幹線設備の設計|簡略計算式(直流式)の根拠と計算方法について詳しく解説
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幹線は3つの公式で求められる
- 1相3線式、3相4線式の場合
- 直流2線式、1相2線式の場合
- 3相3線式の場合

ペン太
ハリタこの3つ、すぐ答えられますか
- 簡略計算式(直流式)の係数kは、配電方式ごとにいくつですか
- kを求めるときに前提となる3つの条件は何ですか
- なぜ3相3線式だけ√3倍になるのですか
「簡易計算式」の数値の根拠ってなに?
「簡易計算式」にて使用される「k」の値の根拠はご存知でしょうか
ケーブルの電圧降下計算において簡略計算式(直流式)の計算式は下記になります。
| 直流2線、1相2線 | 35.6 |
| 3相3線 | 30.8 |
| 1相3線、3相4線 | 17.8 |
ペン太
ハリタ- 簡略計算式(直流式)は e=kL×I/(1000×A) で表される
- kの値は「直流2線・1相2線=35.6」「3相3線=30.8」「1相3線・3相4線=17.8」
「簡易計算式」の「k」の求め方
- 抵抗率:1/58(Ω㎟/m)
- 導電率:97%
- 銅線の温度:20°C
| 取り違えやすいところ | 正しくは |
|---|---|
| kの値は配電方式ごとに丸暗記するしかない | 抵抗率と導電率から導ける値で、17.8を基準に倍率で整理できる |
| どの配電方式でも電線1本分で考える | 直流2線式・1相2線式は電線2本分となるため2倍する |
| 3相3線式は3倍になる | 単相回路の√3倍となるため30.8になる |
| 導電率はどの電線でも同じ | 硬銅線97%、硬アルミ線61%など、電線の種類により異なる |
| 抵抗率は電線の太さで決まる | 抵抗率は電線の材質で決まり、太さは断面積Aとして式に入る |
- kを定める条件は、抵抗率1/58(Ω㎟/m)、導電率97%、銅線の温度20℃の3点
- 導電率は硬銅線97%、硬アルミ線61%、耐熱アルミ合金線(送電用)60%が標準
配電方式ごとの算出
| 配線方式 | 係数 | 17.8の |
| 1相3線、3相4線 | 17.8 | ー |
| 3相3線 | 30.8 | √3倍 |
| 直流2線、1相2線 | 35.6 | 2倍 |
- 1相3線式・3相4線式は電線1本分で、1/58×100/97≒0.0178(k=17.8)
- 直流2線式・1相2線式は電線2本分で2倍となり、k=35.6
- 3相3線式は単相回路の√3倍となり、k=30.8
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よくある質問(FAQ)
Q. 簡略計算式(直流式)の式は?
A. 電圧降下 e = k × L × I ÷ (1000 × A) です。Lはこう長[m]、Iは電流[A]、Aは断面積[mm²]、kは配電方式で決まる係数です。
Q. kはどうやって求めますか?
A. 抵抗率1/58(Ω・mm²/m)、導電率97%(100/97)、銅線温度20℃を条件に算出します。1/58×100/97=約0.0178(×1000で17.8)が基準で、2線式は×2、三相3線式は×√3した値になります。
Q. 導電率の標準値は?
A. 硬銅線97%、硬アルミ線61%、耐熱アルミ合金線(送電用)60%が標準です。抵抗率は導電率の逆数で、電線の材質により異なります。
ペン太
ハリタまとめ
係数kは抵抗率1/58と導電率97%から求めた17.8が基準で、電線2本分なら2倍の35.6、3相3線式なら√3倍の30.8になります。
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| e | 電圧降下 | V |
| k | 配電方式で決まる係数 | ー |
| L | こう長(電線の長さ) | m |
| I | 電流 | A |
| A | 電線の断面積 | ㎟ |
kを導くときの前提
- 抵抗率:1/58(Ω㎟/m)
- 導電率:97%
- 銅線の温度:20℃
以下に、係数の条件と配電方式ごとの算出をあらためて整理します。
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