内線規程の解釈と解説【069】|工業用赤外線灯加熱装置
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出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
工業用赤外線灯加熱装置は、赤外線で工業製品を加熱・乾燥させる装置です。高温になり、塗装の乾燥など引火のおそれがある場所で使われることも多いため、内線規程では対地電圧・回路の分割・装置内配線・設置場所まで安全のためのルールが細かく定められています。この記事ではそのポイントを整理して解説します。

結論
赤外線装置は原則として対地電圧150V以下に適用され、所定の条件を満たせば300V以下まで認められます。一装置の最大使用電流が50Aを超える場合は各回路50A以下に分割し、装置内の電線は直径1.6mm以上の軟銅線等を使用、端子部の温度上昇は40℃以下とします。
赤外線装置は原則として対地電圧150V以下に適用され、所定の条件を満たせば300V以下まで認められます。一装置の最大使用電流が50Aを超える場合は各回路50A以下に分割し、装置内の電線は直径1.6mm以上の軟銅線等を使用、端子部の温度上昇は40℃以下とします。
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① 適用範囲と分岐回路
- 対地電圧150V以下の赤外線装置の施設に適用されます。
- 灯具に接触防護装置を施す場合、灯具がキー等点滅機構のないものである場合、灯具を屋内配線と直接接続する場合は、対地電圧を300V以下とできます。
- 赤外線装置は加熱装置回路の幹線及び分岐回路に規定する分岐回路で使用します。
- 一装置の最大使用電流が50Aを超える場合は、適切なユニット又は群ごとに分割し、各回路の最大使用電流を50A以下とします。
② ソケット・露出充電部・装置内の配線
- ソケットはキーレスで、磁器又はこれと同等以上の耐熱性・絶縁性を有するものを使用します。
- 人が容易に触れるおそれのある露出充電部がないようにします(取扱者以外が出入りできない場所を除く)。
- 装置内の電線は直径1.6mm以上の軟銅線又は同等以上のものを使用します。
- 耐熱性絶縁被覆電線、又は裸銅線を厚さ1mm以上の堅ろうな磁器製がい管に収め耐熱性絶縁物で支持します。
- 装置内配線と外部配線は接続端子で接続し、端子部の温度上昇は40℃以下とします。
③ 可搬形・移動形と設置場所
- 可搬形・移動形で電球を附属する場合は、キャブタイヤケーブル又は同等以上のものを使用します(種類の選定は3203-1表を参照)。
- 爆発性ガスを充満するおそれがある場所や可燃性じんあいがある場所には施設しません。
- 塗装工場などのスプレーブース装置からは極力離して施設します(近傍は特殊場所の規定による)。
- コンベア式等では、コンベア停止時に自動的に赤外線電球を消灯する保護装置を設けます。
たとえ話
赤外線装置は、いわば「強力な電気ストーブを工場で使う」ようなものです。家庭でもストーブは燃えやすい物から離し、安定した場所で使いますよね。工業用はさらに高温・大電流になるため、対地電圧を抑え、回路を分割し、可燃物から離すといった一段厳しいルールで守っているのです。
赤外線装置は、いわば「強力な電気ストーブを工場で使う」ようなものです。家庭でもストーブは燃えやすい物から離し、安定した場所で使いますよね。工業用はさらに高温・大電流になるため、対地電圧を抑え、回路を分割し、可燃物から離すといった一段厳しいルールで守っているのです。
見習いペン太
先輩、赤外線装置の回路を50A以下に分割するのはなぜですか?
はりた
一つの回路に大電流を集中させると、配線や接続部の発熱・事故のリスクが高まるからだよ。だから最大使用電流が50Aを超えるときはユニットや群ごとに分けて、各回路を50A以下に抑えるんだ。
見習いペン太
端子の温度上昇40℃以下っていうのも、発熱対策ですね。
はりた
その通り。赤外線装置自体が高温になるうえ、端子が緩んだり接触不良だとさらに発熱する。だから端子部の温度上昇を40℃以下に抑え、接続を確実にして火災を防ぐんだよ。
よくある質問(FAQ)
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