出典:内線規程(JEAC8001-2022)より

電磁障害とは、電気機器が出す高周波電流が、近くの無線・通信機器に悪影響を与える現象のこと。押さえるポイントは 「どんな現象か/4つの対策」 の2つです。

蛍光灯や電動工具の高周波ノイズが無線通信機器に影響する現象と、コンデンサ・防止装置・接地・正しい配線の対策4本柱の2ポイントの図解

⚡ 先に結論だけ言うと

要点は2つ。①現象=蛍光灯・電動工具などの高周波ノイズが無線・通信機器に影響(ラジオの「ジー」のイメージ)。②対策機器ごとのコンデンサ/高周波電流発生防止装置/接地工事/性能確認と正しい配線の4本柱を組み合わせる。

見習いペン太
見習いペン太
電磁障害って、コンデンサを付ければ解決ですか?
はりた
はりた
基本はコンデンサだけど、足りなければ防止装置を足して、接地でしっかり逃がす。性能確認と正しい配線までやって初めて効くんだ。

① どんな現象?(しくみ)

  • 蛍光灯・電動工具・ネオン点滅器などが 高周波ノイズを発生する
  • そのノイズが電線や空間を伝わり、近くの無線・通信機器に雑音として影響する
図解:電磁障害をおさえる4つの対策(組み合わせて効かせる)
①コンデンサ 高周波を抑える ②防止装置 不足分を補う ③接地工事 大地へ逃がす ④性能確認 ・正しい配線 仕上げ

② 4つの対策

蛍光灯や電動工具が高周波ノイズを発生し通信無線に影響する流れと、コンデンサ・防止装置・接地・正しい配線という4つの電磁障害対策を示す図解

  • ① 機器ごとにコンデンサ:機器に合ったコンデンサで高周波を抑える
  • ② 高周波電流発生防止装置:コンデンサで足りない場合に設置
  • ③ 接地工事:逃がした高周波を確実に大地へ。接地が悪いと効果半減
  • ④ 性能確認と正しい配線:コンデンサの性能を確認し、防止器は決められた方法・位置で配線
ここがポイント|対策は組み合わせて効かせる
電磁障害対策は コンデンサ→防止装置→接地→正しい配線の組み合わせ。機器の種類で対策が変わり、接地と配線が不適切だと効果が落ちる点に注意します。

よくある質問(FAQ)

Q. 電磁障害ってどういう現象?

A. 蛍光灯や電動工具などの機器が出す高周波の電流が、近くの無線設備や通信機器に悪影響を与える現象です。ラジオに「ジー」というノイズが入るような状態が代表例です。

Q. 電磁障害を防ぐにはどうすればいい?

A. 機器ごとに適したコンデンサで高周波を抑えるのが基本です。足りない場合は高周波電流発生防止装置を設け、効果を出すために接地工事を確実に行い、コンデンサの性能確認と防止器の正しい配線も行います。

Q. 接地は電磁障害対策に関係あるの?

A. 大いに関係します。コンデンサや防止装置で高周波を逃がすには確実な接地が必要で、接地が不十分だと対策の効果が下がるため、接地工事もセットで考えます。