「太陽光をつけると電気代がゼロになります」——その試算、前提を見ましたか。回収年数は、自家消費率をいくつに置くかで倍ちがいます。

検針票の数字を入れるだけで、その家の実質単価から回収年数を出します。FITが2段階になったこと(前半4年24円/5〜10年目8.3円)も計算に入れています。

1電気を買っている単価

kWh
円/kWh

請求金額 ÷ 使用量で、基本料金・燃料費調整額・再エネ賦課金まで含んだ「その家の実質単価」が出ます。直接入力しても構いません。

2いまの立ち位置

住宅用のFITは2025年10月から2段階(前半4年24円/5〜10年目8.3円)になりました。卒FITは大手電力の標準的な買取で8〜8.5円前後です。

3調べたい設備

4太陽光の条件

kW
万円
万円
%
kWh

5蓄電池の条件

kWh
万円
万円
日/年
年で回収(目安) 円/年(初年度)

この計算の考え方/太陽光は「自家消費した分は買電単価まるごとの節約」「売った分は売電単価の収入」として、年ごとに積み上げています。売電単価はFITの段階に合わせて1〜4年目24円、5〜10年目8.3円、11年目以降は卒FIT単価で切り替えています。蓄電池は「売れば売電単価だった電気を、買わずに済ませた」差額で計算しています。

パネルの経年劣化、パワーコンディショナの交換費用、電気料金の将来の変動、メンテナンス費用は含んでいません。実際の見積と条件でご判断ください。

結果の読み方

数字が出たら、次の3つを確かめてください。

① 自家消費率を動かしてみる。ここが結果をいちばん動かします。30%と60%で回収年数が数年違うはずです。販売店の試算を見るときも、まずこの数字を聞いてください。高めに置けばシミュレーションはいくらでも良く見えます。

② 蓄電池は「立ち位置」で結果が変わる。FIT 1〜4年目(売電24円)を選ぶと、蓄電池の回収年数はほとんど出ません。24円で売れる電気をためても、得られる差が小さいからです。同じ蓄電池でも、5年目に売電が8.3円へ下がった瞬間に価値が跳ね上がります。買うタイミングの話だと分かります。

③ 保証期間と並べる。蓄電池の保証は10〜15年、パワーコンディショナは10年前後で交換時期です。回収年数がそれを超えるなら、金額では届いていません。そのうえで「停電時に電気がある状態」にいくら払うかという判断になります。

この計算に入れていないもの

正直に書いておきます。次の要素は含めていません。いずれも結果を悪くする方向に効きます。

  • パネルの経年劣化(年0.5%程度ずつ出力が落ちます)
  • パワーコンディショナの交換費用(10年前後で発生します)
  • 点検・メンテナンスの費用
  • 電気料金の将来の変動(上がれば自家消費の価値も上がります)

逆に、電気代が上がり続ければ自家消費の値打ちも上がるので、そこは有利に働きます。ここで出る数字は「いまの条件が続いたら」の目安として使ってください。