出典:内線規程(JEAC8001-2022)より

高圧電気設備では、感電事故や火災を防ぐために「絶縁性能」と「設置方法(距離・収納)」に細かなルールが定められています。ここでは内線規程と省令1345条をもとに、初心者の方にも分かりやすく要点を整理します。

高圧機器の絶縁・設置の3つのポイントを示す図解
結論
高圧機器の安全のカギは絶縁距離です。絶縁抵抗は3MΩ以上を確保し、絶縁抵抗計は定格1,000V以上のものを使用。設置は柵で囲って高さと距離で5m以上、または地表から4.5m以上(市街地外は4m以上)の高所とし、保護箱に収納して充電部を露出させないようにします。

絶縁性能の基準

  • 絶縁性能は、電気が外部に漏れないように分離する性能で、省令1345条などで定められている。
  • 絶縁抵抗の基準は3MΩ以上
  • 測定に使う絶縁抵抗計は定格1,000V以上のものを使用する。

高圧機器の設置方法

  • 柵で囲って人が触れられないようにし、高さと距離で5m以上を確保する。
  • 高所に設置する場合は地表から4.5m以上(市街地外は4m以上)とする。
  • コンクリート製または接地済みの金属箱などの保護箱に収納し、充電部を露出させない。
  • 簡易な防護装置で触れられないようにする(接触防護措置)。

使用機器・電線の条件

  • 高圧用の電気機械器具や電線は、JIS規格に適合したもの、または同等以上の強度・性能を持つものを選ぶ。
たとえ話でイメージ
高圧設備の安全対策は、危険な猛獣を扱う檻のようなもの。しっかりした檻(絶縁・保護箱)で囲い、十分な距離をとって近づけないようにすることで、見えない電気から人を守る、というイメージです。
見習いペン太
見習いペン太
高圧ってなんだか怖いけど、どこに気をつければいいの?
はりた
はりた
まずは「絶縁」と「距離」だよ。電気をしっかり遮って、人が触れないように離すのが基本なんだ。
見習いペン太
見習いペン太
距離ってどのくらい離せばいいの?
はりた
はりた
柵で囲って高さと距離で5m以上、高所なら地表から4.5m以上が目安だよ。市街地の外なら4m以上でもいいんだ。

よくある質問(FAQ)

Q. 高圧機器の絶縁抵抗の基準値はいくつですか?
A. 絶縁抵抗は3MΩ以上が基準です。測定には定格1,000V以上の絶縁抵抗計を使用します。
Q. 柵で囲う場合、どのくらいの高さ・距離が必要ですか?
A. 柵で囲って人が触れられないようにし、高さと距離を合わせて5m以上を確保します。高所に設置する場合は地表から4.5m以上(市街地外は4m以上)とします。
Q. 使用する高圧機器や電線に条件はありますか?
A. 高圧用の電気機械器具や電線は、JIS規格に適合したもの、または同等以上の強度と性能を持つものを選定する必要があります。