垂直(縦)の支持間隔は何m?金属管・VE管・ケーブル・ラック・ダクトを1枚で比べる
EPSで幹線を立ち上げるとき、壁に沿って配管を縦に通すとき、「縦なら何mおきに支えればいいのか」で手が止まることがあります。水平の数字はよく見かけても、縦の数字は表のすみに散らばっていて探しにくいものです。この記事では、縦に通すときの支持間隔だけを1枚にまとめました。
結論
縦でも、金属管は2m、VE管は1.5mで水平と同じです。ケーブルと金属ダクトだけは、人が触れない・入れない場所で縦に付けるとき6mまで緩められます。ケーブルラックは垂直3mです。
- 金属管 2m/VE管 1.5m(縦でも同じ)
- ケーブル 2m → 接触防護措置を施した場所の縦は6m
- 金属ダクト 3m → 取扱者以外が入れない場所の縦は6m
- ケーブルラック 垂直3m。ラック上のケーブルは各段で固定
縦の支持間隔 早見表
| 材種 | 縦の支持間隔 | 根拠・メモ |
|---|---|---|
| 金属管(G・C・E) | 2m以下 | 水平と同じ。数値は主に内線規程・仕様書 |
| 合成樹脂管(VE) | 1.5m以下 | 水平と同じ(電技解釈 第158条) |
| ケーブル(造営材に沿う) | 2m以下/条件つきで6m以下 | 接触防護措置を施した場所で垂直に付けるとき6m(第164条) |
| ケーブルラック | 3m以下 | 水平は鋼製2m・アルミ等1.5m。配線室で各階支持とし6mとする例も |
| 金属ダクト・バスダクト | 3m以下/条件つきで6m以下 | 取扱者以外が出入りできない場所で垂直に付けるとき6m(第162条など) |
管とラックは、縦にしても数字が変わりません(ラックは水平と垂直で別の数字)。縦で数字が大きく変わるのは、ケーブルと金属ダクトの2つだけです。
- 金属管2m・VE管1.5mは縦でも同じ
- ケーブルと金属ダクトだけ、条件つきで6m
- ケーブルラックの垂直は3m
6mまで緩められるのはどんな場所?
6mが使えるのは、人がケーブルやダクトに触れない場所で、しかも垂直に付けるときだけです。ケーブルは「接触防護措置を施した場所」、金属ダクトは「取扱者以外の者が出入りできないように措置した場所」と書かれています。鍵のかかるEPSや電気室の中が代表例です。
- 6mは、人が触れない・入れない場所の垂直部だけ
- 代表例は、鍵のかかるEPSや電気室
- 人が触れる場所の縦は、ケーブル2m・ダクト3m
縦で忘れやすい支持 ― 曲がりの起点と、ラック上の固定
支持間隔の数字を守っていても、支える場所が抜けていることがあります。縦で特に忘れやすいのは、水平から垂直へ曲がる部分と、縦のラックに載せたケーブルの固定です。
ケーブルラックの上では、ケーブルの重さはラックが受けます。水平部はばらけないように要所を結束すれば足りますが、縦ではケーブルが自重で下がるので、各段でしっかり固定します。固定の間隔は、物件の仕様書やラックメーカーの基準で確かめます。
材種ごとの詳しい説明は、金属管・合成樹脂管・ケーブル・ケーブルラック・ダクト類の各回で扱っています。
- 水平から垂直へ曲がる部分の前後を支える
- ボックスや管端の近くも支える
- 縦のラックの上のケーブルは、各段で固定する
まとめ|結論
結論
縦でも、金属管は2m・VE管は1.5mで水平と同じです。ケーブルと金属ダクトだけは、人が触れない・入れない場所で縦に付けるとき6mまで緩められます。ケーブルラックの垂直は3mです。
迷ったら、この順で確かめます。
- 材種を確かめる(管・ケーブル・ラック・ダクト)
- 早見表で縦の支持間隔を読む
- ケーブル・ダクトなら、人が触れない・入れない場所かを確かめる(6mの条件)
- 曲がりの前後・ボックスの近く・ラック上の各段の固定を図面に入れる
よくある質問
金属管を縦に通すときの支持間隔は?
2m以下です。水平と同じで、立ち上がりの起点やボックスの近くも支えます。
VE管を縦に通すときの支持間隔は?
1.5m以下です(電技解釈 第158条)。水平と同じで、管端やボックスとの接続点の近くも支えます。
ケーブルを縦に通すときは何mごとに支えますか?
造営材に沿って付けるときは2m以下です。接触防護措置を施した場所で垂直に付けるときは6m以下まで緩められます(電技解釈 第164条)。
ケーブルラックの垂直の支持間隔は?
3m以下が目安です。電気室やEPSなどの配線室では、各階で支持して6m以下とする例もあります。物件の仕様書を確かめます。
金属ダクトを縦に付けるときは?
3m以下が基本で、取扱者以外の者が出入りできないように措置した場所で垂直に付けるときは6m以下にできます。
あわせて読みたい


