電気設備の新人が、配属から1年で何をどの順に覚えるか。10ページの図解にまとめました。設計手帳の2冊目です。

覚える順番はことば → 図面 → 建物の流れ → 数字 → 法令。正確さより先に、現場で止まらないことを取りにいきます。数字と法令は、対象の全体像が見えてからのほうが圧倒的に速く入ります。

色が時期を表します。ティール=1か月アンバー=3か月グリーン=6か月インディゴ=1年。9ページ目は教える側向けです。

全10ページ

01 / 10表紙

新人は何から覚えればいいのか

ことば流れ数字法令

配属から1年、読む順番だけを決めました。

02 / 10つまずきポイント

資料は足りている。足りないのは順番

「全部そろってるから、好きに読んでいいよ」——これで進められる新人はほとんどいません。量ではなく、どこから手をつけるかで止まります。

順番さえ決まれば、あとは進むだけ
03 / 10全体像

1年を4つに分ける

〜1か月
ことばと図面
打合せの内容が聞き取れる
〜3か月
建物の流れ
どこの話をしているか分かる
〜6か月
数字を出す
自分でサイズを決められる
〜1年
法令と積算
根拠を示して説明できる
ことば → 図面 → 流れ → 数字 → 法令 の順で入れる
04 / 10PHASE 1 ─ 配属〜1か月

まずことばから入る

05 / 10PHASE 1 ─ 到達点

技術より先に止まらないこと

「コロガシ」「スミダシ」「躯体」「通り芯」「FL+300」。この5語が分かるだけで、現場での立ち位置が変わります。質問できるようになるのが、最初の1か月のゴールです。

図面を見て、配置図か単線結線図か言えたら合格
06 / 10PHASE 2 ─ 2〜3か月

建物の電気を1本でたどる

  • 受電から末端まで|電気の流れ1枚図
  • 引込・受変電のきほん
  • 幹線分電盤・回路のきほん
  • 電灯と動力のちがい
  • コンセントの種類と読み方
  • スイッチの種類と読み方
07 / 10PHASE 3 ─ 4〜6か月

ここから数字を出す

  • 負荷容量と需要率・不等率
  • 幹線・ケーブルサイズの選び方
  • 電圧降下の計算
  • ブレーカー(遮断器)選定のきほん
  • 接地のきほんと接地線サイズ
  • 計算ツールで答え合わせをする
08 / 10PHASE 4 ─ 7〜12か月

根拠を示して説明できるように

電気の法律ぜんぶ地図 → 内線規程の引き方 → 消防・防災のさわり。そのあと、設計の流れ・作図・拾い出し・積算へ。「先輩がそう言ったから」から卒業する区間です。

1年後の到達点は、拾い出しから見積までを一度自分で通せること
09 / 10教える側へ

渡し方で定着率が変わる

1回に渡すリンクの数 3本まで
現場の何と対応するか 必ず一言
数字の回は自分の案件で やり直す
10本まとめて送ると、まず読まれない

リンクつきの完全版

各フェーズで読む記事へのリンクを全部張った版は、電気設備の新人が読む順番|配属から1年の教育ロードマップにあります。新人に渡すときはそちらが便利です。

この図解は、内容を変えずにInstagram(1投稿10枚)でも公開しています。

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📖次に読むならこれ図解|幹線サイズの決め方 全10ページ(許容電流・電圧降下・保護協調)図解マニュアル
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HARITA
電気設備の設計に携わる技術者です。内線規程や電気設備技術基準の解釈などの一次資料をもとに、設計・施工者向けの技術解説と、専門知識のない方に向けた「住まいの電気」の解説を書いています。