内線規程の解釈と解説【057】|1,000V以下の放電灯
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出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
放電灯はガス放電で発光する照明の総称で、蛍光灯・水銀灯・ナトリウム灯などが該当します。ここでは管灯回路の使用電圧が1,000V以下の放電灯を屋内に施設する場合のルールを、対地電圧・がいし引き配線・接地の3点に整理します。

結論
①管灯回路1,000V以下の放電灯を屋内に施設。電路の対地電圧は150V以下(住宅以外で接触防護措置+直接接続なら300V以下も可)。1組の合計容量はスイッチ定格電流の80%以下。②がいし引き配線では電線相互6cm以下、電線と造営材2.5cm以上(湿気の多い場所4.5cm以上)、支持点間は300V超600V以下で2m以下・600V超1,000V以下で1m以下。③接地は電圧と動作電流でA種/C種/D種を使い分ける。
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1. 適用範囲・対地電圧・分岐回路
- 管灯回路の使用電圧が1,000V以下の放電灯を屋内に施設する場合に適用(屋側・屋外も準用)
- 電路の対地電圧は150V以下とする
- ただし住宅以外の場所で、放電灯に接触防護措置を施し、安定器を屋内配線と直接接続する場合は300V以下とできる
- 3605節(配線設計)に規定する分岐回路により使用する
- 1組(1個のタンブラスイッチで点滅できるもの)の合計容量は、スイッチの定格電流の80%以下とする
2. がいし引き配線(3220-2表)
- 電線相互間の距離は6cm以下とする
- 電線と造営材との距離は2.5cm以上(湿気の多い場所では4.5cm以上)とする
- 管灯回路の電圧が300Vを超え600V以下の場合、電線支持点間の距離は2m以下とする
- 管灯回路の電圧が600Vを超え1,000V以下の場合、電線支持点間の距離は1m以下とする
- 安定器は原則として照明器具内に収め、外部に施設する場合は造営材の下面又は側面に取り付ける
3. 安定器・灯具の接地
- 管灯回路が高圧で、放電灯用変圧器の定格二次短絡電流又は回路の動作電流が1Aを超える場合はA種接地工事
- 管灯回路が300Vを超える低圧で、同電流が1Aを超える場合はC種接地工事
- その他の場合はD種接地工事
- 対地電圧150V以下を乾燥した場所に施設する場合などは接地工事を省略できる
- 可搬型で移動電線を用いる場合は3心コード又は3心キャブタイヤケーブルの1心を接地用とし、接地極付コンセント・プラグで接地
たとえ話
放電灯の配線は「電線同士・壁との間にきちんと隙間をあける整列乗車」のようなもの。電圧が高いほど離隔や支持の間隔が厳しくなり、電圧が上がるほど支持点を密に(2m→1m)して、たるみや接触による事故を防ぎます。
見習いペン太
放電灯って蛍光灯のことだよね。配線で気をつけることは?
はりた
がいし引き配線では電線相互を6cm以下、電線と造営材を2.5cm以上あけるんだ。湿気の多い場所なら4.5cm以上だよ。
見習いペン太
電圧が高いと支持の間隔も変わるの?
はりた
そう。300V超600V以下なら2m以下、600V超1,000V以下なら1m以下。電圧が高いほど支持点を密にするんだ。
よくある質問(FAQ)
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