内線規程の解釈と解説【052】|その他電気機械器具類
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
ここでは電球とコンセントの施設ルールを解説します。電球は火災や破損の防止、コンセントは感電や脱落の防止が目的で、ボックスへの収納や取付寸法に具体的な決まりがあります。

先に結論だけ言うと
- 裸電球は可燃性物質から十分離隔し、雨線外の電球にはセード/グローブを使う(屋外用反射形電球は除く)。
- 埋込形コンセントは金属製又は難燃性絶縁物のボックスに収める。
- 壁面と前面が10mm以上食い違う場合は継わく等で調整。直接取付の壁板は厚さ3.5mm以上。
✔ 電球の施設
✔ コンセントの埋込みと省略要件
✔ 取付け寸法の注意点
ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 雨線外に取り付ける電球には、何を使いますか。
- 埋込形コンセントのボックスを省略できるのは、どんな場合ですか。
- 壁板に直接コンセントを取り付けるとき、壁板の厚さは何mm以上必要ですか。
電球の施設
- 裸電球は周囲の可燃性物質から十分に離隔し、危険のおそれがないように施設します。
- 雨線外に取り付ける電球には、雨滴による破損を防止するためセード又はグローブなどを使用します。ただし屋外用反射形電球を使用する場合はこの限りではありません。
ペン太
ハリタ- 裸電球は周囲の可燃性物質から十分に離隔し、危険のおそれがないように施設する。
- 雨線外に取り付ける電球には、雨滴による破損を防止するためセード又はグローブなどを使用する。
- 屋外用反射形電球を使用する場合は、この限りではない。
コンセントの埋込みと省略要件
- 埋込形コンセントは金属製又は難燃性絶縁物のボックスに収めて施設します。
- 充電部分を露出しないよう堅ろうな難燃性絶縁物で覆われたものは、大壁の壁板などに堅固に取り付け、かつ防護カバーを設ける場合に限りボックスの使用を省略できます(充填材が接触するおそれがない場合は防護カバーも省略可)。
- 感震遮断機能付コンセント(埋込型)は1365-10(感震遮断機能付住宅用分電盤)を参照します。
| ボックスの扱い | 条件 |
|---|---|
| 金属製又は難燃性絶縁物のボックスに収める | 原則(埋込形コンセント) |
| ボックスの使用を省略できる | 充電部分を露出しない堅ろうな難燃性絶縁物で覆われたものを、大壁の壁板などに堅固に取り付け、かつ防護カバーを設ける場合 |
| 防護カバーも省略できる | 充填材が接触するおそれがない場合 |
- 埋込形コンセントは、金属製又は難燃性絶縁物のボックスに収めて施設する。
- 充電部分を露出しない堅ろうな難燃性絶縁物で覆われたものは、大壁の壁板などに堅固に取り付け、かつ防護カバーを設ける場合に限りボックスの使用を省略できる。
- 充填材が接触するおそれがない場合は、防護カバーも省略できる。
- 感震遮断機能付コンセント(埋込型)は1365-10(感震遮断機能付住宅用分電盤)を参照する。
取付け寸法の注意点
- ボックスの埋込み位置が深く、壁の表面とボックス前面が10mm以上食い違う場合は、壁板の強度が十分な場合を除き、継わくを取り付けるなどして取付けわくやフラッシュプレートを直接壁板に押し付けないようにします。
- ボックスを省略して大壁の壁板に直接コンセントを取り付ける場合の壁板は厚さ3.5mm以上が必要です。
- 壁板の厚さが3.5mm未満の場合は、間柱や胴縁に沿って取り付けるか、補助金具で柱に支持させるなどして堅固に取り付けます。
たとえ話でイメージ
コンセントをボックスに収めるのは、コンセントに「専用の家」を用意してあげるようなもの。むき出しのままだと衝撃や熱に弱いので、丈夫な箱に収めて壁にしっかり固定することで安全に使えます。
| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 屋外の電球は防雨形なら覆いは不要 | 雨線外の電球には雨滴による破損を防止するためセード又はグローブなどを使用する。屋外用反射形電球を使用する場合は除く |
| 難燃性絶縁物のコンセントならボックスはいつでも省略できる | 大壁の壁板などに堅固に取り付け、かつ防護カバーを設ける場合に限る |
| 防護カバーは必ず必要 | 充填材が接触するおそれがない場合は省略できる |
| 壁板が薄くても直接取り付けてよい | 直接取り付ける場合の壁板は厚さ3.5mm以上。3.5mm未満なら間柱や胴縁に沿って取り付けるか、補助金具で柱に支持させる |
| ボックスが深くてもプレートで押さえればよい | 壁の表面とボックス前面が10mm以上食い違う場合は、継わくを取り付けるなどして取付けわくやフラッシュプレートを直接壁板に押し付けない(壁板の強度が十分な場合を除く) |
- 壁の表面とボックス前面が10mm以上食い違う場合は、継わくを取り付けるなどして取付けわくやフラッシュプレートを直接壁板に押し付けないようにする(壁板の強度が十分な場合を除く)。
- ボックスを省略して大壁の壁板に直接コンセントを取り付ける場合の壁板は、厚さ3.5mm以上が必要。
- 壁板の厚さが3.5mm未満の場合は、間柱や胴縁に沿って取り付けるか、補助金具で柱に支持させるなどして堅固に取り付ける。
よくある質問(FAQ)
まとめ|覆う・収める・堅固に留めるの3点
電球やコンセントの施設は、電球を可燃物から離して覆い、コンセントをボックスに収め、壁板の厚さに応じて堅固に取り付けることが基本です。
| 確認する項目 | 規程が示す内容 |
|---|---|
| 裸電球 | 周囲の可燃性物質から十分に離隔し、危険のおそれがないように施設 |
| 雨線外の電球 | 雨滴による破損を防止するためセード又はグローブなど(屋外用反射形電球を除く) |
| 埋込形コンセント | 金属製又は難燃性絶縁物のボックスに収める |
| ボックスを省略できる条件 | 充電部分を露出しない堅ろうな難燃性絶縁物で覆われ、大壁の壁板などに堅固に取り付け、かつ防護カバーを設ける場合 |
| 防護カバーを省略できる条件 | 充填材が接触するおそれがない場合 |
| 感震遮断機能付コンセント(埋込型) | 1365-10(感震遮断機能付住宅用分電盤)を参照 |
| 壁面とボックス前面の食い違い | 10mm以上の場合は継わくを取り付けるなど(壁板の強度が十分な場合を除く) |
| 壁板に直接取り付ける場合の厚さ | 3.5mm以上 |
| 壁板が3.5mm未満の場合 | 間柱や胴縁に沿って取り付けるか、補助金具で柱に支持させる |
電球で押さえること
- 可燃性物質との離隔。
- 雨線外でのセード又はグローブ。
- 屋外用反射形電球を使う場合の扱い。
コンセントで押さえること
- ボックスに収めているか。
- 省略する場合の3つの条件。
- 感震遮断機能付の場合の参照先。
取付けで押さえること
- 壁面とボックス前面の食い違い。
- 壁板の厚さ3.5mm以上。
- 薄い場合の間柱・胴縁・補助金具による支持。
コンセントの取付けは、仕上げ材の厚みが決まってから初めて成立が分かる部分です。上の表の寸法の欄は、内装の納まりが固まった段階でもう一度確認しておくと、プレートの浮きやぐらつきといった仕上がりの不具合を防げます。
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ペン太
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