内線規程の解釈と解説【031】|地中電線路
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
地中電線路は、表示・埋設深さ・暗きょ式の要件がポイントです。押さえるポイントは 「表示/埋設深さ/暗きょ式」 の3つに整理できます。

✔ ① 表示(高圧)
✔ ② 埋設深さ
✔ ③ 暗きょ式の要件
ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 高圧の地中電線路で表示する内容と間隔は。
- 直接埋設式の埋設深さは、どこで区別されますか。
- 暗きょ式で地中電線に施す措置は何ですか。
① 表示(高圧)
- 物件の名称・管理者名・電圧を表示(需要場所では名称と管理者名を除く)
- おおむね2mの間隔で表示
- 他人が立ち入らない場所や、位置が十分認知できる場合は省略可
ペン太
ハリタ- 物件の名称・管理者名・電圧を表示する(需要場所では名称と管理者名を除く)。
- おおむね2mの間隔で表示する。
- 他人が立ち入らない場所や、位置が十分認知できる場合は省略できる。
② 埋設深さ
- 直接埋設式:車両など重量物の圧力を受ける場所1.2m以上/その他0.6m以上
- 需要場所で管径200mm以下+規定の管を使う場合は0.3m以上に緩和できる
- 直接埋設式は、車両など重量物の圧力を受ける場所で1.2m以上、その他で0.6m以上。
- 需要場所で管径200mm以下かつ規定の管を使う場合は、0.3m以上に緩和できる。
③ 暗きょ式の要件
- 車両など重量物の圧力に耐える構造とする
- 防火措置を施す
- 地中電線に耐燃措置(不燃材料の被覆など)を施す

| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 表示は電圧だけでよい | 物件の名称・管理者名・電圧を表示する(需要場所では名称と管理者名を除く) |
| 表示は要所だけでよい | おおむね2mの間隔で表示する |
| 表示は必ず必要 | 他人が立ち入らない場所や、位置が十分認知できる場合は省略できる |
| 埋設深さはどこでも同じ | 車両など重量物の圧力を受ける場所と、その他の場所で数値が分かれる |
| 需要場所ならどんな管でも浅くできる | 管径200mm以下かつ規定の管を使う場合に限り緩和できる |
| 暗きょ式は構造の強さだけ考えればよい | 重量物の圧力に耐える構造に加え、防火措置と地中電線の耐燃措置が必要 |
- 車両など重量物の圧力に耐える構造とする。
- 防火措置を施す。
- 地中電線に耐燃措置(不燃材料の被覆など)を施す。
よくある質問(FAQ)
Q. 地中電線路の表示はどうするの?
A. 高圧の地中電線路では、物件の名称・管理者名・電圧を、おおむね2mの間隔で表示します(需要場所では名称と管理者名を除く)。他人が立ち入らない場所や位置が十分認知できる場合は省略できます。
Q. 地中電線路の埋設深さの目安は?
A. 直接埋設式では、車両など重量物の圧力を受ける場所で1.2m以上、その他で0.6m以上が目安です。需要場所で管径200mm以下かつ規定の管を使う場合は0.3m以上に緩和できます。
Q. 暗きょ式で注意することは?
A. 車両など重量物の圧力に耐える構造とし、防火措置を施します。地中電線には耐燃措置(不燃材料の被覆など)を施します。
まとめ|埋める前に表示・深さ・構造を確定する
地中電線路は、高圧なら表示を、直接埋設式なら通る場所に応じた深さを、暗きょ式なら構造と防火・耐燃措置を確保することが基本です。
| 進める場面 | 確認すること | 判断の目安 |
|---|---|---|
| ルートを決めるとき | 車両など重量物が通る場所か | 通るかどうかで直接埋設式の深さが変わる |
| ルートを決めるとき | 他人が立ち入る場所か | 立ち入らない場所や位置が認知できる場合は表示を省略できる |
| 方式を決めるとき | 直接埋設式か暗きょ式か | 暗きょ式は構造・防火・耐燃の要件が加わる |
| 需要場所で計画するとき | 管径と管の種類 | 管径200mm以下かつ規定の管なら深さを緩和できる |
| 掘削するとき | 所定の深さを確保できているか | 重量物の圧力を受ける場所/その他の区分による |
| 暗きょを施工するとき | 構造は圧力に耐えるか | 車両など重量物の圧力を想定する |
| 暗きょを施工するとき | 防火措置を施したか | 暗きょ側の措置 |
| 電線を敷設するとき | 耐燃措置を施したか | 不燃材料の被覆など |
| 埋め戻す前 | 高圧の表示を入れたか | 名称・管理者名・電圧を、おおむね2m間隔で |
| 引き渡すとき | 表示の内容は正しいか | 需要場所では名称と管理者名を除く |
表示で押さえること
- 表示する内容と、需要場所での違い。
- おおむね2mの間隔。
- 省略できる条件。
埋設深さで押さえること
- 重量物の圧力を受ける場所かどうか。
- その他の場所の深さ。
- 需要場所での緩和条件。
暗きょ式で押さえること
- 重量物の圧力に耐える構造。
- 防火措置。
- 地中電線の耐燃措置。
地中電線路は埋め戻してしまうと、あとから表示を入れることも深さを直すこともできません。上の表の「埋め戻す前」までの項目は、掘削が空いているうちにひととおり確認しておきたいところです。
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ペン太
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