【新人講座 施工実務編③】躯体工事の仕込み ― タイムリミットはコンクリ打設日
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📚 この記事は連載「図解&会話で学ぶ 電気設備設計の基礎」の1本です。→ 全カリキュラム(目次)はこちら

こんにちは、HARITAの設計室です。施工実務編③は躯体工事の仕込み。用語編②で「コンクリの中は打つ前しか仕込めない」と学びました。今回はその“仕込み”の実際——締切(打設日)から逆算して動く仕事を見ていきます。
先輩、うちの課の先輩が「明日打設だから今日中に確認行ってくる」ってバタバタしてました。打設ってそんなに大イベントなんですか?
大イベントだよ。コンクリートは固まったら二度と中身を触れない。だから電気の仕込みはぜんぶ打設日がタイムリミット。流れを見てみよう。
ペン太配管って、コンクリートを打った後に通せばいいと思ってました…
ハリタコンクリの中は打つ前しか仕込めません。すべての工程は打設日からの逆算です。
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すべては打設日からの逆算

「合番(あいばん)」って初めて聞きました。打設中も現場にいるんですか?
そう。コンクリを流し込むとき、圧力やバイブレータ(締固めの振動機)で配管がつぶれたりズレたりすることがある。それを打設に立ち会って見張り、その場で直すのが合番。埋まる瞬間まで気を抜けないんだ。
ペン太スリーブとインサートって、同じ埋込部材じゃないんですか?
ハリタスリーブは配管が通る穴、インサートは後付け機器の取付用。梁スリーブは梁せい1/3以下です。
コンクリートに仕込む4点セット

梁スリーブだけ「構造の承認」って書いてありますね。梁の穴はそんなに特別なんですか?
梁は建物の骨だからね。穴を開けていい位置・大きさには構造上の制限(梁せいの1/3以下、端部を避ける等)があって、必ず構造設計の確認を受けた図面どおりに入れる。勝手に動かすのは絶対NG。第2部で図面を「共通言語」と言ったけど、スリーブ図はまさに構造と設備の契約書だよ。
💼 実務でこう生きる
🐣 いまさら聞けない素朴なギモン
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🔎 深掘りQ&A ― 会話だから、もっと分かる
⚠️ 新人がやりがちな注意ポイント
- 承認前のスリーブを現場に指示しない:構造確認の済んでいない位置・サイズは「仮」。先行手配は事故のもと。
- かぶり厚を忘れない:配管が鉄筋やコンクリ表面に近すぎると強度・耐久性に影響します。
- 写真を撮らずに埋めさせない:位置・固定・全景。埋まる前の記録は保険であり証拠。
ペン太打設当日、僕は何をすればいいですか?
ハリタ合番で配管の変形を見張り、埋まる前に写真記録を。それが後々の証拠になります。
まとめ ― 今日の1枚
- 躯体仕込みは承認→取付→確認→合番→打設。すべて打設日からの逆算。
- 仕込み4点:スラブ配管・梁スリーブ・床貫通枠・インサート。梁スリーブは構造承認が必須。
- 合番=打設中の見張り当番。埋まる瞬間まで配管を守る。
- あと施工は大ごと。「図面で予約→打つ前に固定→埋まる前に記録」。
次回・施工実務編④は「接地工事と地中引込の実際」——建物の外、地面の下の電気工事です。
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