この記事は、連載「引込・受電設備の設計マニュアル」第3回 引込方式とルート の補足解説です。計画全体の流れは 設計・施工マニュアル(目次) からご覧いただけます。
 

ケーブルラック、実は使えないんです

 
今回の疑問

 

高圧ケーブルの敷設方法について知りたい!

 
結論

高圧ケーブルの敷設方法は電気設備技術基準とその解釈に記載されています

出典:(電気設備技術基準の解釈114条)より

本記事のおすすめの方

  • 高圧ケーブルの敷設方法について知りたい方
  • 屋上の敷設方法について知りたい方
  • 屋外の敷設方法について知りたい方など
ペン太ペン太
高圧ケーブルの敷設方法って、屋内ならどれでも自由に選べるんですよね?
ハリタハリタ
乾燥した露出部なら5種類使えますが、場所ごとに制限が変わります。根拠は電気設備技術基準の解釈114条ですよ。

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屋内(乾燥した露出)|高圧ケーブルの敷設方法

あにまるさん
あにまるさん
屋内の乾燥した場所であれば特に制限ないんだな
はりた
はりた
ケーブルラックの場合人が触れる恐れのある場所はカバー付を採用しよう!

屋内(隠ぺいした部分)|高圧ケーブルの敷設方法

屋内の隠ぺい部分の施設方法

施設方法 施設の可否
ケーブルラック 施設可能
配管 施設可能
ケーブル 施設可能
トラフ 施設可能
がいし引き 施設不可
ペン太ペン太
えっ、屋上ではケーブルラックが使えないんですか⁉ 定番だと思っていました。
ハリタハリタ
屋上で使えるのは配管とトラフの2種類だけです。ケーブルもラックもがいし引きも不可で、標準は配管採用ですよ。

屋上|高圧ケーブルの敷設方法

屋上の施設方法

施設方法 施設の可否
ケーブルラック 施設不可
配管 施設可能
ケーブル 施設不可
トラフ 施設可能
がいし引き 施設不可
あにまるさん
あにまるさん
屋上ってケーブルラックの施設不可なのか?
はりた
はりた
電気設備の技術基準上は施設不可なんだよね…(実際に敷設しているとこはよく見かけるけど)
あにまるさん
あにまるさん
それじゃあ標準的に配管を検討するようにするぞ!

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よくある質問(FAQ)

Q. 高圧ケーブルの敷設方法は何で定められていますか?
A. 電気設備技術基準の解釈114条に記載されています。施設場所(屋内の露出・隠ぺい部分・屋上)ごとに、施設できる方法が定められています。

Q. 屋上でケーブルラックは使えますか?
A. 技術基準の解釈上は施設不可です。屋上では配管とトラフが施設可能で、ケーブル・ケーブルラック・がいし引きは施設不可となるため、標準的には配管を検討します。

Q. 屋内の隠ぺい部分でがいし引きは使えますか?
A. がいし引きは施設不可です。隠ぺい部分ではケーブルラック・配管・ケーブル・トラフが施設可能です。

Q. 屋内(乾燥した露出)の制限はありますか?
A. ケーブルラック・配管・ケーブル・トラフ・がいし引きのいずれも施設可能です。ただしケーブルラックで人が触れる恐れのある場所はカバー付を採用します。

ペン太ペン太
場所ごとの可否、覚えきれる気がしません。どう整理すれば?
ハリタハリタ
露出・隠ぺい・屋上の3区分で整理しましょう。隠ぺい部はがいし引きのみ不可、と差分で覚えると楽ですよ。

まとめ

高圧ケーブルの敷設方法と選定基準について

電気設備技術基準の解釈114条より

  • 屋内(乾燥した部分)
施設方法 施設の可否
ケーブルラック 施設可能
配管 施設可能
ケーブル 施設可能
トラフ 施設可能
がいし引き 施設可能
  • 屋内(隠ぺい部分)
施設方法 施設の可否
ケーブルラック 施設可能
配管 施設可能
ケーブル 施設可能
トラフ 施設可能
がいし引き 施設不可
  • 屋上の場合
施設方法 施設の可否
ケーブルラック 施設不可
配管 施設可能
ケーブル 施設不可
トラフ 施設可能
がいし引き 施設不可
   
📘 体系的に学びたい方へ
このテーマは、連載「高圧受変電設備の設計マニュアル(全14回+資料編)」で、単線結線図の読み方・書き方とあわせて基礎から解説しています。
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