安 → 必ずしも絶対ではない!
📘「内線規程 JEAC 8001-2022」では、
「工事および保守の実態を踏まえた『勧告事項』」として 8m としている
🧾 関連規定との比較
規程・法令 | 内容 |
---|---|
内線規程 1370-7-3 | 引込口から装置までの長さは8m以下が望ましい |
電気設備技術基準 第147条 | 引込口に近い箇所に開閉器を設ける(数値規定なし) |
✅ まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
なぜ8m以下? | 保守の容易さ・感電防止・雷対策のため |
強制か? | あくまで「勧告事項」(推奨) |
他法令との関係 | 電技基準では距離に具体的数値なし |
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