内線規程の解釈と解説【008】|電路の絶縁
出典:内線規程(JEAC8001-2022)より
絶縁とは、電気回路と大地や他の電路との間を隔てて、電気を漏らさないようにすること。すべての電気設備の基本ルールです。押さえるポイントは 「絶縁とは/絶縁抵抗の基準」 の2つです。
ペン太
ハリタ✔ ① 絶縁とは(原則と例外)
✔ ② 絶縁抵抗の基準(数値で確認)
ペン太
ハリタこの記事で押さえる3つのこと
- 電路は原則として大地から絶縁する。例外は、接地点や電気炉・電解槽など
- 300Vを超える回路の絶縁抵抗は、0.4MΩ以上が必要
- 絶縁抵抗は、絶縁抵抗計(メガー)で測る
① 絶縁とは(原則と例外)
- 絶縁=電気回路と大地や他の電路との間を隔てて、電気が漏れないようにすること
- 原則:電気回路は 大地から絶縁して設置する(感電・漏電火災・設備トラブルを防ぐ)
- 例外:保安上必要な接地工事の接地点や、電気炉・電解槽など絶縁が技術上困難なものは、絶縁を省く取り扱いがある
ペン太
ハリタ- 絶縁=電気回路と大地や他の電路の間を隔てて、電気を漏らさないようにすること
- 原則は電気回路を大地から絶縁して設置する
- 例外は、保安上必要な接地工事の接地点と、電気炉・電解槽など絶縁が技術上困難なもの
② 絶縁抵抗の基準(数値で確認)
- 300V以下・対地電圧150V以下:0.1MΩ以上
- 300V以下・対地電圧150V超:0.2MΩ以上
- 300V超:0.4MΩ以上
- 測定は絶縁抵抗計(メガー)。値が大きいほど漏れにくく、基準を下回ったら劣化・漏電を疑って点検する
| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| 絶縁電線を使っていれば確認は不要 | 絶縁抵抗を測定し、数値で検証する |
| 絶縁抵抗の基準はどの回路も同じ | 使用電圧と対地電圧の区分で0.1/0.2/0.4MΩに分かれる |
| 300V以下ならすべて0.1MΩでよい | 対地電圧150Vを超えるなら0.2MΩ以上 |
| 絶縁に例外はない | 保安上必要な接地点や、電気炉・電解槽など絶縁が技術上困難なものは、絶縁を省く取り扱いがある |
- 300V以下・対地電圧150V以下は0.1MΩ以上
- 300V以下・対地電圧150V超は0.2MΩ以上
- 300V超は0.4MΩ以上
- 測定は絶縁抵抗計(メガー)。基準を下回ったら劣化・漏電を疑って点検する
よくある質問(FAQ)
Q. 絶縁抵抗はどれくらいあればいいの?
A. 電技省令58条では、使用電圧300V以下で対地電圧150V以下なら0.1MΩ以上、300V以下で対地電圧150V超なら0.2MΩ以上、300V超なら0.4MΩ以上が基準です。値が大きいほど電気が漏れにくい良好な状態です。
Q. 絶縁抵抗はどうやって測るの?
A. 絶縁抵抗計(メガー)を使って、電路と大地の間などの抵抗を測定します。表示が基準値以上であれば絶縁が保たれていると判断でき、低い場合は劣化や漏電の疑いがあります。
Q. 絶縁しなくてよい例外もあるの?
A. はい。保安上必要な接地工事の接地点や、電気炉・電解槽など絶縁が技術上困難なものは、絶縁を省く取り扱いがあります。あくまで安全が確保される場合に限られます。
まとめ
電路の絶縁は、原則と例外を押さえたうえで、絶縁抵抗の数値で確認するものです。
| 迷いやすい場面 | どう判断する |
|---|---|
| 使用電圧100V(対地電圧100V)の回路 | 300V以下・対地150V以下なので0.1MΩ以上 |
| 使用電圧200Vで対地電圧が150Vを超える回路 | 300V以下・対地150V超なので0.2MΩ以上 |
| 使用電圧400Vの回路 | 300V超なので0.4MΩ以上 |
| 測定値が基準を下回った | 劣化・漏電を疑って点検する |
| 接地工事の接地点、電気炉・電解槽 | 絶縁を省く取り扱いがある |
原則と例外
- 原則は電気回路を大地から絶縁して設置する
- 感電・漏電火災・設備トラブルを防ぐための基本ルール
- 例外は、保安上必要な接地工事の接地点と、電気炉・電解槽など絶縁が技術上困難なもの
数値で確認すること
- 基準は0.1/0.2/0.4MΩ以上(使用電圧と対地電圧の区分で決まる)
- 電圧が高いほど高い値が必要
- 測定は絶縁抵抗計(メガー)。値が大きいほど漏れにくい
設計でも点検でも、まず区分を確かめてから測定値と見比べてください。
ペン太
ハリタ📎 関連するおすすめアイテム
内線規程の実務では、規程集や技術資料を手元に置いておくと確認がぐっと早くなります。




