仕様の設計|屋外に薄鋼電線管って使えるの?
屋外に薄鋼電線管は使えるのかという疑問に規定の記載から回答。施設場所ごとに選べる電線管の種類を整理しています。
ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 屋外の電線管は、厚鋼管でなければならないか
- 厚鋼と薄鋼を使い分けるとき、何を見て判断するか
- 薄鋼管を使ってはいけない工事や場所はどこか
屋外に薄鋼電線管って使えるの?場所で選ぶ電線管の種類とは
❓よくある疑問
電線管って、屋外は厚鋼・屋内は薄鋼って決まってるの?
実はそれ、決まっているわけではありません。
「内線規程 JEAC 8001-2022」によれば、薄鋼・厚鋼どちらも屋外で使えます。
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ハリタ
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ハリタ| 施工場所 | 使える電線管 | 選定のポイント |
|---|---|---|
| 屋内 | 薄鋼管・ねじなし電線管が一般的 | よく使われる場所 |
| 屋外 | 薄鋼・厚鋼どちらも可 | 強度・耐久性・腐食性を見て選ぶ |
| 耐圧防爆工事 | 厚鋼管が必須 | 金属管配線は、ねじ付き厚鋼電線管を使う(防爆の指針) |
| 地中埋設 | 厚鋼管や地中用の管 | 車両などの重量物の圧力に耐える管が必要(電技解釈第120条) |
- 「屋外は厚鋼、屋内は薄鋼」と決まっているわけではない
- 内線規程 JEAC 8001-2022 では、薄鋼・厚鋼どちらも屋外で使える
- 施工場所の強度・耐久性・腐食性を見て判断する
📘 正確にはこう書かれている!
-
厚鋼・薄鋼の使い分けは、施工場所や強度、耐久性によって判断
-
ただし、防爆エリアや地中埋設では、薄鋼管ではなく決められた管を使う!
-
薄鋼管は屋内で多く使われる(屋内専用という決まりではない)
※強度・腐食性で選定
| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 屋外はすべて厚鋼管でなければならない | 条件が合えば屋外でも薄鋼管を使える |
| 薄鋼管は屋内専用 | 屋内で多く使われるだけで、屋外でも使える(電技解釈第159条は管の厚さで決めている) |
| 場所さえ屋外なら薄鋼管でよい | 防爆エリアはねじ付き厚鋼電線管、地中埋設は重量物の圧力に耐える管を使う |
| どちらを使うかは施工者の裁量 | 施工場所の強度・耐久性・腐食性から選定する |
- 厚鋼・薄鋼の使い分けは、施工場所や強度、耐久性によって判断する
- 防爆エリアはねじ付き厚鋼電線管、地中埋設は重量物の圧力に耐える管を使う
- 薄鋼管は屋内で多く使われる(屋内専用という決まりではない)
電技解釈では「管の厚さ」で決めている
屋内・屋外で管の種類を分ける代わりに、電気設備技術基準の解釈 第159条(金属管工事)は、管の厚さを施設する場所で決めています。
| 施設する場所 | 管の厚さ |
|---|---|
| コンクリートに埋め込むもの | 1.2mm以上 |
| 上記以外(屋外を含む) | 1mm以上 |
| 継手のない長さ4m以下の管を、乾燥した展開した場所に施設する場合 | 0.5mm以上 |
このほか、湿気の多い場所や水気のある場所に施設するときは、防湿装置を施します。屋外で薄鋼電線管を使うときも、この条件を満たせば使えます。
一方で、防爆エリアの金属管配線は、防爆の指針でねじ付き厚鋼電線管を使うことになっています。地中埋設は、地中電線路の規定(電技解釈第120条)で、車両などの重量物の圧力に耐える管が求められます。こうした場所は、電技解釈第159条とは別の決まりで確かめます。
よくある質問(FAQ)
Q. 屋外に薄鋼電線管は使えますか?
A. 使えます。内線規程 JEAC8001-2022 では薄鋼・厚鋼どちらも屋外使用が認められており、施工場所の強度・耐久性・腐食性を見て選定します。
Q. 薄鋼管が使えない場所はありますか?
A. 防爆エリアの金属管配線は、ねじ付き厚鋼電線管を使います。地中埋設は、車両などの重量物の圧力に耐える管が求められるため(電技解釈第120条)、厚鋼電線管や地中用の管を選びます。
Q. 屋外はすべて厚鋼管にしなければいけませんか?
A. いいえ。屋外でも条件が合えば薄鋼管を使用できます。一律ではなく、場所に応じて選定するのが正解です。
Q. 薄鋼管は主にどこで使われますか?
A. 屋内で多く使われます。屋外でも使え、湿気や水気のある場所では防湿装置を施します。
✅ まとめ
| 内容 | ポイント |
|---|---|
| 屋外で薄鋼電線管は使える? | 使用可。ただし施工条件に注意 |
| 厚鋼電線管の方が安全? | 耐久性が必要な場所では厚鋼を選定 |
| 規程で決まってるの? | 内線規程 JEAC8001 に基づいて柔軟に選定可能 |
| 施工場所に応じた選定が大事! | 「強度」「腐食性」「防爆」などが判断基準 |
ペン太
ハリタ電線管は「屋内か屋外か」で決まるのではなく、「その場所に求められる強度・耐久性・腐食性」で決まります。そのうえで、防爆エリアと地中埋設は別の決まりで使う管が指定される、という例外を押さえておけば判断できます。
| 確認する順番 | 見るところ | 判断 |
|---|---|---|
| Step1 | 耐圧防爆工事か | 該当すれば、ねじ付き厚鋼電線管(防爆の指針) |
| Step2 | 地中埋設か | 該当すれば、重量物の圧力に耐える管(厚鋼電線管や地中用の管) |
| Step3 | 求められる強度 | 外力を受ける場所なら厚鋼管を検討 |
| Step4 | 腐食性の環境か | 塩害や薬品環境なら耐久性を優先 |
| Step5 | 上記に当てはまらない屋外 | 薄鋼管も選択肢に入る |
「屋外だから厚鋼」と機械的に決めてしまうと、必要以上のコストや施工手間がかかることがあります。逆に条件を確認せずに薄鋼管を選ぶと、防爆や埋設で手戻りになります。場所の条件を先に洗い出しておくのが確実です。
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