電気設備の経済ニュース|2026年8月13日号
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電気設備の経済ニュース|2026年8月13日号
今号のポイント3点
① 電線株が決算上方修正で急伸、日経平均も67,524円台と堅調。
② 電気銅建値が8月に入り急騰(228万円→238万円/トン)。企業物価指数(6月)は前年比+7.1%。
③ GaN・HVDCなど新技術発表が相次ぐ一方、トップランナー変圧器は基準移行で長納期に要注意。
① 電線株が決算上方修正で急伸、日経平均も67,524円台と堅調。
② 電気銅建値が8月に入り急騰(228万円→238万円/トン)。企業物価指数(6月)は前年比+7.1%。
③ GaN・HVDCなど新技術発表が相次ぐ一方、トップランナー変圧器は基準移行で長納期に要注意。
💱💴マーケット(為替・株式)円安・堅調
ドル円 159.37円(前日比+0.89円)
日経平均 67,524.06円(前日比+553.84円)、TOPIX 4,139.00pt(同+38.39pt/+0.94%)。いずれも2026年8月12日終値。
出典:三井住友銀行、財経新聞、Yahoo!ファイナンス(2026年8月12日確認・速報値)
| 銘柄(証券コード) | 株価 | 前日比 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| 大林組(1802) | 3,018.0円 | ▲12.0円 | 8/12 |
| 鹿島(1812) | 4,902円 | – | 8/10 |
| 大成建設(1801) | 13,450円 | – | 7/28 |
| 清水建設(1803) | 2,374.5円 | – | 8/10 |
| きんでん(1944) | 6,780円 | – | 6/12 |
| 関電工(1942) | 6,306円 | – | 時期不明瞭 |
| クラフティア(1959) | データ未取得 | – | – |
| 古河電工(5801) | 4,153.0円 | +201.0円(+5.09%) | 8/12 |
| フジクラ(5803) | 約23,000円台 | – | 直近 |
| 住友電工(5802) | 9,000円近辺 | – | 直近 |
| SWCC(5805) | 13,420円 | – | 8/12 |
東証33業種別指数:建設業は8/7時点2,581.73(前日比▲1.48%、下落率上位)。非鉄金属は8/7時点5,762.06(同+2.80%、上昇率上位)。
実務への影響:電線大手(古河電工・SWCC等)はAIデータセンター需要を背景に決算上方修正が相次ぎ株価急伸。一方、建設株は軟調な日も。ケーブル・電線の調達コストは上昇基調の可能性に注意。
🏗️物価・資材価格上昇
企業物価指数(2026年6月速報)
国内企業物価指数は前月比+0.4%、前年比+7.1%。輸入物価指数(円ベース)は前年比+29.7%と高水準。非鉄金属は前年比+39.2%。
出典:日本銀行(2026年7月10日公表、6月分速報)
電気銅建値(JX金属)
2026年8月に入り急騰。8/3:228万円/トン→8/5:233万円→8/12:238万円/トン。7月の月間平均も229.7万円/トンと前年同月比で大幅高。
出典:JX金属公式サイト(2026年8月13日確認、日次改定の速報値)
鋼材価格(参考:東京製鐵 販売価格表)
H形鋼(150×75〜500×200mm)116,000円/トン、異形棒鋼(D13〜D25)93,000円/トン(2026年8月分・7/13付価格表)。業界全体の値上げ動向は業界紙で別途要確認。
出典:東京製鐵公式サイト(2026年8月13日確認)
実務への影響:電気銅建値の急騰でケーブル類の見積は建値の直近確認が必須。発注タイミング次第でコスト差が大きくなる可能性。
🆕補助金・支援制度要ウォッチ
省エネ・GX・脱炭素
SII「省エネ・非化石転換補助金」は2次公募が2026年7月9日に終了。3次公募は詳細未定で決定次第特設サイトで公表予定(令和8年度予算175億円)。GX地域共創補助金も経産省主導で並行実施中。
出典:SII、経済産業省(2026年8月13日確認)
EV充電インフラ
令和7年度補正予算の充電・充てん設備等導入促進補助金(総額365億円)は2026年5月29日に第1期受付開始。第2期実施予定。都道府県別上乗せ補助も順次開始中。
出典:次世代自動車振興センター(CEV-PC)、経済産業省
系統用蓄電池
長期脱炭素電源オークション(応札年度2025年度)の約定結果が2026年5月13日公表。募集上限80万kWに対し約355万kWの応札で4倍超の競争率。系統用蓄電池補助金は令和8年度から100kWを境に事業再編、予算到達まで申請受付中。
出典:OCCTO、資源エネルギー庁(2026年5月13日公表分)
実務への影響:各補助金とも予算消化ペースが速い傾向。採択を狙う案件は申請書類の早期準備を。
📜政治・制度動向制度移行
トップランナー変圧器基準の見直し
省エネ法に基づく「トップランナー変圧器第三次判断基準」が2026年度を目標年度として適用開始。油入・モールド変圧器とも対象で、旧型式「トップランナー変圧器2014」は順次出荷不可となり、新基準適合品への切替が進行中。
出典:JEMA(日本電機工業会)公式サイト
電気料金支援(再エネ賦課金を除く)
経産省は2026年6月12日、7〜9月使用分の電気・都市ガス料金支援を発表。8月使用分は電気最大4.5円/kWh・都市ガス18円/㎥の値引き特例で、全国10エリアで前月比値下げの見通し。
出典:経済産業省プレスリリース(2026年6月12日)
実務への影響:受変電設備の選定・発注時は新基準適合品への切替を確認。旧型式在庫の扱いにも注意。
🆕新技術情報NEW
ルネサスエレクトロニクス:GaNパワー半導体を強化
2025年買収のパウデック(栃木県)を吸収合併し、2026年に白物家電向けGaNデバイスの量産開始を目指す。650V耐圧の新製品はAIデータセンター電源等での採用も期待される。
出典:各種報道(2026年8月時点)
デルタ電子:HVDC電源システムを開発
AIデータセンター向けに800VDC/±400VDC対応のHVDC電源を開発中。ロームのSi/SiC MOSFETを採用し、2026年第2〜第3四半期に量産開始予定。
出典:EE Times Japan
パワーエックス:系統用蓄電システム「Mega Power 4000」を発表
2026年8月3日、20フィートコンテナ型・4.2〜4.6MWhの高容量蓄電システム2モデルを発表。2027年5月の量産開始を予定。
出典:PR TIMES(2026年8月3日発表)
実務への影響:データセンター・大規模蓄電案件では新技術の採用検討が進む見込み。仕様変更のスピードにも留意。
🚚納期遅延情報要注意
変圧器・受変電機器の長納期化
トップランナー変圧器の基準移行に伴い、再エネ向け特殊仕様トランス等を中心に長納期懸念が強まっている。海外製トランスとの組み合わせ対応も拡大中。
出典:JEMA公式サイト
JSIAによる納期情報の更新
日本配電制御システム工業会(JSIA)が「電用品等調達困難に伴う製品納期等に関するご協力・ご支援のお願い」を掲示。主要メーカーの納期情報を随時更新しており、2026年8月5日には富士電機機器制御の納期情報を更新。
出典:JSIA公式サイト(2026年8月5日更新)
背景として、データセンター増設・EV充電インフラ整備・系統用蓄電池プロジェクトの拡大による電力需要増が、受変電機器の長納期化とコスト上昇の主因とみられる。
実務への影響:受変電機器は基準移行の影響も重なり、通常より早めの発注・納期確認が必要。
🏠住宅着工・建設需要動向増加
新設住宅着工戸数(2026年6月分)
全国の新設住宅着工戸数は66,344戸、前年同月比+18.6%で3か月連続の増加。持家・貸家・分譲住宅すべてが前年を上回った。着工床面積は5,052千平方メートルで前年同月比+17.0%。
出典:国土交通省「建築着工統計調査報告」(2026年7月31日発表)
実務への影響:住宅着工の増加基調が続けば、戸建・集合住宅向け電気設備工事の需要も底堅く推移する見通し。
【出典一覧】三井住友銀行/みんかぶ/Yahoo!ファイナンス/財経新聞/日本銀行/JX金属/東京製鐵/SII/経済産業省/次世代自動車振興センター/OCCTO・資源エネルギー庁/JEMA/EE Times Japan/PR TIMES/JSIA/国土交通省(各社公式発表・報道に基づく、2026年8月13日確認の速報値)
【注意事項】本記事の数値は速報値です。株価・為替は日々変動するため、実際の取引・発注時は最新値をご確認ください。本記事は投資判断や制度適用可否、銘柄の推奨を目的とするものではありません。個別の適用可否は関係機関・専門家にご確認ください。
次回配信予定:2026年8月14日 朝7時
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次回配信予定:2026年8月14日 朝7時
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