電気設備の記事や現場でよく出てくるのに、いまさら聞きにくい用語を 127語 厳選して、ジャンル別にまとめました。当サイトの全記事(600本以上)を分析し、登場頻度が高く、初学者・新人設計者がつまずきやすい用語を選んでいます。各用語の「関連記事を探す」から、その用語を扱った記事にすぐ飛べます。

全127語を表示中

電気の基礎

電圧でんあつ

電気を押し流す力のことで、単位はボルト(V)。水道でいう水圧にあたる。日本の低圧配電では単相100V/200V、三相200Vが標準で、これを超える600V以下が低圧、600V超〜7,000V以下が高圧と区分される。

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電流でんりゅう

電気の流れる量のことで、単位はアンペア(A)。水道でいう水の流量にあたる。電線やブレーカーはこの電流の大きさをもとにサイズを選定するため、設計実務で最も頻繁に扱う数値。

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抵抗ていこう

電気の流れにくさを表す値で、単位はオーム(Ω)。電線が細く長いほど抵抗は大きくなり、電圧降下や発熱の原因になる。接地工事では「接地抵抗」として規定値以下に抑えることが求められる。

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電力と電力量でんりょく

電力(kW)は「いま使っている電気の大きさ」、電力量(kWh)は「使った電気の合計」。設備設計では負荷の電力から電流を逆算して幹線や変圧器の容量を決める。

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皮相電力(kVA)ひそうでんりょく

電圧×電流で求まる見かけ上の電力。実際に仕事をする有効電力(kW)に対し、変圧器や発電機の容量はこのkVAで表される。kW=kVA×力率の関係がある。

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力率りきりつ

皮相電力(kVA)のうち実際に有効に使われる電力(kW)の割合。モーターなどの誘導性負荷が多いと力率が悪化し、同じ仕事でも大きな電流が流れる。高圧受電では進相コンデンサで力率を改善すると基本料金が割引される。

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単相と三相たんそう・さんそう

単相は照明・コンセントなど一般負荷向けの電気方式、三相は動力(モーター)向けの方式。単相3線式(100/200V)は住宅・ビルの標準、三相3線式200Vは空調・ポンプなどの動力回路に使われる。

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対地電圧たいちでんあつ

電線と大地との間の電圧。感電の危険度に直結するため、内線規程では住宅の屋内電路の対地電圧は原則150V以下と定められている。単相3線式200Vの対地電圧は100Vなので住宅でも200V機器が使える。

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定格電流ていかくでんりゅう

機器やブレーカーが連続して安全に流せる電流の保証値。ブレーカーの「20A」「30A」といった表示がこれで、分岐回路の設計は負荷の定格電流を基準に組み立てる。

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負荷電流ふかでんりゅう

実際に接続された機器(負荷)に流れる電流。電動機なら定格出力から、コンセント回路なら想定負荷から算出し、これに余裕を見て電線サイズとブレーカーを選定する。

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短絡電流たんらくでんりゅう

電線同士が直接接触(ショート)したときに流れる非常に大きな事故電流。数千〜数万アンペアに達することもあり、遮断器はこの短絡電流を安全に遮断できる能力(遮断容量)を持つ必要がある。

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始動電流しどうでんりゅう

モーターが回り始める瞬間に流れる大きな電流で、定格電流の5〜8倍程度に達する。動力回路のブレーカーや電線は、この始動電流で不要動作しないよう余裕を持たせて選定する。

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受変電設備(高圧)

受変電設備じゅへんでんせつび

電力会社から高圧(6,600V)で受電し、構内で使える低圧(100V/200V等)に変換するための設備一式。契約電力がおおむね50kW以上になると高圧受電となり、この設備が必要になる。

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キュービクル

受変電機器を金属製の箱にコンパクトに収めた「キュービクル式高圧受電設備」の通称。屋上や敷地内に設置され、中には変圧器・遮断器・保護継電器などが収容されている。JIS規格品を使うのが一般的。

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変圧器(トランス)へんあつき

電圧を変換する機器。受変電設備では6,600Vを210V/105Vなどに降圧する。照明・コンセント用の単相変圧器と、動力用の三相変圧器に分けて設置するのが一般的。容量はkVAで表す。

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トップランナー変圧器

省エネ法のトップランナー制度に適合した高効率変圧器。現行は2014年基準(第二次判断基準)適合品が標準で、旧型より損失が大幅に少ない。更新工事や新設では実質的にこれを選定することになる。

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単線結線図たんせんけっせんず

受変電設備の機器構成と電気の流れを1本の線で簡略化して表した図面。スケルトンとも呼ばれる。受変電設計の基本図面で、機器の選定・保護協調・系統構成の検討はすべてこの図をベースに行う。

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PAS(高圧気中開閉器)パス

電柱の構内引込点に設置する高圧開閉器。構内で地絡事故が起きたときに自動で切り離し、事故が配電線全体へ波及するのを防ぐ(波及事故防止)。SOG制御装置とセットで使われる。

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SOGエスオージー

PASに内蔵される制御方式で、地絡は即時遮断(G)、短絡などの過電流は無電圧になってから開放(SO)する仕組み。これにより構内事故時も電力会社の再送電と協調して安全に切り離せる。

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LBS(高圧交流負荷開閉器)エルビーエス

高圧回路の開閉に使う機器で、限流ヒューズ(PF)と組み合わせて短絡保護も担う「PF・S形」として小規模キュービクルの主遮断装置に広く使われる。300kVA以下の設備で標準的。

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VCB(真空遮断器)ブイシービー

真空中で接点を開閉することでアークを消す高圧遮断器。短絡電流も遮断できる本格的な遮断装置で、保護継電器と組み合わせて中〜大規模キュービクルの主遮断装置(CB形)に使われる。

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断路器(DS)だんろき

点検時に回路を確実に切り離すための開閉器。負荷電流を切る能力はないため、必ず遮断器で電流を切ってから操作する。操作順序を誤ると重大事故につながるため、実務ではインターロックが重視される。

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PF(高圧限流ヒューズ)

短絡電流を極めて短時間で限流・遮断する高圧ヒューズ。LBSと組み合わせたPF・S形受電設備の短絡保護を担う。一度動作したら交換が必要で、3相のうち1本だけ切れる「欠相」に注意が必要。

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避雷器(LA)ひらいき

雷などによる異常電圧(サージ)を大地へ逃がして機器を保護する装置。受電点付近に設置し、A種接地工事を施す。高圧受電設備では500kW以上で設置義務、それ未満でも設置が推奨される。

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CT(変流器)シーティー

大きな電流を計器や継電器で扱える小さな電流(5A等)に変換する機器。過電流継電器や電流計はCTの二次側電流で動作する。通電中に二次側を開放すると高電圧が発生して危険、というのが実務の鉄則。

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VT・VCT(計器用変成器)ブイティー

VTは高電圧を計器用の低電圧(110V等)に変換する変成器。VCTはVTとCTを一体化したもので、電力会社の取引用電力量計とセットで受電点に設置される。

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ZCT(零相変流器)ゼットシーティー

三相の電流バランスの崩れ(零相電流=地絡電流)を検出する変流器。地絡継電器(GR)と組み合わせて、漏電・地絡事故を検出して回路を遮断するために使う。

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GR・DGR(地絡継電器)ジーアール

ZCTが検出した地絡電流で動作する保護継電器。DGR(地絡方向継電器)は電流の向きも判別し、構外の事故による不要動作(もらい事故)を防げるため、現在はDGR付きが標準的。

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OCR(過電流継電器)オーシーアール

CTの二次電流を監視し、過負荷や短絡を検出してVCBに遮断指令を出す保護継電器。動作時間と電流値の整定により、電力会社側の保護装置と協調(保護協調)させることが重要。

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進相コンデンサしんそうコンデンサ

誘導性負荷で遅れた力率を改善するために設置するコンデンサ。高圧受電設備では変圧器容量に応じて設置し、力率改善による基本料金割引と電流低減の効果がある。

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直列リアクトルちょくれつリアクトル

進相コンデンサと直列に接続し、高調波による障害やコンデンサ投入時の突入電流を抑制する機器。コンデンサ容量の6%リアクタンスを設けるのが標準で、現在はコンデンサとセット設置が原則。

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短絡容量たんらくようりょう

受電点で短絡事故が起きたときに電源側から供給されうる事故電流の規模(MVA)。遮断器の遮断容量選定の根拠となる値で、電力会社への照会で確認する。

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契約電力とデマンドけいやくでんりょく

高圧受電の契約電力は、30分ごとの平均使用電力(デマンド値)の最大値をもとに決まる。過去1年の最大デマンドが契約電力になるため、ピークカットが電気料金削減の要点になる。

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需要率・負荷率・不等率じゅようりつ

設備容量に対して実際に使われる割合が需要率、平均電力と最大電力の比が負荷率、複数負荷の最大がずれる度合いが不等率。変圧器容量や幹線サイズを現実的な大きさに絞り込むための係数。

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幹線・配線設計

幹線かんせん

受電設備や引込口から各分電盤・動力盤までの太い電路。建物の大動脈にあたる。負荷の合計容量に需要率を加味して電流を算出し、許容電流・電圧降下・保護協調の3点から電線サイズを決める。

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分岐回路ぶんきかいろ

分電盤のブレーカーから照明・コンセントなどの末端負荷までの回路。内線規程により、20A配線用遮断器の回路にはVVF1.6mm以上、コンセントは15A・20A用など、組み合わせが細かく規定されている。

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許容電流きょようでんりゅう

電線に連続して流せる電流の上限値。これを超えると絶縁被覆が劣化・発火する恐れがある。電線の太さ・絶縁体の種類・敷設方法(管内・多条布設など)で決まり、低減率を掛けて補正するのが設計実務の基本。

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電圧降下でんあつこうか

電線の抵抗により、負荷側の電圧が電源側より下がる現象。内線規程では幹線・分岐合計で標準2%以内(こう長により緩和あり)が目安。電線サイズ選定では許容電流と並ぶ二大チェック項目。

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CVケーブルシーブイ

架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルの略称。耐熱性・許容電流に優れ、低圧・高圧とも幹線・動力配線の主力ケーブル。600V CV、6,600V CVなど電圧階級がある。

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CVTケーブルシーブイティー

CVケーブルの単心3本をより合わせたトリプレックス形ケーブル。同サイズのCV3心より放熱が良く許容電流が大きい、端末処理がしやすいなどの利点があり、幹線では実質的な標準品。

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VVFケーブルブイブイエフ

ビニル絶縁ビニルシース平形ケーブル。住宅・小規模建物の屋内配線で最も使われる灰色の平たいケーブルで、1.6mm・2.0mmなどの太さがある。ステープルで造営材に直接固定できるのが特徴。

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IV電線アイブイ

600Vビニル絶縁電線。ケーブルと違い外装(シース)がない単線・より線で、必ず電線管やダクトに入れて使用する。盤内配線や接地線にも広く使われる。

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絶縁電線とケーブルの違い

絶縁電線は導体を絶縁体で覆っただけのもの(IVなど)、ケーブルはさらに外装(シース)で保護したもの(VVF・CVなど)。ケーブルはそのまま施設できるが、絶縁電線は管路等に収める必要がある。

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より線と単線よりせん

細い素線をより合わせたのがより線(sq=スケア表記)、1本の銅線が単線(mm表記)。より線は曲げやすく太サイズで標準、単線は細径の屋内配線で標準。「2mm」と「2sq」は別物なので注意。

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耐火電線・耐熱電線たいかでんせん

火災時にも一定時間通電を維持できる電線。消防用設備への配線に使い、非常電源回路は耐火配線(FP等)、操作回路などは耐熱配線(HP等)と、設備ごとに要求区分が決まっている。

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バスダクト

銅やアルミの帯状導体を金属ダクトに収めた大容量幹線材。数百〜数千アンペアの大電流を効率よく送れるため、高層ビルや工場の立て幹線・横引き幹線に使われる。

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盤・配線器具

分電盤ぶんでんばん

幹線から受けた電気を各分岐回路に分配する盤。主幹ブレーカーと分岐ブレーカーで構成される。住宅用はホーム分電盤、ビル用は鋼板製の標準分電盤が使われ、回路数に予備を見込んで選定する。

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動力盤どうりょくばん

三相200Vの動力負荷(空調・ポンプ・ファンなど)専用の分電盤。分岐にはモーター保護に適したモータブレーカーや電磁開閉器を組み合わせることが多い。

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制御盤せいぎょばん

機械や設備を自動運転・制御するための盤。マグネット・タイマー・リレーやシーケンサ(PLC)を収め、動力盤から電源を受けて機器を制御する。電気設計では動力盤との取り合い区分が実務ポイント。

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主幹ブレーカーしゅかん

盤の入口に設置し、盤全体をまとめて保護・開閉するブレーカー。分岐回路の合計負荷と幹線の許容電流から容量を決める。住宅ではアンペアブレーカーや漏電遮断器がこの位置に入る。

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配線用遮断器(MCCB)はいせんようしゃだんき

過負荷や短絡を検出して自動で回路を遮断するブレーカー。いわゆる「ノーヒューズブレーカー」。定格電流と遮断容量(kA)の2つで選定し、電線の許容電流を超えない定格を選ぶのが原則。

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漏電遮断器(ELB・ELCB)ろうでんしゃだんき

漏電(地絡)を検出して回路を遮断するブレーカーで、過電流保護も兼ねるものが一般的。感電防止が目的で、水気のある場所のコンセント回路などには感度電流30mA・高速形の設置が義務付けられる場面が多い。

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過電流遮断器かでんりゅうしゃだんき

過負荷・短絡電流を遮断する装置の総称で、配線用遮断器とヒューズがこれにあたる。内線規程・電技解釈では「幹線・分岐回路には過電流遮断器を施設すること」という形で登場する法令用語。

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開閉器・手元開閉器かいへいき

回路の入切を行う機器の総称。モーターなど機械のそばに設置して保守時に電源を切れるようにするのが手元開閉器で、内線規程により電動機ごとの施設が原則。カバースイッチや配線用遮断器が使われる。

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電磁開閉器(マグネットスイッチ)でんじかいへいき

電磁石で接点を開閉する電磁接触器(MC)に、モーター保護用のサーマルリレーを組み合わせた機器。動力回路の遠方操作・自動運転・過負荷保護の中心部品。

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専用回路せんようかいろ

エアコン・IHクッキングヒーター・電子レンジなど大容量機器のために、他とコンセントを共用せず1回路を割り当てること。容量オーバーによるブレーカー動作や過熱を防ぐ設計の基本。

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コンセントの定格と接地極

コンセントには15A125V・20A250Vなどの定格があり、差込口の形状で区別される。接地極付(アース端子付)は水回りや200V機器で必須となる場面が多く、内線規程で施設場所ごとの要否が定められている。

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3路・4路スイッチさんろ・よんろ

階段の上下など2か所以上から同じ照明を入切するためのスイッチ結線。2か所なら3路スイッチ2個、3か所以上なら間に4路スイッチを追加する。電気工事士試験の定番課題でもある。

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接地・保護・安全

接地(アース)せっち

電気機器の金属部分や電路を大地と電気的につなぐこと。漏電時に電流を大地へ逃がし、感電や火災を防ぐのが目的。工事の種類はA・B・C・D種の4種類に区分される。

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A種接地工事エーしゅ

高圧・特別高圧機器の外箱や避雷器などに施す接地。接地抵抗値は10Ω以下。高圧機器の漏電は危険度が高いため、最も厳しい抵抗値が求められる。

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B種接地工事ビーしゅ

変圧器の低圧側中性点等に施す接地。高圧と低圧が混触したとき低圧側の電位上昇を抑えるためのもので、抵抗値は電力会社の1線地絡電流から計算で決まる。住宅のコンセントに100Vが安全に届く仕組みの根幹。

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C種接地工事シーしゅ

300Vを超える低圧機器(三相400V級など)の外箱等に施す接地。接地抵抗値は10Ω以下(漏電遮断器等で0.5秒以内に遮断する場合は500Ω以下に緩和)。

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D種接地工事ディーしゅ

300V以下の低圧機器の外箱や金属管などに施す接地。接地抵抗値は100Ω以下(0.5秒以内遮断で500Ω以下に緩和)。実務で最も頻繁に登場する接地工事。

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接地抵抗の測定せっちていこう

接地極と大地との間の抵抗を接地抵抗計(アーステスタ)で測ること。補助極を2本打って測定する電位降下法が基本。規定値を超えた場合は接地棒の増し打ちなどで対応する。

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接地線せっちせん

機器と接地極を結ぶ電線。緑(または緑/黄)色のIV線を使うのが標準で、太さは接地工事の種類と回路のブレーカー容量に応じて内線規程の表から選定する。

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漏電ろうでん

絶縁の劣化や損傷により、電気が本来の回路以外(機器の外箱や大地)へ漏れ流れること。感電・火災の原因となるため、漏電遮断器と接地工事の組み合わせで保護するのが低圧設備の基本。

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感電かんでん

人体に電流が流れること。電流の大きさと通電時間で危険度が決まり、数十mAでも致命的になりうる。対地電圧の制限・接地・漏電遮断器・絶縁保護具は、すべて感電防止のための多重防護。

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絶縁抵抗測定(メガー)ぜつえんていこう

電路と大地間などの絶縁の良否を絶縁抵抗計(メガー)で測る試験。低圧回路では対地電圧150V以下で0.1MΩ以上などの基準があり、竣工時と定期点検で必ず実施する。

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絶縁耐力試験ぜつえんたいりょく

高圧機器・ケーブルに最大使用電圧の1.5倍(10,350V)を10分間印加して絶縁の健全性を確認する試験。高圧受電設備の竣工検査で行う代表的な試験。

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保護協調ほごきょうちょう

事故時に事故点へ最も近い保護装置だけが動作し、上位は動作しないよう遮断器や継電器の特性を整合させること。これが取れていないと、末端の小さな事故でビル全体が停電する「波及」が起きる。

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電線管・施工材料

電線管でんせんかん

電線を保護し通線するための管の総称。金属管(G・C・E)と合成樹脂管(PF・CD・VE)に大別され、場所や工事種別で使い分ける。太さは収める電線の断面積の32%(または48%)以下を目安に選定する。

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厚鋼電線管(G管)あつこう

肉厚の金属電線管。ねじを切って接続する。強度・耐候性に優れ、屋外や工場などの露出配管、重耐塩環境で使われる。呼び径はG16・G22など内径基準の奇数系列。

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薄鋼電線管(C管)うすこう

肉薄でねじ切り接続する金属管。屋内の露出・隠ぺい配管に使われる。呼び径はC19・C25など外径基準。近年はねじなし電線管に置き換わる場面が多い。

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ねじなし電線管(E管)ねじなし

ねじを切らずカップリングのビス止めで接続する金属管。軽く施工性が良いため、屋内の金属管工事では最も一般的。呼び径はE19・E25など。

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PF管ピーエフ

自己消火性のある合成樹脂可とう電線管。コンクリート埋込・隠ぺい・露出とも使える柔軟な管で、屋内配管の主力。二重構造のPFDと単層のPFSがある。

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CD管シーディー

自己消火性のないオレンジ色の合成樹脂可とう管。原則としてコンクリート埋込専用で、露出配管には使えない。色でPF管と見分けるのが現場の常識。

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VE管(硬質ビニル電線管)ブイイー

硬質塩化ビニル製のまっすぐな電線管。軽量で耐食性が高く、屋外の腐食環境や地中埋設の立ち上がりなどに使われる。熱に弱いため加熱して曲げ加工する。

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プルボックス

電線管が集合・分岐する箇所や通線が長くなる中間に設ける金属製・樹脂製の箱。通線作業と接続のためのスペースで、サイズ計算ツールがあるほど選定に手間がかかる定番資材。

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アウトレットボックス

スイッチ・コンセント・照明の取付や電線の接続に使う埋込ボックス。金属管・合成樹脂管工事の要所に設置される。中形四角・スイッチボックスなど種類が多い。

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ケーブルラック

多数のケーブルを載せて敷設するはしご状の支持材。幹線や弱電ケーブルが集中する天井内・電気シャフト(EPS)で使われ、幅は収容ケーブルの合計幅に余裕を見て選定する。子桁ピッチや支持間隔にも規定がある。

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金属ダクト・線ぴきんぞくダクト・せんぴ

多数の電線を収める角形の金属製配線路がダクト、幅5cm以下の小型のものが金属線ぴ(メタルモール等)。盤周りの多条配線や露出配線の美装に使われる。

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造営材ぞうえいざい

建物の構造材・仕上材(柱・壁・天井など)を指す内線規程・電技上の用語。「ケーブルを造営材に沿って施設する場合の支持間隔」のように、配線工事の規定文に頻出する。

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照明・負荷設備

LED照明エルイーディー

発光ダイオードを光源とする照明。蛍光灯・水銀灯からの置き換えが完了しつつあり、新設設計では実質唯一の選択肢。消費電力・寿命に優れ、器具光束(lm)と固有エネルギー消費効率(lm/W)で選定する。

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照度設計しょうどせっけい

室の用途ごとに必要な明るさ(lx=ルクス)を確保するよう器具台数・配置を決めること。JISの照度基準(事務室750lxなど)をもとに、照明率・保守率を使う逐点法・光束法で計算する。

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放電灯・蛍光灯ほうでんとう

放電現象を利用した光源の総称で、蛍光灯・水銀灯・メタルハライドランプなど。安定器が必要で、内線規程には1,000Vを超える放電灯(ネオン等)の施設規定もある。LED化に伴い既存改修で扱うことが中心。

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動力(電動機負荷)どうりょく

三相200Vで動くモーター類の負荷を指す現場用語。空調機・ポンプ・ファン・エレベーターなどが該当し、照明コンセント(電灯)系統と分けて設計する。「電灯」「動力」の区分は設備設計の基本骨格。

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電動機(モーター)でんどうき

電気を回転力に変える機器で、設備では三相かご形誘導電動機が主流。出力はkWで表し、定格電流・始動電流をもとに分岐回路・手元開閉器・電磁開閉器を選定する。始動方式(直入れ・スターデルタ等)も設計項目。

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エアコンの専用回路

ルームエアコンは容量・電圧(100V/200V)に応じた専用回路とし、コンセント形状も機種に合わせる。分電盤に200V回路を設ける場合は中性線を使わない2線+接地で構成する。

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EV充電用コンセントイーブイ

電気自動車の普通充電用に設ける200V回路。戸建てでは200V20Aの専用回路+接地極付コンセントが基本形。集合住宅・事務所では充電器の台数と受電容量の検討が設計課題になる。

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蓄電池設備ちくでんちせつび

停電時の非常電源や電力ピークカットに使う電池設備。消防用設備の非常電源(直交変換装置を含む)としての設置基準と、住宅用のリチウムイオン蓄電池では扱いが大きく異なる。設置場所・換気・耐震が実務ポイント。

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消防・防災設備

自動火災報知設備(自火報)じかほう

感知器で火災を自動検出し、受信機で警報を出す設備。建物の用途・面積で設置義務が決まる。電気設備設計では受信機の位置・感知器の種別と配置・配線ルートが主な設計項目。

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感知器かんちき

火災の熱・煙・炎を検出する機器。差動式スポット型(熱)、光電式スポット型(煙)などがあり、部屋の用途・天井高さで種別と設置個数が決まる。取付面の高さと感知面積の関係は試験・実務の頻出事項。

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誘導灯ゆうどうとう

避難口や通路を示す緑色の照明。消防法により設置され、停電時も内蔵バッテリーで点灯する。A級・B級・C級の区分と設置間隔、高輝度誘導灯への更新が実務の要点。

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非常用照明ひじょうようしょうめい

停電時に避難に必要な床面1lx(蛍光灯・LEDは2lx)以上を確保する照明で、建築基準法に基づく設備。誘導灯(消防法)とは根拠法令が異なる別物という区別が設計の基本。

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屋内消火栓設備おくないしょうかせん

建物内の消火栓箱からホースで初期消火する設備。電気設計ではポンプの動力回路と操作回路、位置表示灯・起動装置の配線が関わり、非常電源と耐火・耐熱配線の要求がある。

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スプリンクラー設備

火災時にヘッドから自動放水する消火設備。電気設計ではポンプ動力・流水検知装置や圧力スイッチの監視配線・自火報との連動が関係する。

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水噴霧消火設備みずふんむ

駐車場や危険物施設などで水を霧状に放射して消火する設備。油火災にも適用でき、電気室には使えない(電気室はガス系消火)といった適用区分が設計知識として重要。

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排煙設備はいえんせつび

火災時の煙を排出して避難を助ける設備。排煙機の動力と手動開放装置・排煙口の制御配線が電気設計の対象で、非常電源と耐熱配線が求められる。

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自家発電設備じかはつでんせつび

停電時に消防用設備等へ電源を供給する非常用発電機。40秒以内の電圧確立、負荷の優先順位、燃料・換気・騒音対策が設計要素。消防用と保安用・BCP用の負荷区分を明確にするのが実務の勘所。

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耐火配線・耐熱配線の区分

消防用設備の配線は、非常電源から機器までを耐火配線、操作・表示回路などを耐熱配線とするなど、設備ごとに要求区分が決まっている。配線種別と工事方法(埋設・露出)の組み合わせを消防法令の表で確認して設計する。

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建築・躯体(現場で出る建築用語)

躯体くたい

建物の構造体(柱・梁・床・壁)のこと。電気工事では躯体工事段階での打込み配管やスリーブ・インサートの仕込みが品質と工程を左右する。躯体に後から穴を開けるのは構造耐力に関わるため原則NGで、事前の仕込みが鉄則。

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スラブ

鉄筋コンクリートの床版。照明用のアウトレットボックスや配管を打ち込む対象で、スラブ配管はコンクリート打設前に仕込む。スラブ厚と配管径・かぶり厚の関係で、通せる管サイズが制限される。

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梁貫通(スリーブ)はりかんつう

梁に配管・ダクトを通すための貫通孔(スリーブ)。開けられる位置・径には構造上の制限(梁せいの1/3以下、端部付近は不可など)があり、構造担当との事前調整が必須。後からの追加はまず通らない。

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天井懐てんじょうふところ

天井仕上げ面から上階スラブ下端までの空間。照明器具の埋込深さや、ケーブルラック・電線管のルートを収める領域で、空調ダクトとの取り合い調整が実務の山場になる。

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二重天井・システム天井

吊りボルトと下地で組む一般的な天井が二重天井。グリッド状の下地に照明・空調・感知器をユニットで組み込むのがシステム天井で、オフィスビルの標準。照明配置が天井モジュールに拘束されるのが設計上のポイント。

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LGS(軽量鉄骨下地)エルジーエス

壁・天井の下地に使う軽量鉄骨材。間仕切り壁内に配管・ボックスを仕込む際に関わる。ボードを貼る前の「LGS段階」でボックス取付と配線を済ませるのが工程の基本。

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ALCパネルエーエルシー

軽量気泡コンクリートのパネル。工場・倉庫の外壁や間仕切りに多い。もろく重量物の固定に弱いため、ボックスや機器の取付には専用アンカーや裏当て補強が必要になる。

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RC造・S造・SRC造アールシーぞう

建物の構造種別。RC=鉄筋コンクリート造、S=鉄骨造、SRC=鉄骨鉄筋コンクリート造。構造によって配管方法(打込み・転がし・露出)や施工手順、接地の取り方まで大きく変わる。

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EPS・PS・DSイーピーエス

建物を縦に貫くシャフトの略称。EPS=電気シャフト、PS=給排水配管シャフト、DS=ダクトシャフト。幹線・弱電の縦ルートはEPSに集約されるため、EPSの位置と広さの確保は電気設計の初期の最重要事項。

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防火区画と区画貫通処理ぼうかくかく

火災の延焼を防ぐために建物を区切る耐火性能をもつ壁・床。ケーブルや電線管が区画を貫通する箇所は、大臣認定工法(耐火パテ・耐火ブロック等)で処理する義務があり、建築・消防検査の定番チェックポイント。

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墨出しすみだし

図面上の位置を現場の床・壁に印すこと。盤・ボックス・照明器具の位置決めの基準となる。通り芯からの寸法やレベル(FL+○○)の読み方は、新人が現場で最初に覚える技能。

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インサート

コンクリート打設前にスラブ型枠へ取り付けておく、吊りボルト用の埋込金物。ケーブルラック・照明・ダクトの支持はここから吊る。打設後に施工する後施工アンカーより強度・手間の面で有利。

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打込み配管うちこみはいかん

コンクリート躯体の中に電線管(CD管など)をあらかじめ埋め込む工法。美観と省スペースに優れる反面、打設後の変更が一切効かないため、図面段階での正確な位置決めが命。

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取り合い(納まり)とりあい

空調・衛生・建築など他工種との位置関係や施工順序の調整のこと。「ダクトと照明の取り合い」「天井内の納まり」のように使う。総合図・プロット図での事前調整が現代の標準的な進め方。

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竣工図・施工図しゅんこうず

施工図は現場で実際に作るための詳細図、竣工図は完成状態を正確に反映した引渡し図面。改修工事では竣工図が頼りになるため、正確な竣工図を残すことが次の工事への最大の引き継ぎになる。

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法規・規格・資格

内線規程ないせんきてい

需要家側電気工作物の設計・施工の民間自主規格(JEAC 8001)。電技・解釈を実務レベルまで具体化したもので、「〜による」「〜が望ましい」の勧告・推奨区分がある。低圧設計実務では事実上のバイブル。

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JEAC・JESCジェアック

JEACは日本電気協会の電気技術規程(内線規程=JEAC 8001、高圧受電設備規程=JEAC 8011など)。JESCは日本電気技術規格委員会の規格で、電技解釈に引用されることで法的な位置付けを持つものもある。

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電気設備技術基準(電技・解釈)でんぎ

電気事業法に基づく国の省令「電気設備に関する技術基準を定める省令」と、その具体的判断基準である「解釈」。法的強制力を持つ最上位のルールで、内線規程や高圧受電設備規程はこれを実務向けに展開したもの。

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高圧受電設備規程こうあつじゅでんせつびきてい

高圧受電設備の設計・施工・維持の民間規格(JEAC 8011)。主遮断装置の形式(CB形・PF・S形)と設備容量の上限、機器の離隔・保守空間など、キュービクル設計の実務基準がまとまっている。

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JISジス

日本産業規格。電気設備ではキュービクル(JIS C 4620)、照度基準(JIS Z 9110)、配電盤・電線・照明器具など多くの機材・設計基準がJISで規定され、仕様書に「JIS適合品」として引用される。

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電気工事士(第一種・第二種)でんきこうじし

電気工事の作業に従事するための国家資格。第二種は一般住宅・店舗など低圧(600V以下受電)の工事、第一種は最大電力500kW未満の自家用電気工作物(高圧受電のビル・工場等)まで従事できる。

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技能試験ぎのうしけん

電気工事士試験の実技試験。公表候補問題の中から出題され、ケーブル加工・輪作り・器具結線・リングスリーブ圧着などを時間内に完成させる。欠陥判定基準が明確なので、練習部材での反復が合格の王道。

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電気主任技術者(電験)でんきしゅにんぎじゅつしゃ

事業用電気工作物の保安監督を行う国家資格(第一種〜第三種)。高圧受電の建物には選任が必要で、外部委託制度により電気保安法人等へ委託されるケースが多い。

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認定電気工事従事者にんていでんきこうじじゅうじしゃ

自家用電気工作物(500kW未満)の低圧部分の工事に従事できる認定資格。第二種電気工事士だけでは高圧受電ビル内の低圧工事ができない、という盲点を埋める資格で、講習または実務経験で取得する。

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消防設備士しょうぼうせつびし

消防用設備の工事・整備を行う国家資格。自火報は甲種4類、消火栓・スプリンクラーは甲種1類など、設備ごとに区分が分かれる。電気設備設計者は4類・7類あたりと関わりが深い。

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竣工検査しゅんこうけんさ

工事完了時に行う自主検査。低圧なら絶縁抵抗測定・接地抵抗測定・極性確認、高圧なら絶縁耐力試験・継電器試験・インターロック試験などを行い、試験成績書として記録を残す。

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電力会社協議(引込協議)でんりょくがいしゃきょうぎ

新設・増設時に電力会社と行う受電方式・引込位置・計量位置などの協議。申込みから送電までの標準工程があるため、設計初期に協議を始めないと工程全体が遅れる。実務では最重要の段取り項目。

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