内線規程の解釈と解説【108】|電線異常温度
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
電線異常温度検知装置は、電線の異常な温度上昇をいち早く検知して警報を出し、火災や事故を未然に防ぐための安全装置です。本記事では内線規程にもとづく設置・接地の要点を、図解とFAQで整理します。

結論
- 検知線が電線に接触して異常温度を検知するタイプが対象
- 装置の電路は低圧、検知線に供給する場合は使用電圧30V以下
- 継電器は交流300V以下で動作するもの(または同等の保護装置)
- 接地は高圧側A種、端子箱・警報装置D種
ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 検知線に電気を供給する場合、使用電圧は何V以下か
- 検知線はどの規格に適合した製品を使うか
- 高圧・特別高圧の電線に設ける検知線等の接地は、どの種別か
適用対象と使用電圧
- 適用は検知線が電線と接触して異常温度を検知するタイプ
- 装置に電気を供給する電路の電圧は低圧に限定
- 検知線に電気を供給する場合は使用電圧30V以下
- 継電器は交流300V以下で動作するもの、または同等の保護装置を設置
ペン太
ハリタ| 対象 | 電圧の条件 |
|---|---|
| 装置に電気を供給する電路 | 低圧に限定される |
| 検知線に電気を供給する場合 | 使用電圧30V以下 |
| 継電器 | 交流300V以下で動作するもの、または同等の保護装置 |
- 適用は、検知線が電線と接触して異常温度を検知するタイプ
- 装置に電気を供給する電路の電圧は低圧に限定される
- 検知線に電気を供給する場合は、使用電圧30V以下
- 継電器は交流300V以下で動作するもの、または同等の保護装置を設置する
検知線の規格と仕様
- 検知線はJIS 3586-4に適合する製品を使用する
- 高圧・特別高圧の電線に用いる場合は細かな安全基準に従う
- 検知線はJIS 3586-4に適合する製品を使用する
- 高圧・特別高圧の電線に用いる場合は、細かな安全基準に従う
接地工事の区分
- 高圧・特別高圧の電線に設置する検知線・電線・継電器等にはA種接地工事
- 検知線が接続される端子箱や警報装置の金属部分にはD種接地工事を施す
たとえ話でイメージ
検知線は、配電盤に張りめぐらせた「火災報知の温度センサー」のようなものです。熱くなりすぎる前に気づいてベル(警報)を鳴らし、被害が大きくなる前に対処できるようにする、という役割です。

| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 検知線はどんな製品でもよい | JIS 3586-4に適合する製品を使用する |
| 検知線への供給も一般の低圧回路と同じでよい | 使用電圧30V以下とする |
| 接地はすべてD種でそろえてよい | 高圧・特別高圧に設ける検知線等はA種、端子箱や警報装置はD種 |
| 継電器の動作電圧は問われない | 交流300V以下で動作するもの、または同等の保護装置とする |
- 高圧・特別高圧の電線に設置する検知線・電線・継電器等にはA種接地工事
- 検知線が接続される端子箱や警報装置の金属部分にはD種接地工事を施す
よくある質問(FAQ)
まとめ|30V以下で拾い、種別を分けて接地する
電線異常温度検知装置は「検知線は30V以下の弱い電圧で拾う」「接地は設置先の電圧区分で種別を分ける」の2点が要点です。検知線そのものはJIS 3586-4適合品を選びます。
| 確認する順番 | 見るところ | 基準 |
|---|---|---|
| Step1 | 装置の型式 | 検知線が電線と接触して異常温度を検知するタイプか |
| Step2 | 供給電路の電圧 | 低圧に限定されているか |
| Step3 | 検知線への供給電圧 | 30V以下か |
| Step4 | 継電器 | 交流300V以下で動作するもの、または同等の保護装置か |
| Step5 | 接地 | 高圧・特別高圧側はA種、端子箱・警報装置はD種 |
接地種別を取り違えると、点検時に指摘を受けやすい箇所です。検知線が高圧側に付くのか、端子箱側なのかで分かれるので、施工前に系統図へ書き込んでおくと確実です。
📘 この記事の根拠規程|解説の原文は内線規程(JEAC8001-2022)に掲載されています。実務で使う方は手元に1冊どうぞ → 電気設備の必携書籍おすすめ4選【2026年版】
ペン太
ハリタ📎 関連するおすすめアイテム
内線規程の実務では、規程集や技術資料を手元に置いておくと確認がぐっと早くなります。
30秒アンケートこの記事は役に立ちましたか?
タップするだけで完了します。あなたの声でこのサイトは育ちます。
ご回答ありがとうございます!
よければ、あと3つだけ教えてください(任意・答えなくてもOK)
ありがとうございました。いただいた声は記事の改善に使わせていただきます。



