今号まるわかりグラレコ:2026年8月25日号。コイズミ照明あかり専科の正式発注期限まで残り6日、旧価格の起算点は受注か納品かで変わる

コイズミ照明「あかり専科」の旧価格適用は8月31日までの正式発注が条件で、本日で残り6日となりました。旧価格の起算点は各社で違います。

※本記事は情報提供のみを目的としています。数値・制度は公表時点のものであり、特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。補助金の適用可否、法令適合性、個別案件の納期についての助言でもありません。

今号のポイント3点

  1. コイズミ照明「あかり専科」の改定は9月1日の受注登録分から平均約11.5%。旧価格は8月31日までの正式発注かつ10月30日納入分が条件で、残り6日です
  2. 旧価格の起算点は「受注登録分」「出荷分」「納品分」で異なります。パナソニックEWネットワークスは10月1日以降の納品分から約15〜30%。納品起点は納期の分だけ締切が前に動きます
  3. 同じ案内で生産完了も告知。あかり専科632・Lighting PRO 1126アイテムが対象で、受注期限は9月30日・10月30日、納品期限はいずれも12月25日です

今日の数字

  • ドル円(8月24日 東京17時・日本銀行):159.15円(前回公表の8月21日分158.82円から+0.33円)
  • 電気銅建値(JX金属):234万円/トン(8月21日改定。本日朝の時点で3営業日連続の据置き)
  • あかり専科の正式発注期限まで:残り6日(2026年8月31日まで/当サイト算出)
図解1:期限のカウントダウンと、旧価格の起算点の違い

今号の中身

昨日からの変化 — 電気銅建値は8月21日改定の234万円のままで3営業日連続の据置き、ドル円は日本銀行の8月24日分が公表され159.15円(ビッド側/前回公表比+0.33円の円安方向)でした。あかり専科の正式発注期限は残り7日から残り6日になりました。富士電機機器制御株式会社の納期状況は、本稿執筆時点で確認できた範囲では更新を確認できなかったため、本号でも納期ウォッチは設けていません。

1 調達:あかり専科は8月31日までの「正式発注」が条件

コイズミ照明株式会社は、住宅用・店舗施設用の照明器具と調光器等の配線器具について価格改定を公表しています。「あかり専科」掲載商品の改定は2026年9月1日の受注登録分からで、改定率は平均約11.5%です。旧価格で対応されるのは、8月31日までに正式発注し、かつ10月30日までに納入される分とされています。ここでいう正式発注は「品番・台数・納入場所が確定しているもの」と明記されており、内示や概算数量では条件を満たさない読み方になります。本日時点で期限までは残り6日の計算です。

出典:コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」(2026年8月25日閲覧)

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※「セコサポ(denkisekkei.com)」は、当サイト「HARITAの設計室」と同一の運営者による姉妹サイトです。

実務メモ|発注担当の方は今週中に、あかり専科の対象品番のうち「品番・台数・納入場所」がまだ確定していない図面行を洗い出しておきたいところです。適用条件は取引先・契約により異なりますので、必ず販売店・メーカーに個別確認してください。


2 調達:起算点が「受注」か「納品」かで、発注リミットは動く

値上げの案内文には、旧価格が適用される条件として「受注分」「出荷分」「納品分」のいずれかが書かれています。コイズミ照明は受注登録・正式発注を起点にしていますが、パナソニックEWネットワークス株式会社は、ネットワーク機器全般について、2026年10月1日以降の納品分より平均約15%〜約30%の価格改定を実施すると公表しています。納品を起点にする案内では、納期の長さの分だけ発注の締切が前に動く計算になります。同じ「10月1日から」でも、納品ベースで納期が2か月の品目なら実質の締切は7月末だった、ということが起こり得ます。

出典:パナソニックEWネットワークス株式会社「ネットワーク機器価格改定について」2026年7月15日(2026年8月25日閲覧)

実務メモ|積算担当の方は、見積書と発注書の備考欄に、参照した価格改定の起算点(受注/出荷/納品の別)と期限日を書き添えておきたいところです。旧価格がどの時点で確定するかは取引先・契約により異なりますので、個別にご確認ください。

3 調達:値上げより先に「買えなくなる」生産完了アイテム

同じコイズミ照明の案内では、価格改定とあわせて生産完了も告知されています。対象は「あかり専科」掲載商品632アイテム、「Lighting PRO」掲載商品1126アイテム(重複を含む)で、受注期限は前者が9月30日、後者が10月30日、納品期限はいずれも12月25日とされています。値上げは金額の問題として吸収できる余地がありますが、生産完了は代替品の選定と承認図のやり直しに直結するため、工程への影響はこちらのほうが大きくなりがちです。

出典:コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」(2026年8月25日閲覧)

実務メモ|設計を担当されている方は、実施設計に入る前に器具表の型番が生産完了リストに含まれていないかを確認しておきたいところです。含まれていた場合は、光束・配光・寸法が変わる前提で照度計算と天井伏図の見直し時間も工程に見込みたいところです。


4 相場:電気銅建値は据置き、ドル円は159円台へ

電気銅建値は8月21日改定の234万円/トンのままで、本日朝の時点で3営業日連続の据置きです。直前の改定は8月19日の236万円で、そこから−2万円という関係になります。ドル円は、日本銀行が公表した8月24日の東京17時値が159.15円(ビッド側)でした。照明器具のように国内流通が中心の品目では為替の影響は間接的ですが、輸入部材の比率が高い機器では改定率の背景として効いてきます。

出典:JX金属株式会社ウェブサイト「銅建値」(JX金属ウェブサイトへのリンク)/日本銀行「外国為替市況(日次)」2026年8月24日分

実務メモ|積算担当の方は今週中に、進行中の見積で銅建値スライド条項の有無と見積発行日を確認しておきたいところです。据置きが続く局面は有効期限の延長を相談しやすいタイミングでもあります。

5 今週の確定スケジュール

本日8月25日14時に内閣府の景気動向指数(令和8年6月分の速報からの改訂状況)、8月27日14時に総務省の住民基本台帳人口移動報告(7月分)、8月28日8時30分に総務省の労働力調査(7月分)と消費者物価指数(東京都区部・8月分中旬速報値)、同日同時刻に厚生労働省の一般職業紹介状況、8月31日8時50分に経済産業省の鉱工業生産・出荷・在庫指数と商業動態統計調査(いずれも7月分速報)の公表が予定されています。いずれもe-Statの公表予定一覧に掲載された確定日程です(推定日は含みません)。

出典:e-Stat「公表予定一覧」(2026年8月25日時点)

実務メモ|積算・経営企画を担当されている方は、8月28日の一般職業紹介状況と労働力調査を見て、今後数か月の外注人員の確保計画を見直しておきたいところです。

今週の確定スケジュールと、今日の1問

図解2:今週の確定スケジュールと、今日の1問。8月24日号の答えは電流減少係数

出典|コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」/パナソニックEWネットワークス株式会社「ネットワーク機器価格改定について」2026年7月15日/JX金属株式会社ウェブサイト「銅建値」(JX金属ウェブサイトへのリンク)/日本銀行「外国為替市況(日次)」2026年8月24日分/e-Stat「公表予定一覧」(内閣府・総務省・厚生労働省・経済産業省の各公表予定)

ご注意|①数値・制度はいずれも公表時点の速報値です。②相場・物価・個別企業に関する記載は事実の紹介であり、特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。③補助金の申請可否は申請者要件・設備要件により個別に判断されます。必ず最新の公募要領および所管官庁・執行団体にご確認ください。④価格改定の率・起算点・期限は各社公表時点のものであり、適用条件は取引先・契約により異なります。対象品番は各社の別紙リストをご確認ください。⑤納期・受注期限・納品期限はメーカー公表の目安であり、個別案件の納期を保証するものではありません。必ずメーカー・商社に個別確認してください。⑥電気銅建値・ドル円は当サイトが毎朝記録したもので、日本銀行・JX金属の図表を転載したものではなく、履歴の再現は行わず本日値と直前1回分の比較にとどめています。⑦記載の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。⑧画像はすべて当サイトの自作で、他社の図表・製品画像は含みません。

次回配信|2026年8月26日(水)朝7時。水曜のテーマは補助金・支援制度です。

※本記事は情報提供のみを目的としています。特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。

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HARITA
電気設備の設計に携わる技術者です。内線規程や電気設備技術基準の解釈などの一次資料をもとに、設計・施工者向けの技術解説と、専門知識のない方に向けた「住まいの電気」の解説を書いています。