電気設備の情報発信をするハリネズミ
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はじめまして、ハリタといいます。 電気設備の計画や設計、むずかしいと感じたことはありませんか? 「先輩に聞けない」「相談できる人がいない」 ――そんな悩みを抱える方の力になりたくて、このサイトを立ち上げました。 現場で迷ったとき、ふと立ち寄ってヒントが得られるような、そんな場所を目指しています。 あなたのモヤモヤが少しでも晴れることを願って――どうぞよろしくお願いします。
計算ツール PR

計算ツール|プルボックスサイズ計算ツール

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🛠️WEB版|プルボックスサイズ計算ツール

VE管・金属管などの配管サイズと本数を入力するだけで、必要なプルボックス(引込ボックス)の寸法を自動で算出!

プルボックスサイズ自動計算ツール

1. 配管方式を選択

2. 収納するものを選択

3. 詳細設定

4. 電線管を追加

計算結果

ボックスの幅 (A)

0mm

ボックスの長さ (B)

0mm

平面図

電線管を追加してください

断面図

電線管を追加してください

計算履歴

 



WEB版ツールのほか、Excelファイルでのローカル使用も可能です。

📎【Excel版ダウンロードはこちら】
👉 Excelプルボックス寸法計算ツール.xlsx

利用規約

1. 本ツールは、電気設備設計における計算の補助を目的として提供されています。表示される値は、特定の条件下での参考値です。

2. 本ツールの計算結果や提供される情報の正確性、完全性、特定目的への適合性について、一切の保証を与えるものではありません。

3. 本ツールの利用によって利用者に生じたいかなる損害(直接的、間接的を問わず)についても、提供者は一切の責任を負いません。すべての計算結果は、利用者の責任において、必ず専門家による確認、または公式な仕様書や規程と照合してください。

4. 本規約およびツール内容は、予告なく変更されることがあります。


⚠ 注意点

  • 本ツールは**参考値(設計目安)**を提供します。
     実際の施工では、現場スペースや設置環境に応じて、さらに余裕を持たせる設計が必要です。

  • 配管が複雑に交差する場合や、防水・耐震等の要件がある場合は、専門的な判断が必要です。

  • 鋼板製・ステンレス製・樹脂製などの材質選定は、屋内外・腐食環境等に応じて別途検討してください。



📏詳しい操作方法

分電盤や幹線設備などの配管設計において、プルボックスの寸法決定は意外と悩ましい作業です。

このツールでは、配管方式・電線種別・クリアランス設定・電線の呼び径を入力するだけで、必要なプルボックスの寸法を自動で算出できます!




🧰 1. 配管方式の選択

まずは配管方式を選びます。

  • 直線配管:そのまままっすぐ通過する配管構成

  • 直角配管:90°の曲がりを含む構成(L字型)

選択により必要なクリアランス計算式が変わるため、実際のルートに合わせて選びましょう。


🧵 2. 収納するものの選択

次に収納する電線の種別を選択します。

  • 🔘 電線(IVなどの単芯線)

  • 🔘 ケーブル(CVTなどの多芯・被覆ケーブル)

ペン太
ペン太
ケーブルと電線って、どっちを選べばいいの?

はりた
はりた
外装を持つCVやCVTのような「ケーブル」は青いボタン、VVFやIV線のような「単芯電線」は白いボタンを選べばOKだよ!


📐 3. 配管のクリアランス設定

  • 配管同士の間隔:隣接する管との間隔を設定(例:30mm)

  • 壁と配管の間隔:壁面やボックス縁との距離を設定

標準的には30mmで十分ですが、密集配置や特注ボックスの場合は変更も可能です。


🔢 4. 電線管の呼称(P)を選択

呼び径(P=ねじなし電線管などの呼び名)を選んで、本数を入力し「追加」ボタンをクリック。これで配管条件が1本分登録されます。

登録後は一覧表示され、合計計算に反映されます。


ペン太
ペン太
現場での計算って、けっこう面倒だったから助かるね!

はりた
はりた
そうだね!特にリニューアル工事や契約容量の変更を検討する時には、このツールが大活躍するよ🔧📊
既存設備の負荷状況を整理して、最適な幹線やブレーカー容量を割り出すのに役立つんだ!



🔍 今回の入力内容

今回計算に使用した電線管は以下の通りです。

  • E19(外径:19.1mm)×1本

  • E25(外径:25.4mm)×1本

  • E39(外径:38.1mm)×4本

合計で 6本 の電線管が並ぶ構成となっています。


🧮 計算結果

項目 説明
ボックスの幅 A 406.9 mm 電線管の外径合計+クリアランス30mmずつ
ボックスの長さ B 312 mm 最大外径の管(38.1mm)×8倍のルールで計算

📏 断面図で確認!

下部に表示されている断面図では、電線管ごとの外径と30mmのクリアランスが可視化されており、現場の設計にも使いやすいビジュアルとなっています。

はりた
はりた
配管の並びをそのまま反映してくれるから、施工時の干渉も事前に防げるよ!

📦直角配管時のプルボックス寸法算出例|断面図つきで解説!

電線管の曲がり配管(直角配管)において、プルボックスの寸法はどう決めるのが正解?
この記事では、電線管の本数と外径から、自動計算ツールを活用して実際のボックス寸法を算出した例をご紹介します!


✅ 今回の設定条件(入力内容)

  • 配管方式:直角配管

  • 電線管の構成:

    • E19(外径19.1mm)×1

    • E25(外径25.4mm)×1

    • E39(外径38.1mm)×4

  • クリアランス設定:

    • 同士間:30mm

    • 壁間:30mm

  • 曲げ半径倍率:8倍(Pm×8)


🧮 計算結果の解説

項目 結果 説明
ボックスの幅(A) 718.9mm 電線管外径+間隔30mmずつを足した合計
ボックスの長さ(B) 718.9mm 曲げに使う最大管径(38.1mm)×8倍 + 両側30mmずつ

📐 計算式
A = Σ(外径 + 30mm) + 30mm(両端)
B = 最大外径 × 8 + 30mm × 2


はりた
はりた
直角配管では**曲げのゆとり(8倍ルール)**が重要なんだ。だから長さ(B)も幅(A)と同じくらい大きくなるよ🛠️


📊 断面図で直感的に確認!

下部の断面図では、入力した各管の外径と30mmずつの間隔が視覚化されていて、そのまま活用できます!

  • 緑:管の直径(例:38.1mm)

  • 青:クリアランス(30mm)

  • オレンジ:全体幅を構成する寸法パーツ


🔎 注意ポイント

  • 配管本数が多い=幅が大きくなる

  • 曲げ半径倍率(Pm)は、特に直角曲げの時は8倍以上が基本

  • 図面作成時は断面図付きの出力があると現場説明もスムーズ!

電気設備の情報発信をするハリネズミ
この記事を書いた人
はじめまして、ハリタといいます。 電気設備の計画や設計、むずかしいと感じたことはありませんか? 「先輩に聞けない」「相談できる人がいない」 ――そんな悩みを抱える方の力になりたくて、このサイトを立ち上げました。 現場で迷ったとき、ふと立ち寄ってヒントが得られるような、そんな場所を目指しています。 あなたのモヤモヤが少しでも晴れることを願って――どうぞよろしくお願いします。
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