電気設備の経済ニュース|2026年8月28日号 工事費デフレーターは126.4
国土交通省が8月27日に公表した月例経済で、建設工事費デフレーターの最新値が出ました。令和8年5月の建設総合は126.4、前年同月差は+6.3ポイントです。
※本記事は情報提供のみを目的としています。数値・制度は公表時点のものであり、特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。補助金の適用可否、法令適合性、個別案件の納期についての助言でもありません。
今号のポイント3点
- 国土交通省「国土交通月例経済(令和8年8月号)」(8月27日公表)によると、建設工事費デフレーターの令和8年5月分は建設総合126.4(前年同月差+6.3ポイント)、建築総合126.4(同+5.9ポイント)でした
- 同じ資料の元請受注高(令和8年6月分)は7兆7,755億円で前年同月比−0.5%。建築工事・建築設備工事は−3.7%、機械装置等工事は−8.1%でした
- コイズミ照明の価格改定で、あかり専科掲載品の改定前価格が適用される正式発注の期限は8月31日。残り3日です
今日の数字
- ドル円(8月27日 東京17時・日本銀行):159.35円(前回の8月26日分159.00円から+0.35円)
- 電気銅建値(JX金属):238万円/トン(8月25日改定。本日朝の時点で据置き。前回8月21日の234万円から+4万円)
- 建設工事費デフレーター 建設総合(令和8年5月・国土交通省):126.4(前年同月差+6.3ポイント)
今号の中身
昨日からの変化 — 電気銅建値は8月25日改定の238万円/トンのままで、据置きは4営業日目です。ドル円は8月27日の東京17時値が159.35円で、8月26日分の159.00円から0.35円の円安方向に戻りました。コイズミ照明「あかり専科」の正式発注期限は残り3日。納期は、確認できた範囲では本文で扱う品目の新しい報がなく、本号でも納期ウォッチは設けていません。
1 相場:今週の値動きは、銅が+4万円、円が0.5円ほど安い方向
金曜は今週の値動きをまとめる回です。電気銅建値は、8月25日に238万円/トンへ改定されたあと据置きが続いており、直前の改定である8月21日の234万円からは+4万円です。建値は改定のたびに水準が切り替わる階段状の指標です。ドル円は8月27日の東京17時値が159.35円。当サイトが毎朝記録している値では、8月21日分の158.82円から0.53円ほど円安方向に振れた1週間でした。建値には為替の動きが織り込まれており、両者は独立した指標ではない点にご注意ください。
出典:JX金属株式会社ウェブサイト「銅建値」(JX金属ウェブサイトへのリンク)/日本銀行「外国為替市況(日次)」2026年8月21日分・8月26日分・8月27日分。週内の比較は当サイトが毎朝記録した値をもとに算出したもので、両社の図表・履歴を転載したものではありません
実務メモ|調達を担当されている方は、来週の見積提出分から前提レートを159円台で置き直すかを今日中に判断しておきたいところです。実際の調達価格は加工費・流通コストを含み、建値とは一致しません。
2 積算:工事費デフレーターは建設総合126.4
国土交通省が8月27日に公表した「国土交通月例経済(令和8年8月号)」の建設分野の数値によると、建設工事費デフレーターの令和8年5月分は建設総合126.4(前年同月差+6.3ポイント)、建築総合126.4(同+5.9ポイント)、土木総合125.8(同+6.7ポイント)でした。前月の建設総合125.7から0.7ポイント上がっています。この指数は工事費全体の物価の動きで、電気設備工事の単価そのものではありませんが、昨年の実績単価をそのまま流用すると足りなくなる方向に効きます。
出典:国土交通省「国土交通月例経済(令和8年8月号)」2026年8月27日(建設分野の数値データ「(5)建設工事費デフレーター」)。前月比は当サイトが算出したものです
実務メモ|積算を担当されている方は、昨年実績の単価を流用している見積があれば、今週中に指数の伸びを上げ幅の目安として確認しておきたいところです。指数は個別の資材・工種の単価を示すものではありません。
3 受注:建築工事・建築設備工事は−3.7%、公共は+11.6%
同じ資料の建設工事の元請受注高(令和8年6月分)は7兆7,755億円で、前年同月比−0.5%でした。工事種類別では土木工事が2兆704億円(+12.0%)と伸びた一方、建築工事・建築設備工事は4兆8,190億円(−3.7%)、機械装置等工事は8,861億円(−8.1%)と前年を下回りました。発注者別では公共機関が2兆6,004億円(+11.6%)、民間等が5兆1,751億円(−5.7%)で、公共が伸びて民間が減る形です。電気設備工事は建築側にも機械装置側にもまたがるため、両方の前年割れは気になります。
出典:国土交通省「国土交通月例経済(令和8年8月号)」2026年8月27日(建設分野の数値データ「(1)建設工事の元請受注高」)
実務メモ|営業・見積を担当されている方は、公共側に振り向けられる体制かを来週の受注会議までに整理しておきたいところです。本統計は全国の元請受注高であり、個別企業の受注環境を示すものではありません。
4 調達:あかり専科の正式発注期限は8月31日、残り3日
コイズミ照明株式会社の「照明器具の価格改定について」によると、あかり専科掲載品の価格改定は平均約11.5%で、2026年9月1日の受注登録分から実施されます。8月31日までに正式発注(品番・台数・納入場所が確定しているもの)を行い、かつ10月30日までの納入分は改定前価格の対象です。Lighting PRO・waybee掲載品は平均約10.5%で、正式発注の期限は10月30日です。あわせてパナソニックEWネットワークス株式会社は、ネットワーク機器全般を10月1日以降の納品分から約15〜30%改定すると公表しています。
出典:コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」(2026年8月28日閲覧)/パナソニックEWネットワークス株式会社「ネットワーク機器価格改定について」2026年7月15日
▶ 必要日から発注日を押さえたい方へ:資材の発注リミット逆算ツール(セコサポ) 必要日から発注リミット日を逆算できます。無料・会員登録不要・インストール不要で、ブラウザだけで使えます。
※「セコサポ(denkisekkei.com)」は、当サイト「HARITAの設計室」と同一の運営者による姉妹サイトです。
実務メモ|設計・積算を担当されている方は、品番・台数・納入場所が確定している案件だけでも、今日中に発注できるかを商社に相談しておきたいところです。適用条件は取引先・契約により異なるため、対象品番と起算点は必ずご確認ください。
今週の確定スケジュールと、今日の1問
出典|国土交通省「国土交通月例経済(令和8年8月号)」2026年8月27日(建設分野の数値データ)/JX金属株式会社ウェブサイト「銅建値」(JX金属ウェブサイトへのリンク)/日本銀行「外国為替市況(日次)」2026年8月21日分・8月26日分・8月27日分/コイズミ照明株式会社「照明器具の価格改定について」/パナソニックEWネットワークス株式会社「ネットワーク機器価格改定について」2026年7月15日/一般社団法人環境共創イニシアチブ「令和7年度補正予算 省エネ・非化石転換補助金(設備単位型/工場・事業場型)公募情報(3次公募)」「令和8年度 ZEB実証事業/ZEB化診断・計画策定支援事業」/脱炭素ビルリノベ2026事業「公募情報」/e-Stat「公表予定一覧」(総務省・厚生労働省・財務省・経済産業省・資源エネルギー庁の各公表予定)
ご注意|①数値・制度はいずれも公表時点の速報値です。②相場・物価・個別企業に関する記載は事実の紹介であり、特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。③補助金・支援制度の申請可否は申請者要件・設備要件により個別に判断されます。必ず最新の公募要領および所管官庁・執行団体にご確認ください。当サイトは申請手続きの代行・受任を行いません。④価格改定の率・起算点・期限は各社公表時点のものであり、適用条件は取引先・契約により異なります。対象品番は各社の別紙リストをご確認ください。⑤納期・受注期限・納品期限はメーカー公表の目安であり、個別案件の納期を保証するものではありません。必ずメーカー・商社に個別確認してください。⑥電気銅建値・ドル円は当サイトが毎朝記録したもので、日本銀行・JX金属の図表を転載したものではなく、履歴の再現は行わず本日値と直前1回分の比較にとどめています。⑦記載の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。⑧画像はすべて当サイトの自作で、他社の図表・製品画像は含みません。
次回配信|2026年8月29日(土)朝7時。土曜は簡易版でお届けします。
※本記事は情報提供のみを目的としています。特定の有価証券の取得・売却を推奨するものではありません。
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