電気設備の経済ニュース|2026年8月21日号 非鉄金属+40.6%、電気機器は+4.6%
今週の電気銅建値の改定は8月19日の1回だけで、236万円/トンのまま週を越えます。素材の物価は前年比+40.6%、完成品の電気機器は+4.6%。差はまだ埋まっていません。
※本記事は情報提供のみを目的としています。数値・制度は公表時点のものであり、特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。補助金の適用可否、法令適合性、個別案件の納期についての助言でもありません。
今号のポイント3点
- 今週の電気銅建値の改定は8月19日の1回。242万円/トンから236万円/トン(−6万円)で、本日8月21日は据置きです。
- ドル円の東京17時値は、当サイトの記録で8月14日159.21円→8月20日158.44円。ただし8月18日には159.71円まで戻しており、一方向ではありません。
- 企業物価(2026年7月速報)は非鉄金属+40.6%に対し電気機器+4.6%。素材と完成品のあいだに開きが残っています。
今日の数字
- 電気銅建値(JX金属):236万円/トン(8月19日改定分の据置き。直前の改定は8月17日の242万円で−6万円)
- ドル円(8/20 東京17時・日本銀行):158.44円(当サイトの記録では8月14日の159.21円から77銭の円高)
- 国内企業物価・非鉄金属(2026年7月速報):前年比+40.6%(6月は+39.3%/同じ月の電気機器は+4.6%)
昨日からの変化
- 電気銅建値は据置き。本日も236万円/トンです。
- ドル円は日本銀行が8月20日分を公表。東京17時は158.44円で、前号に載せた8月19日の159.17円から73銭の円高です。
- 図解1の②は、納期資料が本稿執筆時点で確認できた範囲では更新されていないため、今号も納期ウォッチに代えて「今週の値動き」を掲載しています。
- 図解2からは建築着工統計を落としました。公表日時が本稿執筆時点でe-Statの公表予定一覧に確認できなかったためで、確定次第あらためて掲載します。
今週の電気銅建値の改定は、8月19日の1回だけでした。242万円/トンから236万円/トンへ6万円下がり、本日も据置きです。当サイトは建値の履歴を遡って再現しない方針のため、掲載は本日値と直前1回分の比較までとしています。
建値は改定されるまで据え置かれますから、「仕入れ値の前提が動いた日」は今週1日だけだった、ということになります。逆にいえば、8月19日をまたいで出した見積は、銅系材料の前提が変わっています。
出典:JX金属株式会社ウェブサイト「銅建値」(JX金属ウェブサイトへのリンク)
ドル円の東京17時値は、8月14日の159.21円から8月20日の158.44円へ、77銭の円高となりました。ただし一直線ではありません。8月17日にいったん158.95円をつけたあと、8月18日には159.71円まで戻し、そこから2営業日で158.44円まで下げています。
週の初めと終わりだけを見れば「円高の週」ですが、途中で1円以上を往復しています。どの日の値を前提に見積を組んだかで、数字が変わる週でした。
出典:日本銀行「外国為替市況(日次)」2026年8月14日・17日・18日・19日・20日分(東京17時値。当サイトが毎朝記録したもの/ビッド側を採用)
日本銀行が8月13日に公表した企業物価指数(2026年7月速報)では、国内企業物価の総平均が前年比+7.2%。うち非鉄金属は+40.6%(6月は+39.3%)と伸びが拡大しました。一方、同じ月の電気機器は+4.6%(6月は+3.9%)です。電気機器の前月比を押し上げた品目として挙げられているのは、監視制御装置・電気照明器具・電動機でした。
素材が+40.6%で完成品が+4.6%、という開きが7月時点でも残っています。今後どう推移するかは分かりませんが、少なくとも「素材はもう上がっているが、機器の価格表はまだそこまで動いていない」状態が続いていた、とは言えます。
出典:日本銀行「企業物価指数(2026年7月速報)」2026年8月13日公表(数値の言及にとどめ、図表は転載していません)
※「セコサポ(denkisekkei.com)」は、当サイト「HARITAの設計室」と同一の運営者による姉妹サイトです。内蔵している納期は各メーカーの公表値であり、個別案件の納期を保証するものではありません。
ひとつめは、コイズミ照明「あかり専科」掲載品の旧価格での正式発注期限(8月31日)。改定は9月1日の受注登録分からで、改定率は平均約11.5%です。注文書を出した日ではなく、品番・台数・納入場所が確定した「正式発注」であること、かつ10月30日までの納入分であることが条件とされています。
ふたつめは、GX地域共創補助金2026の1次公募締切(9月1日・火曜の正午)。応募申請にはGビズIDプライムアカウントが必要で、取得には2〜3週間かかるとされています。3つめは、同じくコイズミ照明の生産完了品の受注期限(9月30日/対象632アイテム、納品期限12月25日)。
出典:コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」/GX地域共創補助金2026 公募情報(経済産業省)
来週8月31日(月)は、8時50分に経済産業省の統計が3本同時に出ます。鉱工業生産・出荷・在庫指数の速報、経済産業省生産動態統計の速報、商業動態統計の速報で、いずれも2026年7月分です。
このうち生産動態統計には、電線・ケーブルの生産・出荷・在庫の数量が含まれます。価格の話に目が行きがちですが、数量の側を押さえておくと、納期の張り具合を別の角度から見ることができます。
出典:経済産業省「統計公表スケジュール」/e-Stat「公表予定一覧」
来週〜月初の確定スケジュールと、今日の1問
出典|日本銀行「企業物価指数(2026年7月速報)」(2026年8月13日公表)/日本銀行「外国為替市況(日次)」2026年8月14日・17日・18日・19日・20日分/JX金属株式会社ウェブサイト「銅建値」(JX金属ウェブサイトへのリンク)/経済産業省「統計公表スケジュール」/e-Stat「公表予定一覧」/GX地域共創補助金2026 公募情報(経済産業省)/コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」
ご注意|①数値・制度はいずれも公表時点の速報値です。②相場・物価・個別企業に関する記載は事実の紹介であり、特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。③補助金の申請可否は申請者要件・設備要件により個別に判断されます。必ず最新の公募要領および所管官庁・執行団体にご確認ください。④価格改定の率・起算点・期限は各社公表時点のものであり、適用条件は取引先・契約により異なります。⑤納期はメーカー公表の目安であり、個別案件の納期を保証するものではありません。⑥ドル円の東京17時値は当サイトが毎朝記録したもので、日本銀行の図表を転載したものではありません。銅建値についても履歴の再現は行わず、本日値と直前1回分の比較にとどめています。⑦設問・解説は公表資料および一般に用いられる計算式をもとに当サイトが作成したものです。⑧記載の会社名・製品名は各社の商標または登録商標であり、本記事は各社との提携・監修・推奨関係を示すものではありません。画像はすべて当サイトの自作です。
次回配信|2026年8月22日(土)朝7時。土日は簡易版でお届けします。
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