先週、電気銅建値は242万円から234万円へ3回に分けて下がりました。今週は労働力調査など統計公表が複数確定しています。

※本記事は情報提供のみを目的としています。数値・制度は公表時点のものであり、特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。補助金の適用可否、法令適合性、個別案件の納期についての助言でもありません。

電気設備の経済ニュース 2026年8月24日号 まるわかりグラレコ

今号のポイント3点

  1. 先週、電気銅建値は8月17日・19日・21日の3回改定で242万円→236万円→234万円。週間では-8万円/トンと、当サイトの記録開始(8/17)以来もっとも大きな週間の下げ幅でした
  2. ドル円は週内158.44円〜159.71円で推移。週初(8/17号)の159.21円から週末(8/21分)の158.82円までは-0.39円で、振れ幅の割に週間の正味の変化は小さくとどまりました
  3. 今週は8/25景気動向指数、8/28労働力調査・消費者物価指数(東京都区部)・有効求人倍率、8/31鉱工業生産などの公表が確定しています

今日の数字

  • 電気銅建値(JX金属):234万円/トン(8月21日改定。直前の改定は8月19日の236万円で−2万円)
  • ドル円(8/21 東京17時・日本銀行):158.82円(週末は未公表のため8/21分を継続表示)
  • 先週の銅建値騰落(当サイト記録):−8万円/トン(8/17号242万円→8/21改定234万円)
図解1 値上げカウントダウンと先週の当サイト記録

昨日からの変化

本日8月24日時点で、JX金属の建値は8月21日改定の234万円のまま据置きです。日本銀行の外国為替市況も直近公表は8月21日分の158.82円が最新のままです。週明け月曜のため、本号では先週(8/17〜8/23)の総括と今週の確定スケジュールをまとめます。

1 先週の総括:電気銅建値は3回改定、週間で−8万円/トン

物価・資材

電気銅建値は先週、8月17日に242万円、8月19日に236万円、8月21日に234万円へと3回改定されました。改定の事実だけを見た週間の差し引きは−8万円/トンで、当サイトが記録を始めた8月17日以降ではもっとも下げ幅の大きい週でした。あわせて、当サイトが毎朝7時台に記録した値では242→242→242→236→236→234→234万円という並びになります。改定当日の午後に動いた分は翌朝の記録に繰り越されるため、実際の改定日とは1日ほどズレが生じます。建値は日々連続的に動く指標ではなく、改定のたびに水準が切り替わる階段状の指標である点にご留意ください。

出典:JX金属株式会社ウェブサイト「銅建値」(JX金属ウェブサイトへのリンク)

実務メモ|積算担当の方は、今週中に、進行中の見積で銅建値スライド条項の有無と発行日を確認しておきたいところです。見積の有効期限が今回の改定を跨いでいないかも、あわせてご確認ください。


2 先週の総括:ドル円は158円台後半で小幅推移

為替

当サイトが毎朝記録した値によると、ドル円は先週158.44円〜159.71円のレンジで推移しました。週初(8/17号)の159.21円から週末(8/21分)の158.82円までは−0.39円で、日々の振れ幅に比べると週間の正味の変化は小さくとどまっています。海外製の機器・部材を扱う案件では、レンジの中でどの時点のレートを見積根拠にしたかによって、換算後の金額が変わってくる計算になります。

出典:日本銀行「外国為替市況(日次)」各日分(当サイトが毎朝記録)

実務メモ|海外調達品を扱う設計担当の方は、見積を依頼する前に直近のドル円を確認し、社内の想定レートと大きくずれていないかを確認しておきたいところです。

3 値上げ・調達:コイズミ照明の正式発注期限まで残り7日

値上げ

コイズミ照明株式会社の価格改定には締切が2本あります。「あかり専科」掲載商品は、8月31日までの正式発注(品番・台数・納入場所が確定しているもの)かつ10月30日までの納入分が旧価格の条件で、改定は9月1日の受注登録分から平均約11.5%です。「Lighting PRO・waybee」掲載商品は10月30日までの正式発注が条件で、改定は11月2日の受注登録分から平均約10.5%です。本日8月24日時点で、あかり専科側の正式発注期限までは残り7日の計算になります。

出典:コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」

▶ 発注期限を日付で押さえたい方へ:資材の発注リミット逆算ツール(セコサポ) 必要日から発注リミット日を逆算できます。無料・会員登録不要・インストール不要でブラウザだけで使えます。

※「セコサポ(denkisekkei.com)」は、当サイト「HARITAの設計室」と同一の運営者による姉妹サイトです。

実務メモ|発注担当の方は、今週中に、あかり専科の対象品番・台数・納入場所の3つが確定していない図面行を洗い出しておきたいところです。適用条件は取引先・契約により異なりますので、必ず販売店・メーカーに個別確認してください。


4 今週の確定スケジュール:統計公表が続く

統計

今週は、8月25日14時に内閣府の景気動向指数(6月分の改訂状況)、8月28日8時30分に総務省の労働力調査(7月分)と消費者物価指数(東京都区部・8月分中旬速報)、同日に厚生労働省の一般職業紹介状況(有効求人倍率)、8月31日8時50分に経済産業省の鉱工業生産・出荷・在庫指数(7月分速報)の公表が予定されています。いずれもe-Statの公表予定一覧に掲載された確定日程で、推定日は含んでいません。

出典:e-Stat「公表予定一覧」(2026年8月24日時点)

実務メモ|積算・経営企画を担当されている方は、8月28日の有効求人倍率と労働力調査の結果を見て、今後数か月の外注人員の確保計画を見直しておきたいところです。

5 先週の運用について

8月22日号は当方の配信上の理由でお届けできず、8月23日号で「2日ぶりの配信」として抜けた期間の動きをまとめてお伝えしました。抜けていた8月22日には電気銅建値の8月21日改定と、総務省統計局による消費者物価指数(全国・2026年7月分)の公表が重なっていました。今週は通常どおり、毎朝7時の配信を予定しています。8月23日号で出題した「今日の1問」(電気銅建値の下落分を材料費に換算する設問)の答えは、下記の図解に掲載しています。

実務メモ|設計担当・積算担当の方は、当サイトの配信が万一止まった場合でも、JX金属・日本銀行・e-Statなど各出典元のページを直接確認できるよう、リンクを控えておくと安心です。

今週の確定スケジュールと、今日の1問

図解2 今週の確定スケジュールと今日の1問

出典|JX金属株式会社ウェブサイト「銅建値」(JX金属ウェブサイトへのリンク)/日本銀行「外国為替市況(日次)」各日分/コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」/内閣府・総務省統計局・厚生労働省・経済産業省の各公表予定/e-Stat「公表予定一覧」

ご注意|①数値・制度はいずれも公表時点の速報値です。②相場・物価・個別企業に関する記載は事実の紹介であり、特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。③補助金の申請可否は申請者要件・設備要件により個別に判断されます。必ず最新の公募要領および所管官庁・執行団体にご確認ください。④価格改定の率・起算点・期限は各社公表時点のものであり、適用条件は取引先・契約により異なります。対象品番は各社の別紙リストをご確認ください。⑤納期はメーカー公表の目安であり、個別案件の納期を保証するものではありません。⑥ドル円の東京17時値・電気銅建値の日々の記録はいずれも当サイトが毎朝記録したもので、日本銀行・JX金属の図表を転載したものではなく、履歴の再現は行わず本日値と直前1回分の比較にとどめています。⑦記載の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。⑧画像はすべて当サイトの自作で、他社の図表・製品画像は含みません。

次回配信|2026年8月25日(火)朝7時。火曜のテーマは納期・調達です。

※本記事は情報提供のみを目的としています。特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。

30秒アンケートこの記事は役に立ちましたか?

タップするだけで完了します。あなたの声でこのサイトは育ちます。

次に読むならこれ電気設備の経済ニュース|2026年8月23日号 電気代の前年比マイナスがほぼ消えた(−0.1%)経済ニュース
ABOUT ME
HARITA
電気設備の設計に携わる技術者です。内線規程や電気設備技術基準の解釈などの一次資料をもとに、設計・施工者向けの技術解説と、専門知識のない方に向けた「住まいの電気」の解説を書いています。